4年越しの… Part❷

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2014年ブラジルW杯。
日本代表は初戦のコートジボワール戦前半15分、ゴール前左サイドからのスローインを受けた香川がワンタッチで長友へ折り返し、低いボールをペナルティエリア内で受けた本田がワントラップから振り抜いた左足により豪快な先制ゴールを上げた。
その前回大会のアフリカ大会の予選突破を彷彿させる、何かやってくれる感というものは、それまでの代表の試合を観ていても全く点が入る気がしないソレではなく、観ている側にも希望が持てた。

コートジボワールはエースのドログバをスタメンから外した布陣で試合に臨んだが、リードを許したまま迎えた後半17分、遂にセレイに替わって途中交代で起用されたドログバの登場を迎える。
ここから一気にスタジアム全体の空気が変わったことをテレビ越しにも感じた。
ピッチ上の選手達はこのシーンをどの様に振り返るだろうか。
更にそこからものの3分。19分、21分と立て続けに失点を喫し逆転負けの黒星で初戦を終えた。

プロジェクトから離れるメンバーを盛大に送り出そうと、スポーツバーでW杯中継を横目に皆で飲んでいた。
サッカーに興味がある者ない者が混ざる中でそれとなく盛り上がるのは優勝国を予想して、当てた者を皆で後日また持て成そうという結局また飲むのかと言う単純なゲームだ。
大概何も知らないヒトが日本に賭け、サッカー好きは自分が何故その国の優勝が固いかを熱弁し始める。

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