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#9 ワンオペパタニティライフ -シングルマザー宅-

確かに。
実家が近ければ親のサポートありきで悠々自適な生活が送れる。
地元を離れたシングルマザー達はママ友達と励まし助け合いながら日々の生活を奮闘しているという。

記事中の”周りの友達には「私も預かるから、預けていい?」ってお願いしていたんだけど、みんな私には預けてくれなかった。心配なのかな(笑)。”に切なさを覚えながらも、当然僕にそのようなママ友はいないし、同じ甘えるならちょっぴりエロいコトをしたい。


就職したばかりの頃、帰省時には後輩のシングルマザーの家へよく転がり込んでいた。

「子供寝た?」
「もう少しで寝そう~」
「行って良い?絶対何もしないよ?」
「タバコ買ってきて欲しい~」
「銘柄は?」
「セブンスター」
「おっさんか」
「お願い!(笑)」
「二箱くらいあれば良い?」
「ありがと~!」
まいっか。めっちゃおっぱい吸おっと。

玄関先でインターホンを鳴らすと、ドタドタと子供がダッシュしてこちらへ向かう足音が物々しく響いた。
「ごめん、まだ寝なかった…(笑)」
「トイレはここ~!」
人見知りを全くしない様子の4歳の男の子と遊びながら、人の出入りが多い家なのだろうと思った。
タバコを差し出すと申し訳なさそうにそれを受け取りながら言う。
「ごめん、今月あと200円しかなくてピンチなの!助かる~」
「え、明日何食うの?」
「実家帰る!」
「ってか200円ってピンチどころじゃねーじゃん、駄菓子屋の小遣いか」
何だその切り札的な飛び道具はと内心思いながらも、やはり親に泣きつけると色々事情は違うのだと思った。
寧ろ子供と2人で暮らす意味の方が無さそうに思えるが、実家に住まれると僕はこうやっておっぱいを吸いに来ることは出来なくなるし、こうしておいて欲しい。

子供が寝息を立てる横で形の良いおっぱいを口の周りがヒリヒリするくらい舐めまわしたが、暫く股間の痒みが続いたので改めてヒトの出入りが多い家なのだろうと思った。

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