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【Part4】東名をぶっ飛ばしながら過去のエロ常時を共に回想したことをきっかけに同級生女子宅へ通うようになったアラサーの話

「それで、本当に今日来るの?」
「久しぶりに行こっかな!」
「何時くらいになる?今からお風呂入ろうとしてたんだけど」
「30分後くらいには。ってか一緒に入ろうよ」
「もう服脱ぎ掛けてるんだけど」
「そうなの?テレビ電話しよっか?(笑)」
「嫌だよ(笑)」
「じゃぁ分かった、鍵だけ開けといて!(笑)」
「嫌だよ、落ち着かないし誰か入って来たらどうするの!」
「オレしか入んないから大丈夫だよ」
「そういう問題かなぁ、女性の一人暮らしなんだけど」
「忍びこんで風呂に乱入する設定でしよ!」
「バカでしょ(笑)」
「いくらでも言ってくれちゃっていいよ。こういうのって気の知れた者同士じゃないとお願い出来ないじゃん?」
「嫌なんですけど(笑)」
「そういうことなので絶対鍵開けといてね!」
そういうと一方的にメッセージのやり取りをぶった切った。

自宅に着くと玄関に荷物を放り、車の鍵だけを手に取り折り返すように車に乗り込んでエンジンを掛けた。
夜間だと青白いキセノンライトの線光が外側からグルリと回りながら正面を照らしつけるのが見て取れ気持ちが昂る。
そしてこれからはじめ企画的イレギュラーなプレイが待っているかと思うと変なゾクゾク感さえも駆り立てられてくるようだ。

綱島街道を横浜方面に向けて軽快に車を走らせ、大豆戸の交差点を新横浜駅に右折する。環状2号線を横浜アリーナや新横浜駅前の信号に掛からず通過したのち反町駅方面に抜ける道へと降りると一気に交通量も少なくなる。
ハルナの自宅マンションの少し手前、車の出入りがなさそうないつもの場所に車を付ける。付近にはコインパーキングがちらほら目につくはものの、ひっそりと路上駐車された車がいつ来ても疎らながらポツポツと見えるのでさり気なくそれに倣う。
ハルナの住むマンションの建屋はワンフロア一部屋と全体としてはこじんまりとした佇まいながらもその反面、中の部屋自体はゆったりした設計となっており十畳を優に越えたビッグワンルームといった具合いに非常にゆったりとした造りとなっていた。この部屋の広さに合わせてテレビを買ってしまうと次の引っ越し先を探す際には困りそうにも思えた。

エレベーターに乗り込み3階のハルナのフロアへと上がり、エレベーターホール兼部屋の入口手前の踊り場のような開けたスペースに出る。
車を停めた通り側は非常階段への通路となっており、辺りも見渡せる構図なのだが、この時間では灯りが無ければ外側からは視覚となり、最上階の住人がエレベーターや階段で行き来するでもなければヒトに遭遇刷ることはない。
極力音を立てずに風呂場まで侵入しようと試みた僕は、そっとドアの取っ手を掴んで手前に引いた。が、案の定しっかりと施錠されたドアが大きく立ちはだかった。

やっぱりそうかとガッカリしながらインターホンを鳴らす。この微妙な間に堪りかねジワジワと股間が熱くなってくるのが分かる。
入口の扉が開くと、ハルナが濡れた髪と裸体をそれぞれタオルで包んだ状態でそこへ立っていた。床を濡らさぬようサッと支度をして出迎えてくれた様子が窺えたが、手を引いてドアの外に連れ出しカラダを包んだタオルを剥ぎ取った。

「鍵開けといてって言ったじゃん!(笑)」
「ごめん、でも流石に恐いから無理だって!来たら気付けるようにドア開けたままお風呂入ってたんだから許して…」
「このままここでする?」
「家の前は嫌!言うコト聞くから取りあえずカラダ最後まで流させて」
強引にカラダを引き寄せてピンと張った片方の乳首を強めに吸い、一旦は気を収めながらハルナの後をついて部屋の中へ入る。

「カラダもう一回流して髪乾かしたらすぐ行くから待ってて!」
そう言われながら居ても立っても居られず、一気にスッポンポン状態で風呂場へ乱入した。
ボディソープの泡に包まれていたハルナの裸体に擦り付けるようにカラダを寄せると、後ろからスルリとアレがアレへと潜り込むように入っていった。カラダの一部がウナギにでもなったような気がした。
そのまま果てても良かったはものの、濡れた髪を振り乱されては水しぶきとともに顔にバチバチと当たり、とても最後までじっくりとイケないと先に風呂場を後にしてベッドの上で大の字のまま待った。
「髪を乾かしたらすぐ行く」と言ってくれていたのだからそれで良いと思った。

ベッドの下では白く少し尾の長い猫が全裸の僕を見上げていた。
共通の知人となる前の彼と暮らしていた頃から飼われている猫であった。別れた後その彼が「猫は引き取っていくべきだった」とあとでハルナに言ってきたらしいが、自分の都合で関係を破綻に至らしめておきながらよく飄々と宣うもんだと思った。
そこには強い憤りを覚えながらも、だからと言って僕に突かれてアンアンと喘ぐハルナの姿も僕の全裸も猫にしてみれば見たくもないだろうと、何だか悪いと思った。

「窓んとこに掛かってるシャツ誰の?」
「オジサンの」
「あぁ、この間言ってた彼氏のヤツか」
「まぁ既婚者だと思ってるけどね」
「そんなオッサンに好きなように付き合わされんなよ。SEX上手いとか?(笑)」
「全然(笑)」
「あんなダサいシャツを平気で着れるようなオッサンに…。気持ち悪っ!(笑)」
「言い方酷い…(笑)」

ハルナがベッドへやって来た時、既に僕のアレは萎えていたが、その小さなクチで咥えては上手くアタマを上下させながら舌先を這わせるので、すぐに元のように仕上がった。
ハルナは黙っているといつまでもクチに咥えていたいというタイプの女性のようで、初めて咥えてもらった時ハルナのカラダには全く触れぬ状態で只管舐めてもらっていたのだが、何もされていなくても舐めているとぐちゃぐちゃに濡れてしまうといって、床に敷いたコルクマットを湿らせていた。そんなに濡れなくても…と、僕も思った。

モノ欲しげなハルナを抱き上げ仰向けに寝かせる。
両手首を掴んで頭の上に押し付けるように固め、脇を舐め回しながら思い切り突いた。
ハルナの上ずるよう声に猫がカサっと床に敷いたコルクマットを引っ掻いた様な気がした。

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高校生向けに、次回作からこちらにも書下ろしてみたいと思います。




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