【COVID-19ワクチンを接種しても、Bluetoothに接続出来るわけではないよw。】(文末に追記あり**)
上記のファクトチェックの和訳をしておきます。
まず結論から、
<主張内容1>COVID-19ワクチンを接種すると、注射部位に磁気が発生する。
<判定1>デマ。ワクチン接種しても体のどこかが磁気を帯びることはありません。
<主張内容2>ワクチンは、あなたをBluetoothで検出可能にする。
<判定2>デマ。ワクチンには、そのようなことを(可能に)する能力はありません。
フェイスブックに、ファイザー社やアストラゼネカ社のCovid-19の予防接種を受けると、注射部位に磁気が発生するという証拠があると主張する投稿がありました。この投稿には、この現象の証拠となる動画や、ユーザーのBluetooth設定ページのスクリーンショットが含まれており、ユーザーは、近くにいるワクチン接種を受けた人のコードが表示されていると主張しています。
前にも書きましたが、ワクチンは物理的に磁気を帯びることはできません。磁気を帯びるような成分は含まれていませんし、磁気を帯びていると主張するビデオは、皮膚表面の水分によって小さくて軽い物体が腕に付着する効果を示していると思われます。
ワクチンの中には、Bluetoothと関係のあるものは何もありません。ワクチンはいくつかの化学物質で構成されていますが、Bluetoothのように近距離の電波を送信するようなものは含まれていません。ワクチンにはマイクロチップなどは含まれていません。
この投稿には、「ブルートゥースの噂もあります。私の父と母をスキャンしたところ、写真の一番下の数字が出てきました。
投稿のスクリーンショットには、カーステレオやスピーカーと思われるものなど、過去に本機が接続したと思われる数種類の機器が写っています。スクリーンショットの下部には、他に3つの「利用可能なデバイス」が表示されており、そのうちの2つは、ユーザーが両親のワクチンだと主張しているようです。
これらのコードは、MAC(Media Access Control)アドレスと呼ばれるもので、互いに接続可能なハードウェアを識別する12文字のコードです。携帯電話、パソコン、ゲーム機、さらにはWiFi対応の洗濯機など、すべての機器がこのコードを持っています。Facebookの投稿にある電話機の画面には、"この機器を接続するとデバイス名が表示されます "と書かれています。
フェイスブックに掲載されていた「AC」と「EC」で始まるアドレスを、複数のMACアドレス検索サイトで検索してみました。Facebookユーザーが母親のワクチンだと主張した「EC」コードは、実際にはワイヤレスアクセサリーを製造するLogitechという会社の製品であり、「AC」コードは、ビデオプレーヤーやノートパソコン、プリンターなど多くの機器を製造していると思われるChongqing Fegui Electronicsという会社の製品となる。
携帯電話のBluetooth設定を見ると、携帯電話が接続したことのない他の利用可能な機器が多数表示されていると思われます。これらは、あなたの周りにある機器です。自宅にいる場合は、隣人のデバイスが表示されているかもしれませんし、公共交通機関に乗っている場合は、同乗者の技術アイテムが表示されているかもしれません。
これらのMACアドレスが表示されたからといって、そのワクチンにBluetoothで接続できる厄介なものが含まれているとは限りません。
**【追記】**
Android10/iOS14以降で、MACアドレスをランダム化する仕組みが入っているのでそのせいでよく分からんMACアドレスが出る問題の回避策ですが、以下に記載されている方法にて確認時にだけ一時的にランダム化を回避する以下の作業をして下さい。確認が終わったらランダム化させる方向に戻された方がいいと個人的には思いますが、そこはご自由に。
参考情報として、エレコムさんのFAQページを使わせて頂きます。
(勝手に使わせて頂いているのですから、疑問点をエレコムさんに質問するような大馬鹿行為は止めてね。)
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