【あたおかの難癖】aPEEL Technology社が農産物にワクチンを注入しているという証拠はありません。
野菜や果物のコーティング剤を製造するaPEEL社は、ビル・ゲイツ氏が所有しているから、野菜にワクチンを注射しているのでしょうか?いいえ、そんなことはありません: aPEEL社がワクチンと関係があるという証拠はありません。ゲイツ氏は2012年と2015年にaPEELに助成金を与えていますが、aPEELを見出したわけではなく、所有しているわけではありません。aPEEL社が野菜や果物に「注射」を打っていると主張したYahki氏には、虚偽の主張をした過去があります。
この主張はYouTube(アーカイブはこちら)に掲載され、2023年5月10日に "Yahki Awakened On Food Addiction, Modern Men's Penis Shrinking, Inheriting Trauma (Full Interview) "というタイトルで投稿されました。動画の中でaPEEL社について触れている部分は、次のように始まっています:
以下より、YouTubeで動画をご覧頂けます:
↑(出典: 17:28:28 2023 UTCに取得した埋め込まれているYouTube動画)
Lead Storiesでは、以前からYahkiの主張について何度もファクトチェックを実施しています。Yahki Awakenedの本名はAlexander Hickmanで、「マスターハーバリスト、ホリスティック教師、クリスタルヒーラー、デトックススペシャリスト、レイキヒーラー、モチベーションアップ講演者、起業家」と自称しています。
➡まあ、そっ閉じ案件ってことですなw。
この動画では、YahkiのaPEEL社に関する主張を裏付ける証拠は提示されていません。aPEEL社の企業概要ページによりますと、同社は既に購入した農産物に吹き付けるための保護コーティング剤を販売しているだけです。
2023年4月、Lead Storiesは、aPEEL社のコーティング剤に「危険な注意事項の長いリスト」があるという主張を論破しました。
更に、ゲイツ氏はaPEEL社を見出したわけでも、所有しているわけでもありません。
aPEEL社の会社概要ページによりますと、「何故食品を無駄にするのか」という小見出しの下に、同社はJames Rogers博士によって設立され、現在はRogers氏がCEOを務めているということです。ビル&メリッサ・ゲイツ財団は、2012年と2015年の2回、合計金額100万ドル強の助成金をaPEELに出しています。以下は、ビル&メリッサ・ゲイツ財団のウェブサイトから、その証拠のスクリーンショットです:
ビル・ゲイツ氏の関与について、我々が見つけた最も新しい記事は、ワシントンポストとCNBCが書いた2018年の記事です。記事では、ゲイツ財団がaPEEL社に資金を提供したことが簡潔に記されています。
Lead StoriesはYahkiの主張についてaPEEL社に問い合わせており、関連する回答があればこの記事を更新する予定です。
その他、Lead Storiesが実施したワクチンに関する主張のファクトチェックはこちらです。
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