第Ⅲ相臨床試験において、イベルメクチンがオミクロン変異体への「有効性」を示したわけではありません。--ロイターが製薬会社のニュースリリースを「誤報」
ロイター(の日本法人)がごめんなさいしないから、遂に晒されてしまいましたね。 #陰謀論の棚にある方の 人々から暫く『ReuterのFact Checkを信じるな』ネタが出まくると思いますよwww。
【和訳】
第Ⅲ相臨床試験において、イベルメクチンはCOVID-19のオミクロン変異体に対して「有効」なのでしょうか?いいえ、それは証明されていません。この誤った情報は、2022年1月31日付のロイターの記事によるもので、その後、同報道機関により更新されたものです。元の記事では、イベルメクチンがヒトを対象とした第Ⅲ相臨床試験でオミクロンに「有効」であったと誤って記載されています。この記事は、「抗寄生虫薬のイベルメクチンが、実験室で行なわれる共同の非臨床研究でオミクロンや他のコロナウイルス変種に対して『抗ウイルス効果』を示した」と訂正されました。この更新にも関わらず、COVID懐疑論者と反ワクチン活動家は、自分達の主張を裏付けるために、時代遅れの情報を共有したのです。
この主張は、2022年1月31日に"The Joe Rogan Experience Podcast" によるFacebookの投稿(ここにアーカイブされています)に登場しました(きちんとアーカイブ出来ていない模様です)。それは以下のような書き出しです。:
この投稿は、後にRoganが削除したツイートのスクリーンショットであり、その後、Disclose.tvによる別のツイート(アーカイブはこちら)が引用されています。:
2022年2月1日のFacebookでは以下の投稿がありました。:
ポッドキャスターのJoe Roganは、ロイターの記事の情報が修正された数時間後に、古い情報をツイートしました。記事公開時に表示された最終更新は、ロイターのウェブサイトで2022年1月31日午後2時30分(東部標準時)でした。:
Joe Roganのツイートのタイムスタンプは、2022年2月1日午前11時34分です。投稿のスクリーンショットは、番組のファンページである "The Joe Rogan Experience Podcast" の本拠地であるオーストラリアで撮影されたものです。オーストラリアでは、月と日を逆にする。米国では2022年2月1日は2/1/2022と書かれるが、オーストラリアでは2022年1/2となります。このファクトチェックの冒頭で紹介しましたFacebookの投稿でも、そのように表示されています。時差を考慮しますと、この投稿は米国では2022年1月31日の夕方、ロイターのウェブサイトに訂正が掲載されてからまだ数時間しか経っていない後に行なわれたことになります。
ロイターの記事は、日本の製薬会社である興和のニュースリリースを基に作成されました。Google翻訳で日本語訳されたこのリリースによると、興和はCOVID-19の治療薬としてイベルメクチンの第Ⅲ相ヒト試験を実施中だということです。これらの結果はまだ知られていません。リリースではまた、抗寄生虫薬が実験室でオミクロンと他のコロナウイルスの変種に対して「抗ウイルス効果」を示したと言っています。多くの薬が試験管の中で効果を発揮することが証明されていますが、その結果を人体で再現出来ないことが多いです。
→興和のニュースリリースが糞過ぎるのが根本原因なんですよね。試験管レベルならば、ウォッカ入れたってガソリン入れたってウイルスはごめんなさいしますってwww。
ロイターは更新版で、『ロイターの元の記事は、イベルメクチンがヒトで実施される第Ⅲ相臨床試験でオミクロンに「有効」であったと誤って記述しています。臨床試験は進行中ですが、イベルメクチンをCOVID-19治療薬として宣伝することは、論争を引き起こしました。』と述べています。
イベルメクチンは、世界中で広く処方されている薬です。イベルメクチン錠剤は、FDAにより、内部および外部の寄生虫によって引き起こされる特定の感染症の治療薬として承認されています。更に、イベルメクチンの一部の外用剤は、アタマジラミなどの外部寄生虫の治療や、酒さ様皮膚炎等の皮膚疾患の治療薬として承認されています。本剤は、いかなるウイルス感染症の治療にも承認されていません。2021年8月26日、米CDCは公式の健康警告を発表しました。
イベルメクチンは、COVID-19の予防または治療のためにFDAによって認可または承認されていません。また、NIHのCOVID-19治療ガイドラインパネルは、COVID-19の治療にイベルメクチンを推奨するには現在データが不十分であると判断しています。
業界の方には有名な話ですから、裏話と言うほどではないのでしょうけど、イベルメクチンを最初に開発したメルク社は『COVID-19治療薬として拡大適用することに反対』しているから、興和の使っているイベルメクチンは他社から購入した物だそうですね。大村の爺さんと北里大がなんか変な圧力かけているのではないかととても心配になります。
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