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「戻りたいと思える場所」離れて分かる移住先・大阪府吹田市の魅力

結婚などのライフスタイルの変化や環境面から、引っ越しを考えたことがある人もいるでしょう。しかし、何を基準に住む場所を決めればいいか分からず、実際に行動に移せる人は少ないはずです。

今回インタビューしたのは、現職を辞め、大阪府吹田市への移住を決意されたMさん。

島根県出身の彼は、学生時代から移住先にゆかりがあったものの、当時は「今後も住みたい街だ」とは思わなかったそうです。そんなM.Mさんがなぜ大阪府吹田市に戻ることになったのでしょうか?

職種は変えず住みたい街を選んだ彼に、戻りたい街・大阪府吹田市の魅力を伺いました。


吹田市が住みたい街になった理由

ーMさんは住む場所と仕事、どちらも同時に変える決断をしたと伺いました。かなり大きな一歩のように感じますが、なにかきっかけがあったのでしょうか?

1年目からなんとなく転職は意識していたものの、本腰は入っていませんでした。明確なきっかけがあったというよりは、仕事とプライベートのタイミングが全て合致したという考え方が正確かもしれません。

結婚をしたこと、妻の妊娠が分かったこと、仕事の区切りがつくこと…世界が狭い田舎ではなく都会に住みたいという願いなどがいろいろと重なりました。

ー住む場所と仕事はどちらを先に決めましたか?

住みたい街から決めました。

もともと大阪府に住みたいという漠然とした思いはあったんです。そこで具体的にどこに住みたいかと考えた時に出てきたのが、吹田市でした。

吹田市から通える会社の中で自分の挑戦したい仕事ができる会社は…と考えた結果です。

歩きながら吹田市を紹介してくれた。

ー漠然と「大阪府に住みたい」と思われていたのはなぜですか?

まずは田舎のように世間が狭くないところがいいと考えていました。

田舎は自分のこと知ってる人が多いのでちょっと歩くだけでも気を遣いますが、都会はそうではありません。
例えるなら有名人が海外に行って自由を感じる感覚でしょうか。いろんな刺激や経験が待っているんです。

その中でも大阪は、東京のように大都会ではなく、キュッとコンパクトにまとまっている印象でした。

母の出身地で幼い頃からよく来ていましたし、30分電車に乗ればなんでも揃う。これまでの楽しい経験から、なんとなく大阪はいいところだとイメージがつきました。

ー先ほどお伺いした「田舎ではなく都会に住みたい」という願いが原点になっているんですね。大阪府の中でも吹田市が住みたい街として挙がった理由はなんでしょうか?

卒業した大学が吹田市にあり、大学裏にあるアパートに住んでいたのが影響しています。

土地感がある安心感や雰囲気の良さも相まって、楽しかった学生時代の気持ちにまた戻れるような気がしたからです。

大阪府の北部に位置している。主要エリアであるJR大阪駅からJR吹田駅までは約9分。良好なアクセスに加え、古くからの商店街や上質な雰囲気の住宅街などエリアにより異なる一面が特徴だ。大阪の住みたい街ランキングで上位に入る市としても知られている。

学生時代から変わらない街の選び方

ー学生時代のご経験が移住先に吹田市を選ぶ理由に大きく関わったようですが、Mさんはどんな学生時代を過ごされましたか?

話し合える仲間がいる楽しい学生生活でした。

お祭りの学生実行委員として運営に携わったことも思い出深いです。その日は吹田市に住んでいる人がみんな来るようなイベントで、当日の達成感を味わうために気付けば毎年参加していました。

ー地域の活動にも関わられていたんですね。島根県から大阪府の大学に出てくる学生は少数派ではないかと思うのですが、その決断に至った経緯を教えてください。

たしかに中国地方に出る子はいましたが、大阪府は少なかったですね。

漫画の編集者になるのが目標で、夢を叶えた先輩がいる大学を探していました。

自分とは違う環境で育った人にも会いたいけど、東京は見知らぬ土地すぎてちょっと怖い。なので毎年遊びに来ていた大阪にしました。

ー馴染みのある街にする選び方は今と通ずるものを感じます。先ほどお伺いした「学生時代の気持ちに戻れる感覚」とは、そんな楽しかった学生の頃のような生活が吹田市なら再現できるということでしょうか?

それもありますが、頭によぎったのは吹田市に住んでいる親戚の姿も影響しています。

ご夫婦共に私と同じ大学の出身という共通点もあり、大学時代は市内のお寿司屋さんに連れて行ってくれるなど交流がありました。

おばさんは常に楽しそうで、心が若い感じがします。無意識のうちにそんな若さに憧れていたのかもしれません。

ー楽しい生活ができそうと思われたのは、ご自身の経験とご親戚の姿が合わさったからこそ。ですが学生のMさんから見た吹田市は、これからも住みたい街ではなかったそうですね。

はい。転勤のある会社に就職しているとお伝えするとお分かりかもしれませんが、違う土地に住んでみたかったです。

ですがいざ離れてみるともう一度戻りたいと思える場所でした。今では第2の地元だと思っています。

取材中、学生時代によく通っていた飲食店を案内してくれた。「コスパがいいのでこのお店はこれ一択です」とジャンボなチキンカツが乗ったカレーを注文。商品を目の前にした彼の一言は「当時よりカツが大きくなったような…」だった。驚いた表情で口いっぱいにカレーを頬張った。

環境が変わったからこそ分かるこの街の良さ

ーでは離れてみて分かった大阪府吹田市の魅力を教えてください。

自然や学校、スーパーが近く住環境が整っていることです。

子どもを育てる町として見た時に大事にしたいのは治安がいいこと。子育てにまつわる制度もしっかりしていて、これら全てが揃っている吹田市は家族で住みたい街でした。

ー子どもを育てるという視点が加わったからこそ気付けた良さですね。

はい。次の職場は梅田エリアにあるので、職場から吹田市の自宅まで30分ぐらいで帰れます。

高速道路が近く、実家の島根県へ戻る時など遠出がしやすい。交通の便がいいのも魅力の一つでした。

吹田市にある思い出の景色も教えてくれた。

ー住環境、治安、アクセス…移住先を決める上で大切な要素が揃っている街でもあったんですね。最後になんとなく転職や転居を考えていた昔の自分へひとことお願いします。

ここに住みたい!という思いから職場を探したことに後悔はありません。

「人生は一度しかないから、住みたい場所に住んでやりたい仕事をやるのが一番いいよ!」と背中を押してあげたいです。

吹田市は万博記念公園を筆頭とした自然、EXPOCITYなどの商業施設が充実している。行政も子育て支援に力を入れており、保育所等待機児童数は0人を達成した。名実ともに子育てしやすい街と言っていいだろう。


今回のMさんのインタビューを通して、大阪府吹田市は「楽しかったあの頃の気持ちを思い出せるワクワクの街」「アクセス、住環境、治安が揃う安心して子育てができる街」であることが分かりました。

何を基準に住む場所を決めればよいか迷っている方は、Mさんのような「住みたい!」から始める新しい人生はいかがでしょうか。

住みたい街はこれまでの経験の中に潜んでいるかもしれません。

取材・原稿・写真/じょし

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