女装が「女」を目指さなくなる時代の到来

何を言っているかわからないでしょうけれども、女装の世界ではこの一、二年に大きな変化が起きているようです。
なにか具体的なイベントが画期になったのではなく、いつの間にか時代が変わっていたという感じです。
最近の教科書は鎌倉時代が1192年でなくなったそうですが、「あの頃に武士の時代に変わったよね」と後の時代からみると明らかな変化が起きているようです。

友達と話していて
「最近の若い女装の子は、骨格からして、違う(小さくて骨が細い、肩幅が狭い、足のサイズが小さいなど)」
という話があり、「そうだよなぁ」と思い、わたしは「食べ物でも変わったのかね〜?」と言いましたが、よく考えたら、食生活が変わっても、この1、2年で体格が変わるはずはありません。

私の場合は、「女性に憧れて、女になりたい」と女装を始めました。まわりの人も、別にいちいち聞いたわけではありませんが、たいていは「女になりたい」願望が基本にあるように思います。

ところが、最近、女装の世界に入ってきた人には、それと違うベクトルで女装を始めたみたいだなぁと思うことが多くなりました。(別にどっちが正しいとか、そういうことではありません)

それは、「自分に似合うスタイルが女装」という考えのようです。

体格などがから、スーツよりも女性の服の方が似合うから女装する。
化粧映えする顔だから女装する

まぁ、やってることは同じなんですけど、入り口というか女装への入り方がこれまで(私の経験則だけ)とは違うんですね。

ここまで書いてきて、よく読んでるサイトの女装ワールドでは、「フラット化する女装」というような切り口でだいぶ前から予測していたことを思い出しました。

ともかく女装のアングラ感はますます減り、男性の1つのファッションの一ジャンルとしてこれからさらに普遍化していくと思います。

男女関係なく、メイクをしたい人が、したいときにする(面倒なときはメイクもしない)という理想郷が実現すればいいですね(簡単に実現しないと思うけど笑)


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