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言葉はリバーシブル。 

「今日はありがとう」
の言葉も
「いつもはちゃんとやってないってこと?」
と返されるときがある。

そんなつもりで言ったのではないのに。
悲しいけれど、たまに、自分だって同じように
いじわるくとってしまうときがある。

言葉には表の色と裏の色がある。
相手にも同じ色が見えていたら、
とても幸せな共有なのに。

悲しかったら悲しいね。
楽しかったら楽しいね。
嬉しかったら嬉しいね。
って同じ色を感じたい。
でもね、なかなか難しい。

しかも、悲しいことがあって
「悲しいことだよね」って言ったら
「そんなの知らない、どうでもいい」
って言われるときもある。
こんなふうに
言葉の裏の色が無色のことも。

でもね、これでいいんだと思う。
リバーシブルの言葉が
ひらひら舞っている。
遠くから眺めてみたら
きれいなんじゃないのかなぁ。

そんな日もある
そんなこともある
ってひらひらを眺められたら
大したことなく
元気に
行き過ぎることができる。

来年こそは
そんな自分に
なれますように。

画題『来年の自分』

拝啓 あんこぼーろさん
「ことば展覧会」の開催、ありがとうございます。

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