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花屋さんは「とらや」になってほしいという期待

こんにちは、ローズ青木です。「フラワービジネス2.0」という花業界専門オンラインサロンを運営したり花を通じたサービスを開発したり地元長野限定のローカルモデルをやったりしています。


お客様から見た花屋

お客様から見て「花屋」というビジネスモデルはどのように映っているのか?シンプルに何でも言ってくれそうな友人でもあり会社の社長でもある30代男性に聞いてみた。

「花屋さんって街に根付いている商売だよね〜」
「で、大手花屋さんもあるんだろうけど、数える程度。それよりも個人とか小規模で経営している花屋さんの方が圧倒的多いよね?」
「僕の中のイメージは、大手花屋=どこでも買えそうなラスク、
地元花屋=とらやの羊羹、そんなイメージがあるよ」
「だから気軽に家用にお花を買う場合は、大手花屋でOK。良い立地も押さえてあるし使い勝手が良い。
でも、ここぞ!って時の花は個人のお店に頼むね」

ひじょ〜にわかりやすい例えだったので、そのまま書かせてもらいました。
友人のY君ありがとうございました!


大手の役割

大手と個人、どっちがいいかどうかの話ではなく特長の違いの話と捉えてください。
大手だからできること」「個人だからできること」この違いがあるということです。

で、花業界の大手といえばこちら↓

・青山フラワーマーケットさん

・日比谷花壇さん

・第一園芸さん

・ユー花園さん

これらの企業様が代表的です。まさに業界を代表する企業・そして花屋というショップやブライダル事業など様々手がけています。

この大手だからこそできること、その代表的なものが「文化創り」だと思っています。大手だからこそ影響力も大きい。その影響力を活用して新たに花の文化を創造することができる。で、個店はその波に乗っかる。これは一つ大きな価値です。

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そして、もう一つ大きな価値は「人材育成」です。開業している花屋さんに聞くと「◯◯ショップで3年間修行して開業した」このような話をよく聞きます。

大手花屋さんでは、「花屋とは?」を学べます。その環境が用意されています。だからまずは大手花屋さんで修行を積むというステップを踏む方が多いのです。しかし、店舗ブランディングをキチッと設計させているため、それに準じた商品やサービスの提供を当然するわけです。あれやこれやと自分ができるようになってくると、「私(俺)だったら、もっとこうしたいのにな」が生じてきます。それが積もると「自分の店だす!」に踏み切るわけです。

でもこの人材輩出のサイクルを生み出せるのは大手だけです。言うならば「花業界のリクルート」とでも名付けておきましょうか。


個人店の役割

じゃあそれに対する個人店の役割は何か?青木個人が考える大きな役割は「街を彩る」役割を担っているということです。例えば飲食店さんにも共通していることがあります。

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「あの地域の◯◯屋っていう定食、めっちゃうまいよね!」
「あの店の◯◯は、定期的に無性に食べたくなる!」

こういことってありませんか?そんな魅力的なお店が地域に増えれば、それだけでその街の魅力がUPします。で、その飲食店さんと並列して魅力的な花屋さんもあれば、その街の価値が高まるわけです。

他にも、美容室・アパレル・雑貨など店舗ビジネスの一つの大きな価値だと思っています。

ただ、これは大手にはなかなか生み出せない価値です。その街の特長になり得ない。ここに活路があると信じています!


冒頭の友人の話、友人Y君はこのことを「ラスクととらやの羊羹」に例えて話してくれました。天才です。

青木は毎週のように東京に出張に行きますが、その際の一つの楽しみが「その街にしかない飲食店に入ること」です。中でも「チキンライス」が好物なのでチキンライスを提供しているであろう雰囲気の洋食屋さんを探すのが好きです。

それと同じように「◯◯って街にある□□って花屋さん、今度行ってみたい!」という価値をもっともっと生み出していけるように花屋さんには頑張って欲しいし、そのポテンシャルが絶対にあると思っています!青木はそのためのお手伝いをめっちゃやりたい!と思っています。


なので、タイトルは「花屋さんにはとらやになってほしいという期待」となっています。


それでは皆様、バラ色の日々を🌹

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