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【PTA】入学式の挨拶用にパタパタめくれる蛇腹折りの原稿をつくる

どうも、イリエモンです。

PTA活動未経験から都内の公立中学校のPTA会長になり2年目に入りました。

PTAのアレコレをこのnoteに書いています。


市販の式辞用紙を利用

今週の入学式にPTA会長として祝辞を述べることになったので、挨拶用の原稿を作りました。

入学式や卒業式で校長先生がパラパラとめくっている蛇腹折りの原稿用紙を「式辞用紙」と呼ぶそうです。

イリエモンは昨年あった学校の周年行事が祝辞デビューでして、その前に慌ててインターネットで式辞用紙で挨拶原稿を作る方法を調べ、急いで取り寄せて作った思い出があります。

Amazonの当日配送に大変感謝しました。

イリエモンは書道の嗜みがないので、プリンタで印刷できるタイプの式辞用紙を買いました。

それ以来使っているのが、こちらの(株)マルアイの式辞用紙です。
紙の違いで奉書風と大礼風があり、イリエモンは紙に楮(こうぞ)の繊維が散らされた大礼風が気に入っています。
奉書風はふわっとした厚手の和紙です。

なお、この用紙はA4用紙サイズより長辺が長い特殊なサイズですので、印刷するプリンタが印刷可能な最大サイズをご確認の上で購入ください。

中身は、式辞用紙4枚と、式辞用紙を収める封筒または多当紙(畳紙)が2枚ずつ入っています。

式辞用紙セットの中身 | マルアイ インクジェット式辞用紙 大礼風 (GP-シシ11)
※左から、セットのパッケージ、式辞用紙、封筒、多当紙

式辞用紙を使った挨拶原稿の作り方

1. 挨拶原稿を考える

まずは、テキストベースで挨拶原稿を作ります。
長い挨拶は嫌がられるだけと思っているイリエモンは、挨拶が3分程度で終わる長さにしています。
スピーチで話す速度は1分間に300文字程度が目安とのことですので、900~1,100文字程度を目安に挨拶文を考えます。

原稿ができたら、声に出して読みやすさを確認したり、家族に感想を聞いたりしながら推敲を重ねます。
イリエモンはだいたい挨拶前の土日にやっと重い腰を上げて原稿を書き始めます。

2. 印刷用テンプレートに原稿をコピーする

製造元の(株)マルアイが「ダウンロード広場」というテンプレートのダウンロードサイトを用意していますので、まずはWord形式のテンプレートをダウンロードします。

テンプレートは、式辞用紙の折り目と折り目の間に5行ずつ文書が入る枠が、6枠分横に並ぶような形式です。
この枠に先ほど作った原稿をコピーして配置していきます。

イリエモンは原稿の読みやすさを考えて、区切りに句読点を入れたり、気持ちを込めて読む個所に傍線入れたり、枠の変わり目で挨拶が詰まらないように文字数を調整し、次に続くことを示す矢印記号を加えたりしています。

下の画面はテンプレートに原稿をコピーしたものです。
イリエモンの自宅のプリンタは印刷可能範囲の関係で、右側の約1.5枠分には印刷できないため右側2枠を空けています。
1ページ目の「祝辞」は2枠目ですが、ギリギリ印刷できるようです。

テンプレートに挨拶原稿を配置する

3. 式辞用紙に印刷する

プリンタに式辞用紙をセットして印刷します。
このとき、式辞用紙の折り目をなるべくまっすぐにしておきましょう。インクジェットプリンタの場合、折り目がついたままだと用紙にインクが付いて汚れる場合があります。

印刷方向が分からない場合は、通常の用紙などでテストしましょう。
イリエモンの自宅プリンタは、古いCanon製のインクジェットプリンタ(iP7230)なのですが、プリンタのプロパティから「プリンタで出力できない大きい原稿を自動縮小する」のチェックを外さないと原稿が小さく印刷されてしまうことに気づかず、式辞用紙を1枚を無駄にしてしまいました。

式辞用紙に印刷する

4. 式辞用紙を切り取る

式辞用紙の最終ページが途中で終わっている場合は裏表紙を忘れないように残し、余ったページの折り目に沿って切り取ります。

イリエモンの場合は、プリンタの印刷可能範囲の関係で右側が印刷できないので、2cmほどの「のりしろ」を残して切り取っています。

不要なページを切り取る


5. 式辞用紙をのり付けして繋げる

印刷した式辞用紙を最初のページから並べて、用紙同士をのり付けします。
用紙にはのりしろがついていますので、のりしろ全体と前のページの裏にのりを塗って、折り目に沿って貼り合わせます。

用紙同士をのり付けする

糊付けし終わったら式辞用紙の出来上がりです。
はみ出たのりで紙同士がくっつかないように少し広げて乾燥させます。

出来上がった式辞用紙

6. 式辞用紙を包む多当紙をつくる

式典の当日は、式辞用紙を封筒または多当紙に入れて式に臨みます。

イリエモンは式辞用紙を包む三つ折りの多当紙が好みです。
多当紙に「祝辞」と印刷します。
このテンプレートも「ダウンロード広場」に置いてあります。

多当紙(右)に「祝辞」と印刷する

7. 式辞用紙を多当紙に包む

式辞用紙が乾いたら、多当紙で包んで完成です。

式辞用紙を包む

おまけ: 挨拶のあと式辞用紙はどうなるのか

式典で読み終えた式辞用紙はどうするのでしょうか。
調べたところ、演台の右上に置いておくのが一般的のようです。

ただ実際にはいろいろな場合があり、イリエモンが参加した周年行事では、前に祝辞を述べた方が式辞用紙を持ち帰られていました。
その式典では、イリエモンも前の方に倣って持ち帰ることにしました。

一方、先月の卒業式では前の方が式辞用紙を置いて壇を降りられました。
そのあと祝辞を述べたイリエモンも演台の右上に式辞用紙を置きました。
その後の生徒の送辞、答辞も式辞用紙を丁寧に包みなおして壇上に置いていましたね。

あるべき形式は詳しい方に解説をお願いしたいですが、イリエモンのユルい理解では式に合わせて柔軟に対応で良さそうに思います。

ちなみに、置いて帰った式辞用紙は学校で保管しているそうです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
では、またっ!

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