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愛のホルモン:恋愛における変化と影響

恋の病という言葉がありますが、確かに恋愛中は情緒不安定になったり勇気が出たりと大分心持ちが変わります。この時、私達の身体の中ではどのような変化が起こっているのでしょうか。

今回取り上げる論文は、恋愛中のホルモンの変化と行動の変化について論じたものです。

脳の中の愛: 社会神経科学のレビュー
Love in the Brain: A Social Neuroscience Review

この論文によると恋愛に関係する主なホルモンとして、以下のものがあります。

・ドーパミン:報酬系に関与し、恋愛の初期段階で多幸感をもたらす
・アドレナリン:覚醒と注意力を高め、恋愛初期の興奮した感情を引き起こす。
・コルチゾール:ストレスホルモンで、恋愛初期に上昇する。
・オキシトシン:愛着形成に関与し、信頼や絆を深める働きがある。
・バソプレシン:オキシトシンと共に愛着形成に関与し、パートナーを守る行動に関連する。
・セロトニン:恋愛初期に低下し、執着的な思考や行動と関連する。

Chappel et al.,2023 Figure 3

明日読む論文:
愛の社会神経科学
Social neuroscience of love.

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