第4話 ガーディーの謎
これまでの
仮面ライダーディケイドwith乃木恋は・・・
依頼人:さあ、終わりよ、"弓木奈於さん"?
祐次:竹中浩二。お前は"闇のアイドル駆除"という、闇サイトを運営している。そして、そのアイドル駆除者の名前は、"ケツァスター"。
祐次:そして、前田千夏。それは、あんたの名前だな。
前田千夏:!?どうしてそれを!
祐次:お前はそのサイトの中で、アイドル殺しというアカウント名で依頼をした。"アイドルを攫って"、"乃木坂46を攫って"と。
祐次:そして竹中。貴様は、闇のアイドル駆除の運営者だ。それと同時に、ケツァスターでもある。ケツァスターとは、ケツァルコアトルスドーパントの事だ。
前田:どうして私だって分かったの?
祐次:そういうことが出来る奴が居るからな。"俺の組織に"
竹中:俺の組織?お前、一体何者なんだ。
祐次:俺は、"ガーディー"の戦士だ。
ケツァルコアトルス!
トライセラトップス!
Wドーパント:ハアッ!
祐次:ふん。なら二人纏めて潰す。
弓木:先輩・・・もしかして。
祐次:俺は!仮面ライダーディケイドだ!覚えておけ!
弓木:ディケイドの正体は先輩だったんですね。
ディケイド:ああ。
W(翔太郎):ディケイドは本当に助けたのか?
W(翔太郎):彼奴も言ってただろ。ついでだって。
弓木:それでも、助けてくださったのは本当です。
W(翔太郎):・・・(彼奴は、ディケイドは祐次じゃないのか?でも、彼女が言わされてるって感じじゃない。だとすれば、本当のディケイドは一体・・・)
W(フィリップ):一気に決めよう。
W(翔太郎):ああ。
サイクロン!ジョーカー!
エクストリーム!
W:プリズムビッカー!
プリズム!
アクセル:全て、振り切るぜ!
トライアル!
トライアル!
ATTACKRIDE!GIGANT!
ディケイド:テヤァッ!
ケツァルコアトルス:グオーーーッ!
W(翔太郎):行くぜ!
サイクロン!マキシマムドライブ!
ヒート!マキシマムドライブ!
ルナ!マキシマムドライブ!
ジョーカー!マキシマムドライブ!
アクセル:フッ!
エンジン!マキシマムドライブ!
W:ビッカーチャージブレイク!ハアッ!
アクセル:ダアッ!
アクセル:9.4秒!それがお前の絶望までのタイムだ!
トライセラトップス:グオーーーーーーッ!
ディケイド:下からが駄目なら、上からだ!ハアッ!
亜樹子:剣を背中に刺した!
FINAL ATTACKRIDE!
DE DE DE DECADE!
ディケイド:フッ!ダアーーーーーーーッ!
弓木:助けてくださってありがとうございました!
ディケイド:・・・勘違いするな!さっきも言ったが、助けたのはついでだ。次は無い。じゃあな。
弓木:ありがとうございました。(先輩。)
世界の破壊者、ディケイド!
スーパーショッカーへの復讐を誓い、その瞳は何を見る?
アキラ:ライブは成功だったみたいだな。
祐次:ああ。何事も無く終わったよ。
アキラ:そうか。良かったな?
祐次:ああ。良かったよ。
アキラ:😏ふっ。そういやぁ、聞いたぞ?自分がディケイドだって、弓木さんに明かしたこと。良かったのか?
祐次:弓木なら大丈夫。そう思っただけだ。
アキラ:そうか。(あの祐次がこんな事を言うなんてな。ふふっ。一度会ってみたいなぁ。弓木奈於に。)なあ、弓木さんに教えないのか?
祐次:・・・何を。
アキラ:"ガーディー"の事をだよ。
祐次:ボスに聞けよ。
アキラ:はいはい。ほら終わったぞ。
祐次:サンキュー。じゃあな。
アキラ:おう。
ボス:何?ガーディーの事を?
アキラ:ええ。気になりませんか?祐次がどうして弓木奈於に信頼を寄せているのか。
アイネ:確かに。
ゲンキ:あの祐次が人を信頼している事自体、気になるけど。
リナ:言えてるね。
ボス:確かに一度会ってみたいとは思っていた。
アキラ:なら決まりで良いですか?
ボス:そうだな。祐次に伝えておけ。期日は明日だ。
四人:了解。
アキラ:(楽しみだなぁ。弓木奈於。)
📱ピロン
祐次:?はぁー。明日って急だなぁ。弓木の都合は考えないのかよ。まあ、弓木は仕事無いけど。確認してみるか。
📱Prrrrrrr
弓木(電話):はい!
祐次:ああ、弓木?ごめんな、突然。
弓木(電話):いえ、大丈夫です。どうかなさいましたか?
祐次:明日って、なんか用事有ったりする?
弓木(電話):明日は特に何も有りません。
祐次:良かったら、家に来れないかな?
弓木(電話):え!?そ、それって・・・
祐次:弓木には教えておこうと思ってな。ガーディーについて。
弓木(電話):あ、そっち方向ですか。
祐次:そっち方向?
弓木(電話):い、いえ。こっちの話です。それで、ガーディーって?
祐次:その辺の話を明日したいんだ。
弓木(電話):分かりました。明日伺います。ピーマンも見て良いですか?
祐次:勿論。じゃあ、明日は11時ぐらいに来てくれれば良いから。
弓木(電話):分かりました。では、失礼致します。おやすみなさい。
祐次:うん、おやすみ。
ピーマンについては、乃木恋をご確認ください。
📱ピッ
祐次:はぁー。明かさない方が良かったのかもな。そうすれば、乃木坂にだけ集中出来た筈なのに。
📱Prrrrrrr
祐次:なんだ?
アキラ(電話):なんだ?じゃない。で、どうだった?
祐次:11時ぐらいに弓木が部屋に来る。だから、そっちに行くのは11時半ぐらいだな。
アキラ(電話):了解。じゃあな。
祐次:おい。
アキラ(電話):うん?
祐次:なんで、弓木にガーディーの事を話す?
アキラ(電話):なんでって、ディケイドの事だけじゃ可哀想だろう?
祐次:はぁー。何が可哀想だ。お前、何考えてんだ?
アキラ(電話):別に何も考えてないよ。ただ見てみたいだけだ。弓木奈於がどういう人間かをな。
祐次:そうかよ。じゃあな。
アキラ(電話):おう。
祐次:ったく。
ピンポーン
祐次:ん?弓木か。
🚪ガチャ
弓木:おはようございます。そしてこんにちは。先輩。
祐次:・・・どっちかにしたら?
弓木:じゃあ、こんにちは。
祐次:😏ふっ。どうぞ。
弓木:お邪魔します。ピーマンから見ても良いですか?
祐次:良いよ。
弓木:わぁーー!元気に育ってますね。
祐次:うん。枯らすわけにはいかないしね。
弓木:ありがとうございます。良かったなぁ、ピーマン達。
祐次:(やっぱり、彩華にしか見えないな。)
弓木:?どうかしましたか?
祐次:ううん。なんでも。そこ座ってて。今、お茶持ってくるから。
弓木:はい。あの先輩?
祐次:うん?
弓木:このカメラって・・・
祐次:ああ、それね。俺が生まれて初めて、触ったカメラだよ。
弓木:生まれて初めて。
祐次:そっ。まあ、原点ってとこかな。
弓木:成る程。もう、使えないんですか?
祐次:うん。俺が高校生の時までは使えてたんだけどね。今使ってるカメラは、ボスから貰ったんだ。
弓木:ボス?
祐次:うん。昨日ちょっと話したでしょ?ガーディーの事。
弓木:あ、はい。
祐次:詳しい話はまた後で。とりあえず、お茶どうぞ。
弓木:ありがとうございます。
祐次:それじゃあ、そろそろ行くよ。
弓木:はい。
祐次:ふっ。
弓木:これって、あの時の。
祐次:これはオーロラカーテン。世界の移動や場所の移動に使う。まあ、言ってしまえば○こでも○アだな。
弓木:凄いですね。
祐次:行くぞ。
弓木:はい。
弓木:・・・此処って何処?
祐次:付いてくれば分かるよ。
弓木:はい。
コンピューター:ロック、解除します。
祐次:こっちだ。
弓木:あ、はい。
祐次:おーい。アッキー!
アキラ:おう、来たか。
祐次:どうせ揃ってんだろ?
アキラ:ああ。
アキラ:ボス、来ましたよ。
ボス:おー!ようこそ、ガーディーへ。君が弓木さんだね?
弓木:あ、はい。はじめまして。弓木奈於です。
祐次:適当に座ってくれ。
弓木:はい・・・
ボス:そんなに緊張しなくても大丈夫だよ。
弓木:はい、ありがとうございます。
祐次:全員、根は良いやつだから。
アイネ:リラックスしてて良いよ。
弓木:はい。
祐次:改めて、此処はガーディー。オレが所属している組織だ。それから、今から言うことはWやアクセルには話すな。メンバーにも。
アキラ:宜しく。
弓木:分かりました。
祐次:とりあえず、メンバーを紹介するよ。今、俺達を待ち構えてたのは、戸田山晃。俺達はアッキーって呼んでる。アッキーは、ガーディーの科学者だ。ディケイドシステムの整備などを担当している。
晃:なんなら此処に居る全員が科学者なんだけどね。
弓木:そうなんですね。
祐次:彼女は、久我山愛音。彼女も、ディケイドシステムの整備を担当している。
愛音:宜しくね?
弓木:宜しくお願いします。
祐次:そして、この男は原市元希。彼は、天才ハッカーだ。あの闇のアイドル駆除というサイトの運営者を特定したのは、ゲンちゃんの力だ。
元希:まあ、あれぐらいは簡単だよ。
祐次:これまでも何度か世話になってるぜ。
弓木:頭良いんですね。
祐次:皆、何かの天才だからな。
弓木:先輩は何の天才なんですか?
祐次:俺は戦闘の天才だよ。
弓木:成る程。強いですもんね、先輩。
祐次:まあな。
ガーディーメンバー:・・・
祐次:それから、彼女は福永里菜。彼女もハッカーだが、基本はシステムの整備が担当だ。
里菜:宜しくお願いします。
弓木:こちらこそ、宜しくお願いします。
祐次:そして最後。この人がボスだ。
弓木:あ、カメラの人?
ボス:カメラの人?私がかい?
弓木:先輩にカメラを渡したって言う。
ボス:ああ~~!そういうことね。そうだよ。私がこのガーディーのトップ、立川藤兵衛だ。
弓木:あの~、質問です。
祐次:なんだ?
弓木:そもそも、ガーディーって何なんですか?よく分からないんですけど。
祐次:対スーパーショッカー組織ガーディー。その名の通り、スーパーショッカーを壊滅させるために作られた組織だ。
弓木:どうして先輩は、ガーディーに?
祐次:俺の目的は、家族の復讐だ。
弓木:家族って、彩華さんの事ですか?
祐次:・・・彩華だけじゃない。家族全員だ。
弓木:え!?全員?
藤兵衛:もともと、俺と祐次の父である富永光一は、大ショッカーの人間だった。大学卒業直後、我々は大ショッカーに捕まり私は科学者として、光一はショッカー怪人として、脳改造を受けた。
弓木:脳改造?
祐次:所謂、洗脳ってやつだ。
弓木:洗脳・・・
藤兵衛:因みに、光一は脳改造の他に、体も改造された。
弓木:え!?体も?
祐次:そして父さんは、超人的な力を持つ改造人間となった。
弓木:もしかして、それがディケイド?
祐次:ああ。まあ、見た目はただの人間と変わらないけどな。
弓木:そうなんですか。じゃ、じゃあ先輩も改造人間?
祐次:いや、俺はただの人間だ。力も普通だしな。
弓木:そうなんですか。あ、でも先輩が言ってましたよね。「組織を辞めたというだけで」って。それってどういう・・・
藤兵衛:正しく言えば、俺達は大ショッカーを辞めたんじゃない。裏切ったんだ。
弓木:裏切った・・・
藤兵衛:と言うのも、我々は約10年間大ショッカーに在籍していた。そんなある日。何者かが大ショッカーのアジトに侵入した。その侵入者が何者なのかは分からなかった。当時分かっていたことは、二人組ということだけ。そして私は、その何者かの手術を受けた。
弓木:手術?
藤兵衛:ああ。その手術のお陰で、私の洗脳が解かれたんだ。
弓木:え!?
藤兵衛:それが誰なのかは分からなかったが、その侵入者に頼まれたんだ。富永光一の洗脳を解いて欲しいと。
祐次:・・・
弓木:・・・それで?
藤兵衛:私は直ぐに理解した。今はこの侵入者の言うことを聞くべきだと。そして私は、光一を強化改造するという名目で、手術を受けさせた。
弓木:そして、光一さんの洗脳を解いた?
藤兵衛:ああ。そのまま私達は、ディケイドシステムを持って大ショッカーを抜け出した。
弓木:お二人は、大ショッカーを抜けた後はどうしたんですか?
藤兵衛:大ショッカーを抜けた後、私と光一で対大ショッカー組織ガーディーを設立した。そんな中で光一は、後に奥さんとなる田中美加子と出会った。
弓木:それって、先輩のお母さん?
祐次:ああ。二人は出会ってから五年の交際を経て、結婚したらしい。そして、結婚した翌年に兄の光が生まれ、その五年後に俺が生まれた。
藤兵衛:それからは、長い長い戦いだった。気づけば、大ショッカーを抜けてから実に、18年が経っていた。
弓木:そんなに!?
藤兵衛:そんな光一と大ショッカーとの戦いは、ある日突然、終わりを告げた。
祐次:家族全員で出掛けた先で、大ショッカーに襲われたんだ。
弓木:え
祐次:父さんは俺達を守りながら戦った。そして、その瞬間は直ぐに来たよ。
弓木:もしかして・・・
祐次:その時、俺が大事にしてたおもちゃを落としていたことに気付いてな。俺はそれを取りに行ってしまった。そんな俺を、大ショッカーが見逃すことは無かった。
藤兵衛:奴等は祐次に牙を向けた。光一は祐次を庇い、攻撃を受けてしまったんだ。
祐次:そして父さんは、オーロラカーテンで、僕を逃がした。ディケイドライバーを託して。
弓木:そんな・・・あ。お母さんとお兄さんは?
祐次:俺もよく知らないんだ。多分、父さんが俺を庇って死んだ後に二人もそのまま。
藤兵衛:誰も一部始終を見ていなかった。当然だ。怪人が出たとなれば、其処に残る者はまず居ない。
ガンッ!
皆:!?
弓木:せ、先輩?
祐次:俺の所為なんだ!俺の所為で、父さん達は!
弓木:で、でも、先輩は悪く無いじゃないですか。なのに、どうして・・・
祐次:俺がおもちゃなんか持ってなければ!おもちゃを取りに行かなければ!父さんも母さんも兄さんも死ぬことはなかった!全部!俺の所為なんだ・・・俺さえ居なければ・・・誰も死なずに・・・済んだ、筈なんだ・・・誰も
弓木:せ、先輩・・・
藤兵衛:光一達だけなら、ここまで気負わずに済んだ筈だ。でも、光一達が死んだ後、光一達の親戚や家族も殺されたんだ。当然、美加子さんの親戚や家族も。
弓木:それって、
藤兵衛:光一の死がきっかけで祐次は全て失った。両親も、兄弟も、従兄弟達も祖父母も叔父や叔母も全部。一気に失った。「自分の所為で」祐次はずっとそうやって・・・
祐次:俺は、俺が戦う理由は復讐だ。そして、父さんに対する償いなんだ。俺の所為で死なせてしまったことに対する。だから、俺は復讐を止めるつもりはない!誰が何と言おうと!
弓木:・・・なら、復讐を止めろって言ってた翔太郎さん達は?
祐次:邪魔する奴は潰す。それだけだ。
弓木:だけど、復讐は駄目です。先輩は、優しい先輩でいてください!
祐次:俺は優しくなんか無い。あれは、表の顔だ。本当の俺は、復讐の悪魔だ。
弓木:そんな事有りません!
祐次:!?
弓木:そりゃあ、ディケイドの時が本当の先輩かもしれないけど、私からしたら、優しい先輩が本当の先輩なんです!だから、お願いします!復讐なんて・・・止めて・・・
祐次:弓木・・・(俺は・・・復讐を・・・)
皆:・・・
祐次:すまない、弓木。俺だって分かってるよ。復讐なんて無意味だって。
弓木:じゃあ、
祐次:でも。さっきも言ったけど、俺は復讐を止めるつもりはないよ。俺には、復讐しかないんだ。だから、ごめん。
弓木:・・・分かりました。なら、私もサポートします。
祐次:え?なんで。
弓木:私言いましたから。先輩の力になりたいって。だから、私は先輩をサポートします。
祐次:でも、良いのか?こんな俺と仲良くして。
弓木:良いに決まってるじゃないですか。だって私達、先輩と後輩なので!
祐次:何じゃそれ?まあでも、ありがとな。弓木。
弓木:はい!
藤兵衛:うん。やはり似ているな。彩華ちゃんに。
晃:祐次が彼女を信頼してる理由。なんとなく分かった気がします。
愛音:ふふっ。そうだね。
元希:祐次を止められるのは、彼女かもな。
里菜:うん。私もそんな気がする。
藤兵衛:うむ。そうだな。弓木奈於さん。
弓木:は、はい。
藤兵衛:祐次の事、よろしく頼みます。
弓木:・・・はい!
次回
仮面ライダーディケイドwith乃木恋
祐次:あれは・・・
弓木:先輩!
翔太郎:こいつ、ドーパントじゃない!?
フィリップ:何者だ?
照井:こっちはドーパントか。
ディケイド:二人纏めて倒す。ハアッ!
W:さあ!お前の罪を数えろ!
アクセル:さあ!振り切るぜ。
ファング!ジョーカー!
祐次:変身!
KAMENRIDE!DECADE!
全てを破壊し、全てを繋げ!
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