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辛さの先に幸せあり




○○:ぷはぁ~・・・🍺ガンッ!なんなんだよっ!ふざけやがってよ~!クソッ!

?:ちょっと~・・・飲み過ぎだよ?

○○:あぁ~!もっと!飲ませんしゃい!

?:駄目!これ以上は二日酔いになるよ?

○○:むぅ~!しょんにゃ事言って~奈於ちゃんがモノポリーしゅりゅんだろ~・・・ふじゃけりゅな~

奈於:するわけないでしょ。

○○:あの女・・・浮気しやがって!

奈於:・・・誰と浮気したの?

○○:・・・知らんイケメン。

奈於:そっか・・・辛かったね・・・

○○:・・・何が駄目だったんだろう・・・

奈於:・・・もう忘れなよ・・・そんな人の事なんて。何処かに○○君を一途に思ってくれる人が居るから。案外近くに居るかもよ。○○君の事を好きな人が。

○○:・・・奈於ちゃんが彼女だったら、良かったなぁ・・・

奈於:・・・飲み過ぎ。ほら、帰ろ?

○○:うん・・・



奈於:大丈夫?

○○:ダイジョブダイジョブ~!ニャハハハッ!

奈於:もう・・・



奈於:ほら。着いたよ?

○○:えへへ・・・一緒に寝りゅ?

奈於:なっ/////寝ません!

○○:ニヒヒ😁

奈於:もう・・・(心:まったく・・・人の気も知らないで/////)鍵は?

○○:ん~?バギー?

奈於:言ってない。家の鍵!

○○:んふふ・・・左のポケットか~、右のポケットのどっちか~・・・なので~あります!

奈於:はいはい。ポケットね~。有った。

 🔑ガチャ

奈於:開いたよ。ほら、靴脱いで。

○○:ニシシ😁ただいマスクドフォーム!

奈於:・・・ベッドまで行くよ。

○○:ほっほ~い。


🛏️ボフッ


奈於:上着脱いで?

○○:えへへ・・・んっ。

奈於:・・・何?

○○:んっ!

奈於:もう・・・自分で脱ぎなさい。

○○:むぅ~・・・ヤーダヤーダ!めんどくさい!だから・・・ん!

奈於:もう・・・(心:子供みたい・・・)じゃあ、腕広げて。

○○:はーい・・・



奈於:じゃあ、私は帰るね?

○○:えぇ~・・・パシッ

奈於:え・・・うわっ!

🛏️ボフッ

奈於:ちょ、ちょっと!/////


 私は、○○君に腕を引っ張られ布団に倒れ込んだ。今の私は、○○君の腕の中に居る。


奈於:ちょっと!○○君!

○○:今日は~・・・ずっと~・・・一緒に居て?

奈於:でも、こんなのは恋人同士で・・・

○○:スゥ スゥ スゥ スゥ・・・

奈於:寝てる・・・

○○:んっ。ん~~😴

奈於:もう・・・(心:こんなの・・・恋人みたいじゃん・・・/////)

○○:😴

奈於:・・・(心:なんで浮気したのかな?あの女。優しくて、思いやりの有る○○君が彼氏なのに・・・)・・・おやすみなさい。○○君。

○○:スゥ スゥ スゥ スゥ😔


翌朝


○○:んっ!ん~。うっ!頭いてぇ・・・

 ガチャガチャ ガチャガチャ

○○:ん?誰か居る・・・


リビング


○○:ん~~・・・誰?

奈於:あ、おはよう。○○君。

○○:奈於ちゃん!?え、なんで?

奈於:ご飯もうすぐで出来るから、待っててね?

○○:う、うん・・・え、なんで居るの?

奈於:もう・・・覚えてないの?

○○:うん・・・

奈於:まあ、無理も無いか・・・昨日は、彼女に浮気されたって言って、お酒を飲んでたの。

○○:うん・・・それは覚えてる。それで飲み過ぎて・・・その後は覚えてない。

奈於:その後、私が家まで運んで、ベッドに寝かせようとしたら、無理矢理・・・

○○:え!?そ、それって・・・

奈於:大丈夫だよ。引きずり込まれて抱きしめられただけだから。

○○:・・・すいません。

奈於:いいよ、別に。気にしてないから。むしろ嬉しかったし・・・/////

○○:え!?

奈於:あ、ううん・・・それに、ふふっ。寝顔は可愛かったよ。

○○:っ!?恥ずっ/////

奈於:ふふっ。はい。ご飯出来たよ。

○○:わぁ~!旨そうだな。いただきます!

 パクッ

○○:ん~~!旨い!

奈於:ふふっ。良かった。ねぇ。

○○:ん?

奈於:今日はお互い仕事休みでしょ?

○○:俺は休みだけど、奈於ちゃんもなんだ。

奈於:うん。良かったら、一緒に出掛けない?

○○:・・・

奈於:気分転換も兼ねて・・・どうかな?

○○:・・・うん。行こうかな。

奈於:やった😄

○○:・・・(心:奈於ちゃんって、こんなに可愛かったっけ・・・)


二時間後・・・


奈於:お待たせ。

○○:ううん。

奈於:どうかな?この格好・・・似合う?

○○:・・・(心:やべぇ・・・めっちゃ可愛い。)う、うん・・・似合ってる・・・可愛い。

奈於:えへへ/////良かった。

○○:ドキッ💓(心:今の感じ・・・もしかして・・・)

奈於:どうかした?

○○:あ、ううん。えっと、どこに行く?

奈於:行きたいところとか無いの?

○○:・・・服が欲しいな。

奈於:服?

○○:うん・・・前に彼女に言われたんだ。服がダサいって。だから、私服がオシャレだったら、帰ってきてくれるかなって。

奈於:・・・忘れなよ・・・そんな人のことなんて。浮気する人のことなんて。

○○:奈於ちゃん・・・

奈於:服、見に行こ?私が選んであげるから。

○○:うん。






奈於:どういうのが良いとかある?

○○:特に無いけど。

奈於:じゃあ、おまかせでいい?

○○:お願いします。




奈於:どう?着れた?

○○:うん。

 シャッ

○○:どう?

奈於:・・・

○○:奈於ちゃん?

奈於:あ!う、うん・・・似合ってるよ。

○○:・・・奈於ちゃん。

奈於:あ、な、何?

○○:ありがとう。選んでくれて。

奈於:ううん。それで、どうする?買う?

○○:うん。これ買うよ。

奈於:うん!


 その後は、本屋に寄ったり、ゲームセンターに寄ったりした。フードコートでは、二人でチャーハンを食べた。そんなこんなで時間は夜になっていた。


○○:凄い今更だけど、奈於ちゃんは欲しいの無かったの?

奈於:私はいいよ。

○○:ホントに?

奈於:うん!

○○:・・・パシッ

奈於:え?

○○:行こう!ダッ🏃

奈於:ちょ、ちょっと!




奈於:・・・此処って・・・ジュエリーショップ?

○○:うん。入ろ。

奈於:あ、うん。


店内


奈於:でも、なんで?

○○:今日のお礼。ありがとう。いい気分転換になったよ。俺、まだ暫くは引きずっちゃうと思うけど、次に進めるように頑張るよ。

奈於:・・・うん。私にも、出来ることがあったら言ってね?

○○:うん。ありがとう。

奈於:うん!それで、何を買うの?

○○:ネックレスをあげたいなって思って。

奈於:でも、高いし・・・あ、これ可愛い!

○○:・・・すいません!

店員:はい。

○○:これ下さい。

店員:かしこまりました。

奈於:・・・ホントに良いの?

○○:うん。

奈於:・・・🙂ありがとう!

○○:ドキッ💓(心:またこの感じ・・・やっぱり俺・・・奈於ちゃんの事を?でも、浮気されたとはいえ、俺には、昨日まで彼女が居て・・・そんな俺が、もう新しい恋?これって、良いのかな?)

奈於:○○君?

○○:あ、ううん。何でも無い・・・

奈於:・・・なら良いけど。

店員:お待たせいたしました。こちらでお間違えなかったですか?

○○:あ、はい。大丈夫です。

店員:では、お会計を。

○○:はい。

奈於:・・・


 ウィーーン

店員:ありがとうございました!

○○:付けてあげるよ。

奈於:うん!

 パチッ

○○:はい。

奈於:ありがとう。ふふっ。どうかな/////?

○○:うん。似合ってる。可愛い。

奈於:えへへ/////ありがとう!

○○:うん!(心:やっぱり、好きなんだなぁ・・・俺。なんで気付かなかったんだろう・・・こんなに近くに居たのに・・・馬鹿だなぁ、俺。)奈於ちゃん。

奈於:?なに?

○○:・・・奈於ちゃんは、なんで、俺のことを気にかけてくれるの?

奈於:・・・幼馴染みっていうのも有るけど、一番の理由は別に有るの。

○○:それって?

奈於:好きだから。

○○:え?

奈於:○○君が好きだから。幼稚園の頃からずっと。

○○:え!?そ、そんな前!?

奈於:うん・・・

○○:全然気付かなかった。

奈於:・・・正直、今言うのはズルいと思うけど・・・私は○○君が好き!これまでも、これからも。だから・・・

○○:ごめん。

奈於:・・・

○○:もうちょっとだけ待って欲しい。必ず、整理して、答えを見つけるから。

奈於:うん!待ってる。

○○:ありがとう。



1ヶ月後・・・



○○:奈於ちゃん!

奈於:あ、○○君!今帰り?

○○:うん。

奈於:ふふっ。今日もお疲れ様。

○○:奈於ちゃんもね。

奈於:ふふっ。あれ?あの人・・・

○○:うん?あ・・・あいつ・・・

元カノ:あ、久しぶり。○○。

○○:・・・何?

元カノ:ふふっ。冷たいなぁ。私達の仲でしょ?あれ?なんで貴女が居るの?あ、そっか。○○に付きまとってたからか。まだ付きまとってんの?

奈於:・・・

○○:何しに来たんだよ・・・

元カノ:よりを戻したいなぁって思って。

○○:・・・あのイケメンは?

元カノ:彼奴最悪だったの。浮気しててさ。浮気するって、最低じゃない?

○○:・・・

奈於:貴女も同罪でしょ。

元カノ:は?

奈於:貴女も浮気したじゃない!○○君と付き合ってたのに、貴女は別の男と!貴女も最低よ!

元カノ:あれは、彼奴がどうしてもって言うから、仕方なくで・・・

奈於:そんなの信じらんない!

元カノ:ホントよ!お願い!○○、私を信じて?ね?

○○:・・・悪いけど、信じるとか信じないとか、そんなのどうでも良い。

元カノ:え?

○○:どちらにしても、お前とよりを戻す気はない。

元カノ:な、なんで?私のこと好きって言ってくれたじゃん!

○○:それは過去の話。今は好きじゃない。

元カノ:そんな・・・

○○:それに、もう新しい彼女居るから。

奈於と元カノ:え?

元カノ:だ、誰なの?それ・・・

○○:誰って・・・決まってるだろ。

元カノ:ま、まさか!?

○○:そのまさかだよ。此処にいる・・・奈於ちゃんが、俺の新しい彼女だ。

奈於:・・・ふぇ/////

元カノ:そ、そんな!?だって、この女はずっと○○に付きまとってた・・・

○○:黙れよ。

元カノ:っ!?

○○:俺の事を悪く言うのは構わない。けどな!奈於ちゃんの事を悪く言うのだけは、絶対に許さない。

元カノ:・・・

○○:・・・じゃあな。行こ。奈於ちゃん。

奈於:あ、うん。




○○:あぁ~・・・スッキリした~!

奈於:ふふっ。でも・・・良かったの?

○○:何が?

奈於:その・・・私が彼女だって、言ったこと。

○○:どうして?

奈於:だって私達・・・付き合ってないし。

○○:これから付き合えば大丈夫だよ。

奈於:え?

○○:・・・奈於ちゃん。

奈於:はい・・・

○○:この1ヶ月。奈於ちゃんと過ごしてみて、分かった事があるんだ。

奈於:・・・何が分かったの?

○○:心が落ち着くんだ。ありのままの俺で居られる。それに今は、これまで以上に、毎日が楽しく感じる。これも全部、奈於ちゃんの側に居たから分かったこと。

奈於:・・・

○○:俺は、馬鹿だった。こんなに可愛いくて、一途に想ってくれてる人が近くに居たのに、全然気付かないで・・・

奈於://///○○君・・・

○○:こんな、鈍い俺だけど・・・良かったら!俺と・・・付き合って下さい!

奈於:○○君・・・グスッ。はい!宜しくお願いします😂


・・・


二人:ふふっ/////

○○:奈於ちゃん/////顔赤いよ?

奈於:だって・・・嬉しいんだもん/////それに、○○君だって、顔赤いよ?

○○:そんな事無いよ/////

奈於:いや、ホントに赤いから/////

○○:赤くないってば/////

奈於:赤いよ/////

二人:・・・ふふっ/////

○○:帰ろっか。

奈於:うん!

 ギュッ

○○:良かったら、今夜/////泊まってく?

奈於:・・・うん/////

○○:奈於ちゃんの手料理が食べたいな。

奈於:ふふっ。じゃあ、何食べる?

○○:うーん・・・あ、ハンバーグ!奈於ちゃんのハンバーグが食べたいなぁ。

奈於:じゃあ、一緒に作る?

○○:出来るかな?

奈於:出来るよ。

○○:じゃあ、一緒に作る。

奈於:ふふっ。

 俺達に付いて来る二つの影は、手の繋がりが離れることなく歩いていた。






END



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