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第16話 よみがえる初恋



これまでの
仮面ライダーディケイドwith乃木恋は・・・



 ドーパントの力の所為で子供になってしまった祐次。ドーパントは、俺を倒さなければ祐次の存在自体が消えると言う。一度は逃がしたドーパントを必ず倒すと決めた翔太郎達は、ドーパントの目撃情報を基にドーパントのアジトが在るであろう場所を見つけ、調査に向かう。その頃祐次は、幼稚園児にまで小さくなっていた。そして、弓木と離れ離れになるのが嫌で寮を飛び出しドーパントの変身者の男とぶつかってしまう。追い掛けた弓木も襲われそうになったが、祐次は弓木を守ろうとドーパントに立ち向かった。其処にWとアクセルが駆け付けドーパントを倒した。お陰で祐次は元に戻ったのだった。




世界の破壊者、ディケイド!
皆を守るために戦うと決めた、その瞳は何を見る?




藤兵衛:最近、あらゆる所で死んだはずの人間が目撃されてるんだ。

愛音:幽霊とかですか?

藤兵衛:そこまでは分からないが、触れることは出来るらしい。

晃:ということは、死者が完全に蘇ったってことですか?

藤兵衛:うむ・・・

祐次:死者が蘇る?そんな馬鹿な・・・

元希:でも実際、死者が目撃されてるんだ。

里菜:恐らく、スーパーショッカーの仕業だよね。

藤兵衛:多分な。祐次、念の為警戒しといてくれ。

祐次:・・・

晃:祐次?聞いてんのか?

祐次:え?あ、ああ。ごめん。警戒しときます。

藤兵衛:頼むな。

祐次:はい・・・今日は・・・帰ります。おやすみなさい。


四人:おやすみ。

晃:・・・反応してましたね。死者が蘇ることに。

藤兵衛:無理もないさ。

晃:はい。

四人:・・・



○○の部屋



🛏️ボフッ


祐次:死者が蘇る、か・・・(心:もしかして、父さん達も・・・)



風都



照井:最近、妙な通報が多くてな。

翔太郎:妙な通報?

照井:死んだはずの人間を目撃した、という内容の通報が増えていてな。

亜樹子:何それ、怖っ!

ときめ:幽霊って事?

照井:そこまではまだ・・・

フィリップ:死んだ人間が生き返る・・・実に興味深いね。

亜樹子:翔太郎君。これって・・・

翔太郎:まさか・・・ダミーの仕業か?

照井:ダミー?

翔太郎:そういや、照井が風都に来る前だもんな。前に風都で開催されていた、闇と静寂の会、ってのが有ったんだが、その会の会長であるロベルト志島が変身していたドーパントがダミーだったんだ。奴は、死んだ街の要人になりすまし、遺族や親しかった人間の元に現れる。そして、風都の人間はいつしかそれを、こう表したんだ。

亜樹子:死人還り。

照井:成る程。それで、今回のこれにも、そのダミーが絡んでいる、ということか。

翔太郎:ああ。

亜樹子:フィリップ君はどう思う?

フィリップ:可能性は有るね。

亜樹子:やっぱり。

フィリップ:でも、間違い無いとも言えないよ。

翔太郎:もうちょっと情報が欲しいな。

照井:ああ。



翌日



祐次:・・・

弓木:先輩!

祐次:弓木、おはよう。

弓木:おはようございます。

祐次:今日から二月だね。

弓木:はい。

祐次:弓木って、二月が誕生日だったよね。

弓木:あ、はい!覚えててくれたんですね。

祐次:彼女なんだから当たり前でしょ。

弓木:はい/////

祐次:ふふっ・・・

弓木:先輩?

祐次:ん?

弓木:なんか、元気ないみたいですけど、大丈夫ですか?

祐次:あぁ~・・・"彩華"の誕生日も、二月だったなぁと思ってさ・・・

弓木:彩華さんって確か、先輩の、亡くなった従妹で、初恋の?

祐次:うん・・・あ、ごめん。彼女の前でする話じゃないね。

弓木:いえ・・・じゃあ私、日直なので先に行きますね。ダッ🏃

祐次:あ、うん。




祐次:・・・"彩華"・・・


キャアーーッ!


祐次:!?ダッ🏃


 悲鳴を聞き、駆け出した祐次。怪人に襲われていたのは、有り得ない人物だった。


?1:いや・・・来ないで!

?2:安心しな。"まだ"殺さないから。

?1:え?

?2:ふふっ。

祐次:ハッ!

?2:ドワッ!

祐次:そこまでだ。

?1:あ・・・

?2:お前がディケイドか。

祐次:だったら何だ。

?2:ふふっ。俺の名は、ゴースト・ドーパント。

祐次:ゴースト・・・幽霊か・・・もしかして、最近、死者の目撃情報が相次いでるのはお前の仕業か?

ゴースト:ああ、そうさ。ま、暫く幸せに浸ると良いさ。ははっ。また会おうぜ。ハッ!

祐次:!?くっ!・・・幸せに浸る?何言って・・・あ、そうだ。大丈夫ですか?

?1:うん!大丈夫だよ。ありがとう。祐ちゃん!

祐次:!?(心:この子、なんでその呼び方を・・・)

?1:私のこと、分からない?

祐次:まさか・・・(心:いや、こんな事は有り得ない。だって、彼女はもう・・・)

?1:ふふっ。

祐次:・・・彩華・・・なんで・・・

彩華:久しぶりだね!祐ちゃん!

祐次:あ、うん。

彩華:もう・・・やっと気付いてくれた!遅いよ!

祐次:だ、だって・・・彩華とは思わないし・・・

彩華:ふふっ。それもそうだね。

祐次:・・・(心:あのドーパントが言ってたのは、彩華の事なのか?)なぁ、彩・・・

彩華:祐ちゃん!/////ギュッ

祐次:お、おい/////いきなり抱きつくなよ。

彩華:えへへ/////ごめん。嬉しくて。

祐次:・・・そっか。俺も/////会えて嬉しいよ。

彩華:えへへ/////

祐次:☺️




賀喜:もうすぐ、奈於ちゃんの誕生日だね。

遠藤:そうだね。

田村:あれ?

遠藤:まゆたん?どうかした?

田村:あそこに居るの、富永先輩じゃない?

賀喜:あ、ホントだ。?・・・あの女の人って誰かな?

遠藤:さあ?

三人:あ!?

賀喜:ね、ねぇ・・・あれって・・・

遠藤:うん・・・抱きしめられてるね・・・

田村:まさか・・・浮気?!

かきさく:え!?

賀喜:そんな・・・先輩に限って、浮気なんて・・・ねぇ?

遠藤:うん・・・それに、あれは先輩が抱きしめられてるだけだと思うよ・・・

田村:でも、奈於が知ったら・・・

かきさく:・・・どうするの?

田村:・・・どうしよっか・・・

三人:・・・

遠藤:とりあえず・・・まだ確定した訳じゃないし・・・一旦、私達だけの秘密にしよ?

賀喜:うん。それが良いと思う。

田村:だね。じゃあ、奈於にはバレないように。ね?

かきさく:うん。



祐次side



彩華:ねぇ、祐ちゃん?

祐次:どうした?

彩華:あの・・・祐ちゃんって・・・彼女とか、居るの?

祐次:・・・ううん。居ないよ。

彩華:ほ、ホントに?

祐次:☺️ああ。

彩華:そっか/////じゃあ、私にもチャンス有る?

祐次:・・・有るよ。

彩華:ホント?!

祐次:うん・・・

彩華:えへへ/////

祐次:・・・スッ✋ポンポン👋

彩華:っ!?/////カァァァ

祐次:ふふっ。変わってないな。そうやって直ぐに顔が赤くなるところとか。昔の彩華そのままだ。

彩華:そ、それって褒めてる?

祐次:当たり前でしょ。そういう彩華が、俺は好きだったから。

彩華:ふぇ/////

祐次:ふふっ。また顔真っ赤だよ?

彩華:やぁ・・・見ないでよ。

祐次:ふふっ。

彩華:もう・・・

祐次:可愛いな、彩華は。今も昔も。

彩華:可愛い・・・えへへ/////

祐次:・・・彩華。俺、大学行かないと行けないからさ。

彩華:そっか。私はどうしよっかなぁ・・・

祐次:・・・良かったら、見学してく?

彩華:え!?で、でも・・・祐ちゃんに迷惑じゃない?

祐次:俺は大丈夫だよ。俺、今はアイドルのマネージャーしてるんだ。

彩華:マネージャー!?祐ちゃんが?

祐次:ああ・・・まあね。

彩華:へぇ~・・・

祐次:・・・(心:でも、そうなると、弓木と彩華が・・・)ごめん、彩華。やっぱり見学は無しで良いかな?

彩華:え?あ、良いけど。

祐次:ありがと。

彩華:私、ますますどうしよう・・・

祐次:・・・じゃあさ、適当に時間潰しといて、お昼になったら、また会わない?お昼ご飯、一緒に食べよう?

彩華:😀良いの?!

祐次:当たり前でしょ?

彩華:えへへ/////ありがとう!祐ちゃん!

祐次:ドキッ💓・・・どう致しまして。じゃあ、また後でね。

彩華:うん!


 こうして俺は、有り得ない再会を果たしたのだった。



お昼頃



梅澤:ふぅ~。終わったね。

山下:うん。お昼ご飯どうしよっか?

久保:食堂でしょ?

山下:食堂で何を食べるか、だよ。

久保:うーん・・・

梅澤:私はいつものかな。あ、富永君はどうする?

祐次:・・・

梅澤:富永君?おーい・・・

祐次:!?あ、な、何?

梅澤:お昼ご飯どうする?一緒に食べない?

祐次:あ、ごめん。先約が有るから。じゃあね。またレッスンで。

梅澤:うん。

山下:先約って、弓木ちゃんかな?

久保:そうじゃない?

山下:ふふっ。ラブラブだよね。

久保:だね。



祐次:彩華!

彩華:あ、祐ちゃん!

祐次:お待たせ。待った?

彩華:ううん。今来たとこ。

祐次:なら良かった。

彩華:ふふっ。

祐次:じゃあ、行こっか。

彩華:うん!えへへ/////

祐次:?どうした?

彩華:なんか・・・恋人みたいだなって思って/////

祐次:・・・ギュッ

彩華:ふぇ/////

祐次:ふふっ。これで、もっと恋人っぽいだろ?

彩華:う、うん(心:ど、どうしよう・・・恥ずかしいけど、嬉しい/////)チラッ

祐次:😊

彩華:プイッ////

祐次:☺️可愛い。ナデナデ👋

彩華://///

祐次:ふふっ。



夕方・レッスン室



祐次:・・・

祐次(L):もうすぐで終わると思うから、大学近くで待ってて。

彩華(L):分かった。待ってるね。

祐次(L):ごめんな。ずっと外に居させて。寒くない?

彩華(L):ううん。大丈夫だよ。

祐次(L):じゃあまた後で。

彩華(L):うん!

祐次:ふぅ~。

弓木:先輩!

祐次:!?ゆ、弓木・・・ど、どうした?

弓木:?大丈夫ですか?何か悩み事ですか?

祐次:い、いや・・・そういうんじゃないよ。

弓木:なら良いですけど・・・何かあったら言ってくださいね。

祐次:う、うん・・・(心:ごめん弓木。俺は・・・)


三人:ジーーッ👀

田村:やっぱり、あの感じは・・・

遠藤:うん・・・何か隠してる。

賀喜:やっぱり、あの女の人の事だよね。うーん・・・奈於ちゃんになんて言おう・・・

弓木:私が何?

三人:うわあっ!

弓木:ビクッ

田村:な、奈於・・・もしかして聞いてた?

弓木:全部は聞いてないけど?

田村:なら良かった・・・

弓木:あ、でも・・・女の人って?

遠藤:そ、それは・・・その・・・

賀喜:アハハ😅

弓木:?

キャアーーッ!

全員:!?

弓木:先輩!

祐次:ああ!ダッ🏃


並木道


?:いや・・・来ないで!

弓木:先輩!あそこ!

祐次:!?ゴースト!

弓木:あの女の人、襲われてるみたいです。

祐次:!?彩華!

メンバー:え?

彩華:祐ちゃん!

メンバー:祐ちゃん?

ゴースト:おやおや。ディケイドじゃないか。ふふっ。そこで見ていろ。恋人が死ぬ瞬間を!

メンバー:!?

祐次:させるか!ハッ!

ゴースト:くっ!

KAMENRIDE!

祐次:変身!

DIEND!

ディエンド:はっ!

ゴースト:くっ!

ディエンド:ハッ!

ゴースト:グアッ!

ディエンド:彩華、大丈夫?

彩華:うん・・・ありがとう祐ちゃん。

ディエンド:うん。

ゴースト:ハアッ!

ディエンド:こっち!

彩華:わっ!

ディエンド:ハアッ!

ゴースト:くっ!

ディエンド:ハッ!

ゴースト:くっ!ぐっ!グアッ!

ディエンド:はっ!フッ!

ゴースト:くっ!良いのか、俺を倒して?

ディエンド:何?

ゴースト:ふふっ。俺を倒せば、あの女は消える。

ディエンド:何!?(心:彩華が・・・消える・・・)チラッ

彩華:?

ディエンド:・・・

ゴースト:ふふっ。ハアッ!

ディエンド:!?くっ!ぐっ!グアッ!

弓木:先輩!

彩華:祐ちゃん!

ディエンド:くっ!(心:彼奴を倒せば、また彩華が・・・)

ゴースト:ふふっ。さあ、終わりかな。

?:ハッ!

ゴースト:グアッ!

ディエンド:!?

?:大丈夫か?

ディエンド:翔太郎先輩・・・フィリップ先輩、竜先輩・・・

亜樹子:貴女も大丈夫?

彩華:あ、はい。

ゴースト:Wとアクセルか。

W(翔太郎):ドーパントみたいだな。

W(フィリップ):そうだね。

アクセル:見た感じは、幽霊か?

ときめ:もしかして、死んだはずの人間が目撃されてることと関係が?

W(翔太郎):成る程な。祐次、何か知ってるか?

ディエンド:彼奴は、ゴースト・ドーパントです。

W(フィリップ):やはりそうか。

アクセル:彼奴を倒せば、全て解決だな。

W(翔太郎):なら倒すまでだ!

W(フィリップ):ああ!

三人:はっ!

ディエンド:・・・

W:フッ!

ゴースト:ふっ!

アクセル:ハッ!

ゴースト:よっ!

亜樹子:すばしっこい・・・

W(フィリップ):流石は幽霊か・・・

W(翔太郎):すばしっこい奴には、コレだ!

サイクロン!ジョーカー!

W:ふっ!はっ!

サイクロン!ジョーカー!

W:ハッ!

ゴースト:ふふっ。ハッ!

W:くっ!ウアッ!

アクセル:ハッ!

ゴースト:ふっ!ハッ!

アクセル:ふっ!ハアッ!

ゴースト:くっ!

W:ハアッ!

ゴースト:グアッ!

アクセル:一気に決めるぞ。

W:ああ!

エンジン!マキシマムドライブ!
ジョーカー!マキシマムドライブ!

アクセル:ふっ!

W:ジョーカーエクストリーム!ハッ!

アクセル:ハアッ!

ゴースト:!?

ディエンド:ハッ!

Wとアクセル:!?

ディエンド:くっ!グアーーッ!

弓木:先輩!

祐次:うっ・・・ドサッ

アクセル:何故ドーパントを庇った!

W(フィリップ):なんのつもりだい?

祐次:それは・・・

ゴースト:ふふっ。感謝するよディケイド!礼として、もう暫く泳がせてあげるよ。じゃあな。ハッ!

全員:!?うっ!

W(翔太郎):逃げられたな。

翔太郎:・・・

照井:・・・

弓木:あ、先・・・

彩華:祐ちゃん!ギュッ

全員:!?

祐次:彩華・・・怪我は無い?

彩華:うん・・・大丈夫。祐ちゃんこそ、大丈夫?

祐次:大丈夫。後、ごめん。一人にしない方が良かったね。

彩華:ううん。守ってくれてありがとう。祐ちゃん!

祐次:ギュッ良かった・・・無事で。

彩華:うん。

全員:・・・

弓木:先、輩・・・

翔太郎:どういうことか説明しろ。祐次。

祐次:・・・

彩華:祐ちゃん?

亜樹子:貴女は誰なの?

彩華:私は・・・

祐次:誰でも良いでしょ。

全員:!?

翔太郎:どういう意味だ。

祐次:・・・彩華、行こ。

彩華:え?あ、うん。

弓木:先輩!!

祐次:・・・

弓木:その人って、先輩の従妹の彩華さんですよね?

全員:え!?

祐次:・・・

弓木:・・・彩華さん?

彩華:な、何?

弓木:先輩は私の彼氏です!

彩華:!?う、嘘だよ!そんな訳無い!だって祐ちゃんは・・・彼女は居ないって言ってたもん!

弓木:違います!私が彼女です!

彩華:ねぇ、祐ちゃん!あの人、ホントに彼女なの?

祐次:・・・

彩華:祐ちゃん!

祐次:違うよ。彼女なんかじゃない。ただの後輩だよ。

弓木:!?

彩華:ホント?

祐次:ホントだよ。だから、聞き流しといてよ。

彩華:うん。

弓木:先輩・・・

祐次:行くよ。

彩華:うん!チラッ👀ベーッ👅

弓木:っ!


弓木:・・・先輩・・・

全員:・・・



祐次の部屋



彩華:お邪魔します・・・

祐次:適当に座っててよ。今、飲み物出すから。

彩華:うん。ありがとう。キョロキョロ👀此処が祐ちゃんの部屋かぁ~。意外と綺麗だね。

祐次:意外とは余計だ。

彩華:ごめんごめん。あ、このカメラ・・・もしかして、叔父さんが祐ちゃんにプレゼントしたカメラ?

祐次:うん。

彩華:まだ使ってるの?

祐次:いや、二年ぐらい前に使えなくなっちゃって。

彩華:そうなんだ。

祐次:そのカメラは父さんの形見だから、常に見えるところに置いてあるんだ。

彩華:そっか・・・今は、カメラはどうしてるの?

祐次:今は、知り合いに貰った物を使ってるよ。

彩華:へぇ~。あ、ねぇ!祐ちゃんが撮った写真見たい!

祐次:・・・

彩華:ねぇ、お願い。駄目?🥺

祐次:うっ!別に良いけど。

彩華:😀やった!

祐次:・・・ふふっ。はい。緑茶で良かった?

彩華:うん!ありがとう祐ちゃん!

祐次:どういたしまして。

彩華:?あ、カフェオレだ!

祐次:ん?あ、うん。

彩華:相変わらず好きなんだね?

祐次:まあ、美味しいからね。

彩華:ふふっ。祐ちゃんも変わらないね。

祐次:良い意味で?

彩華:うん。良い意味で。

二人:ふふっ。

コテン

祐次:ん?どうした?

彩華:ううん。今日は疲れたね。

祐次:色々有ったからね。どうせ泊まるだろ?

彩華:良いの?

祐次:勿論。

彩華:じゃあ・・・お言葉に甘えて/////

祐次:うん。

彩華:えへへ/////

祐次:・・・(心:可愛い・・・)


乃木坂大学


全員:・・・

フィリップ:成る程。では、祐次の初恋の相手が生き返ったということだね。

翔太郎:恐らくあのドーパントの仕業だな。

弓木:・・・

賀喜:大丈夫?

弓木:・・・幸せなんですかね。

全員:?

弓木:先輩は、幸せなんでしょうか・・・少なくとも、私は幸せだと思ってます。

田村:奈於は幸せじゃないんじゃない?

弓木:先輩が幸せなら、私はそれで・・・

翔太郎:弓木ちゃんが良いなら、俺らは何も言わないさ。でも、これだけは覚えておいてくれ。死んだ人間を蘇らせても、幸せにはなれないよ。

弓木:え?

翔太郎:余計に悲しくなるだけだ。

全員:・・・


祐次side


祐次:ホントに良いの?手伝わなくて。

彩華:大丈夫!私だって、料理ぐらい出来るよ!

祐次:なら良いけど・・・

彩華:ふふっ。

祐次:・・・ギュッ

彩華:ふぁっ!ちょ、ちょっと・・・祐ちゃん/////恥ずかしいよぉ・・・

祐次:何言ってんのさ。彩華はこうやって抱きついてきたじゃん。

彩華:あ、あれは・・・自分からするのと、されるのでは違うんだもん/////

祐次:ふふっ。可愛い。

彩華://///

祐次:・・・ねぇ、彩華?

彩華:何?

祐次:好きだよ。

彩華:っ!/////わ、私も・・・好きだよ。

祐次:これからは/////ずっと一緒に居よう?

彩華:うん・・・私も・・・祐ちゃんと一緒に居たい/////

祐次:彩華・・・明日、どっか出掛けない?

彩華:どっかって?

祐次:彩華の行きたいところで良いよ。

彩華:うーん・・・あ、お買い物したい!

祐次:分かった。じゃあ、明日ね。

彩華:うん!



祐次:・・・

彩華:・・・

祐次:・・・もう少し、寄ったら?

彩華:う、うん/////ギシッ

祐次:・・・ギュッ

彩華:ふぁっ/////(心:うぅ~!ど、どうしよう!?祐ちゃんの顔が、すぐ其処に。近いよぉ~!)/////

祐次:ふふっ。

彩華:なんか、祐ちゃんは余裕そうだね。

祐次:そんな事無いよ。ほら。

彩華:?・・・

 バクバク💓

彩華:あ・・・(心:ドキドキ、してる?)

祐次:分かった?

彩華:うん・・・一緒だね。私達。

祐次:うん。

彩華:・・・/////ギュッ

祐次:・・・ナデナデ👋

彩華:えへへ/////それ好き。

祐次:・・・(心:可愛いな。一生このままでいたい。)おやすみ。彩華。

彩華:おやすみ、祐ちゃん/////

祐次:ナデナデ👋(心:・・・弓木・・・ごめん。やっぱり俺は・・・誰かを裏切る運命みたいだ。俺は・・・彩華と一緒に居る。)

彩華:スゥ スゥ スゥ スゥ

祐次:ナデナデ👋彩華の事。必ず守るから。

彩華:んっ。ん~~。祐ちゃん・・・ずっと、一緒・・・😴

祐次:・・・ずっと一緒だよ。ギュッ


翌朝


祐次:んっ。ん~~。朝か・・・ふぁ~🥱ん?・・・!?彩華!彩華・・・何処に行ったんだ・・・彩華!

彩華:あ、おはよう。祐ちゃん。

祐次:!?彩華!ギュッ

彩華:ふぇっ/////あ、あの・・・祐ちゃん?

祐次:ごめん。朝起きたら居なかったから、どっかに行っちゃったんじゃないかって思って。

彩華:あ、ごめん。朝ご飯作ってたから。

祐次:そっか・・・なら良かった。

彩華:・・・ギュッ

祐次:・・・ご飯は?

彩華:もうちょっとで出来るから。

祐次:うん。分かった。


 それから俺達はご飯を食べ、出掛ける準備をした。そして、ショッピングモールにやってきた。


祐次:買い物って、何を買うの?

彩華:服とかかな。

祐次:服かぁ・・・俺は無縁だからなぁ、オシャレは。

彩華:じゃあ、私が選んであげる!

祐次:良いの?彩華の服を買いに来たのに。

彩華:両方見れば良いよ。早く行こ?

祐次:・・・ギュッ

彩華:っ!/////あ、えっと・・・

祐次:はぐれるといけないからさ/////

彩華:う、うん/////

祐次:それに・・・/////デートだから。

彩華://///うん・・・(心:デートって思ってくれてたんだ。えへへ。)

祐次:じゃあ/////行こっか。

彩華:うん!/////


 それから俺達は、ショッピングモールを見て回った。買ったり、買わなかったり。そして、あっという間に時間は過ぎた。


祐次:色々買ったね。

彩華:うん!あ、ねぇ!祐ちゃん。最後に一つ良い?

祐次:どうした?

彩華:あのね・・・その、キーホルダーが欲しいの。

祐次:キーホルダー?全然良いよ。

彩華:普通のキーホルダーじゃないの。お揃いのが欲しくて。

祐次:・・・

彩華:その・・・記念に欲しいの。祐ちゃんに会えた記念に。

祐次:なんだよ・・・まるで、今すぐ居なくなるみたいなこと言うなよ。

彩華:えへへ・・・ごめん。

祐次:良いよ。俺もお揃いの欲しいし。

彩華:ホント?

祐次:うん。

彩華:えへへ/////やった!

祐次:☺️行こ。

彩華:うん!




彩華:あ!ねぇ!これが良い!

祐次:じゃあ、貸して。

彩華:一緒に払おうよ。

祐次:割り勘って事?

彩華:うん。お揃いの物だし。駄目かな?

祐次:駄目じゃないよ。

彩華:良かった。


 買い物を終え、ショッピングモールを出た俺達は、帰り道の途中のベンチに座って、話をしていた。


祐次:はい。

彩華:ありがとう。ゴクッゴクッ 

祐次:美味しい?

彩華:うん!

祐次:☺️

彩華:コテン

祐次:?どうした?

彩華:私、幸せだよ。祐ちゃんと、こうして一緒に居れて。お揃いのキーホルダーも買えたし。

祐次:お揃いか・・・良いな。大切で、大好きな人と同じ物を持ってるって。それに、これからは、ずっと一緒に居れるんだ。ずっと幸せだよ。

彩華:・・・ねぇ、祐ちゃん。

祐次:ん?

彩華:大学の時の後輩さん。恋人でしょ?

祐次:!?ち、違っ・・・

彩華:分かってるよ。あの後輩さんの目は本気だった。それに、祐ちゃんを見てれば分かるよ。

祐次:彩華・・・うん。彩華の言う通りだよ。

彩華:やっぱり。

祐次:でも、彩華と一緒に居たいのは本当だよ。

彩華:うん。

祐次:俺、別れるよ。彼女と。

彩華:・・・

祐次:彩華が好きだから。彩華と一緒に居たいから。

彩華:駄目だよ!私の所為で、そんなの。

祐次:俺が彩華と一緒に居たいんだ。だから、一緒に居よう?

彩華:・・・

祐次:駄目、かな?

彩華:ううん。祐ちゃん!ギュッ

祐次:うおっ!ば、馬鹿!こぼれたらどうするんだよ!

彩華:えへへ/////ごめんごめん。

祐次:ったく・・・!?危ない!

彩華:きゃあ!

祐次:くっ!大丈夫?

彩華:うん、ありがとう。

祐次:うん。誰だ!

?:フハハハッ!そろそろ時間切れ。お別れの時だ。

祐次:ゴースト・ドーパント・・・

彩華:祐ちゃん・・・怖いよ。ギュッ

祐次:大丈夫。必ず守るから。俺から離れないで。

彩華:うん!

ゴースト:過去の亡霊に捕らわれた哀れな男だ。

祐次:何とでも言え。

祐次:・・・(心:彼奴を倒せば、彩華は消える。なら!奴からメモリを奪う。)

彩華:祐ちゃん!

祐次:どうした・・・!?お前等は・・・

?:ガッラーッ!

祐次:ガラガランダ!

?:ゲソーッ!

祐次:イカデビル!

?:キェェェー!

祐次:ヒルカメレオン!

?:久しぶりなのだ!

祐次:アポロガイスト!

?:相変わらず、愚かな男だ。

祐次:暗闇大使の真の姿、サザングロス!

祐次:貴様が蘇らせたのか!

ゴースト:その通りだ。

祐次:くっ!

彩華:祐ちゃん・・・

祐次:くそっ・・・(これじゃあ、メモリを奪うなんて絶対無理だ。)

ゴースト:ふふっ。どうする?

祐次:・・・

彩華:祐ちゃん・・・

祐次:彩華!逃げよう!

彩華:でも・・・

祐次:早く!

彩華:・・・うん!

ゴースト:逃がさないよ。


大学


弓木:はぁ~。

全員:・・・


 レッスン室には重たい空気が流れていた。


翔太郎:祐次の奴・・・今度こそ本当に、マネージャーを辞めるかもな。

メンバー:・・・

全員:!?

彩華:わっ!

祐次:!?(心:レッスン室に来ちまったのか・・・)

弓木:先輩・・・

祐次:・・・

弓木:先輩!

祐次:・・・

弓木:あの・・・

祐次:彩華。此処に居ろ。絶対に動くな。良いな?

彩華:祐ちゃんは?

祐次:必ず戻るから。

彩華:・・・うん!

祐次:コクッ

弓木:先輩!

祐次:・・・弓木。別れよう。

弓木:え・・・

祐次:俺は、彩華と生きていくから。後、マネージャーも辞める。

全員:・・・

全員:!?

?:この期に及んで、まだその子と一緒に居るつもりか?

祐次:黙れ。

ゴースト:その女は私が作り出した偽者。私を倒せば、その女も消える。

全員:!?

祐次:分かってるよ。だから・・・ゴーストメモリを頂く。

全員:!?

祐次:お前のメモリを壊さなければ、彩華は消えない。

ゴースト:良いのか?メモリブレイクしなければ、蘇った犯罪者達も死なないという事だぞ?

祐次:犯罪者まで蘇らせたのか。まあ良い。犯罪者は消す。それだけだ。

サザングロス:やはり愚かだな。

翔太郎:お前等は!?

フィリップ:彼等も蘇らせたのか。

照井:厄介なことを。

ゴースト:この状況で、メモリを奪うなんて不可能だ。

祐次:奪うさ。変身。

KAMENRIDE!DECADE!

彩華:祐ちゃん・・・

ディケイド:・・・はっ!

ゴースト:ふっ!

二人:ハアッ!

ゴースト:グアッ!

ガラガランダ:ガッラーッ!

ディケイド:くっ!ハッ!

ガラガランダ:ガッ!

イカデビル:ゲソーッ!

ヒルカメレオン:キェェェー!

ディケイド:くっ!ぐっ!グアッ!

アポロガイスト:ハッ!

ディケイド:くっ!

サザングロス:ハアッ!

ディケイド:グアッ!

彩華:祐ちゃん!

翔太郎:俺達も行くぞ!

フィリップと照井:ああ!

サイクロン!ジョーカー!
アクセル!

照井:変っ!

翔太郎とフィリップ:変身!

照井:身っ!

サイクロン!ジョーカー!
アクセル!

W:さあ!お前の罪を数えろ!

アクセル:さあ!振り切るぜ!

Wとアクセル:はっ!

イカデビル:ゲソッ!

アクセル:くっ!

アポロガイスト:フッ!ハッ!

アクセル:グアッ!

ヒルカメレオン:キェェェー!

W:ぐっ!

サザングロス:ハアッ!

W:くっ!ぐっ!グアッ!

イカデビルとアポロガイスト:ハアッ!

アクセル:グアッ!

ヒルカメレオンとサザングロス:ハアッ!

W:グアッ!

ときめ:翔太郎!

亜樹子:竜君!

ガラガランダ:ガッラーッ!

ディケイド:くっ!ハッ!フッ!ハアッ!

ガラガランダ:ガッ!

ゴースト:ハアッ!

ディケイド:ちっ。フッ!ハアッ!

ゴースト:グアッ!

ディケイド:ハッ!(心:本気の技を当てれば、メモリブレイクしてしまう。なら、最低限の力を当てて、メモリを排出させるしかない!)ハアッ!

ゴースト:グアッ!

ディケイド:ハアッ!

ガラガランダ:ガッラーッ!

ATTACKRIDE!SLASH!

ディケイド:ハアッ!

ガラガランダ:ガッラーッ!

ディケイド:タアッ!

ゴースト:グアッ!

ディケイド:決める。

FINAL ATTACKRIDE!
DE DE DE DECADE!

ディケイド:ふっ!フッ!ハアッ!

ゴースト:グアーーッ!

男:うっ!

弓木:メモリが!

W(翔太郎):祐次!メモリを壊せ!

ディケイド:断る!メモリは、俺が貰う!

アクセル:何を言ってるんだ!

ディケイド:彩華と一緒に生きていく為だ。

全員:・・・

彩華:祐ちゃん!

ディケイド:彩華!行こう!もう此処に用は無い。

彩華:うん・・・

アポロガイスト:逃がさないのだ!ハッ!

ディケイド:くっ!しつこい奴等だ。

アクセル:ハアッ!

W:フッ!ハッ!

サザングロス:お前達に用はない!ハアッ!

全員:!?

ディケイド:殻を脱いだか。

サザングロス:ハアッ!

Wとアクセル:グアッ!

ガラガランダ:ガッラーッ!

イカデビル:ゲソーッ!

ヒルカメレオン:キェェェー!

アポロガイスト:ガイストカッター!

サザングロス:ハアッ!

Wとアクセル:!?くっ!ぐっ!グアーーーーッ!💥ドーーーーーン🔥

全員:!?

翔太郎:くっ!

照井:ぐっ!

ときめ:翔太郎!

亜樹子:竜君!

イカデビル:ゲソッ!

ディケイド:くっ!ハッ!フッ!ハアッ!

イカデビル:ゲソーッ!

ディケイド:メモリを手に入れた今、手加減は必要ない。本気で行くぞ。

イカデビル:ゲソッ!

ディケイド:!?しまっ・・・!?

彩華:キャアーーッ!

ディケイド:彩華!

彩華:うっ!嫌っ!離して!

ディケイド:彩華!

彩華:助けて・・・祐ちゃん・・・

ディケイド:今すぐ助けるから。

アポロガイスト:無駄なのだ!ガイストカッター!

ディケイド:フッ・・・

アポロガイスト:抵抗すればこの女の命は無いのだ。

ディケイド:!?・・・グアッ!

ヒルカメレオン:キェェェー!

ディケイド:グアッ!

サザングロス:ハアッ!

ディケイド:グアッ!

ガラガランダ:ガッラーッ!

ディケイド:くっ!

怪人達:ハアーーッ!

ディケイド:!?グアーーーーーーーーッ!

ドーーーーーーーーン🔥

怪人以外:!?

祐次:うっ・・・ドサッ

彩華:!?祐ちゃん!

弓木:・・・先輩!ダッ🏃

ときめ:危ないよ!

弓木:先輩!大丈夫ですか・・・

祐次:弓・・・木・・・

弓木:・・・先輩・・・

祐次:俺に・・・関わるな・・・俺は、お前を裏切った・・・最低な人間だ・・・

弓木:そんな事、どうでもいいです!

祐次:・・・

サザングロス:ふっ!

祐次:!?め、メモリが・・・

サザングロス:返してもらうぞ。ほら!

男:どうも。

ゴースト!

ゴースト:ふっ。返してもらったぞ。

祐次:・・・彩・・・華・・・

彩華:祐ちゃん・・・

アポロガイスト:その女は用済みなのだ。

イカデビル:ゲソ・・・彼奴のもとに戻るゲソ。

彩華:あ・・・祐ちゃん!

祐次:彩華・・・

アポロガイスト:ふん。愚かだな。用済みとは、死ぬという事なのだ。ハアッ!

祐次:彩華!伏せろ!

彩華:え・・・うっ!

全員:!?

祐次:あ・・・ああ・・・

彩華:うっ・・・ドサッ

祐次:あ・・・あぁ・・・彩華!ダッ🚶

彩華:うっ・・・

祐次:彩華!おい!しっかりしろよ・・・彩華!

彩華:祐・・・ちゃん・・・

祐次:今、助けるから。もう少しの辛抱だ。必ず助けるから。だから・・・死ぬな・・・

彩華:えへへ・・・ごめんね。私・・・もう無理みたい・・・

祐次:な訳無いだろ・・・これからも一緒に生きていくんだろ?

彩華:そうしたかったよ・・・でも・・・

祐次:なら生きてよ!お願いだよ・・・彩華が居なくなったら・・・俺・・・

彩華:大丈夫だよ・・・祐ちゃんには、あの人達が居るじゃん・・・だから・・・大丈夫だよ・・・

祐次:嫌だよ!俺は・・・彩華に生きていて欲しいんだ・・・彩華じゃなきゃ・・・駄目なんだよ・・・

全員:・・・

彩華:嬉しいなぁ・・・そう言って・・・くれて・・・でも・・・今の祐ちゃんの・・・居場所は・・・私じゃないよ・・・

祐次:嫌だ・・・彩華!死んじゃ嫌だよ!一緒に居ようって、言ったじゃん!

彩華:ごめんね。でも・・・私達は・・・ずっと一緒だよ・・・だって・・・お揃いだから・・・

祐次:!?そうだな・・・お揃いだもんな。

彩華:ふふっ・・・後・・・コレ使って?

祐次:え?

シュウウウウウウン

祐次:コレは・・・青いケータッチ・・・ディエンド用か・・・

彩華:コレは・・・私の・・・最後のプレゼントだよ・・・

祐次:最後・・・

彩華:うん・・・

祐次:・・・彩華?

彩華:なーに?

祐次:・・・ずっと・・・一緒に・・・居てよ?

彩華:うん!世界を・・・皆を守って?

祐次:うん・・・

彩華:約束だよ・・・私の大好きな・・・ヒーローさん・・・!

祐次:うん!

彩華:ふふっ・・・祐ちゃん・・・

祐次:彩華・・・ギュッ

彩華:ギュッ

祐次:おやすみ・・・彩華・・・

彩華:・・・おやすみ・・・祐ちゃん・・・

祐次:ギュッ

彩華:・・・チュッ

シュウウウウウウ パーン

全員:・・・


 彩華は消えた。彩華が消えた所には、お揃いのキーホルダーと青いケータッチが残っていた。そして、祐次の頬には、確かな温かさが有った。


祐次:うっ・・・うっ・・・彩華~・・・うっ・・・うああーーーーーーーーーーー😭

弓木:先輩・・・

祐次:うっ・・・

弓木:・・・先輩!ギュッ

祐次:うっ・・・弓木・・・

弓木:大丈夫です。私が、側にいます。ううん。私達全員、側にいます!

祐次:・・・弓木・・・

弓木:・・・

ゴースト:感動しているところ悪いが・・・死んでもらうぞ。

弓木:あ・・・

全員:・・・

弓木:先輩・・・

祐次:うっ・・・ぐすっ・・・すんっ・・・もう・・・大丈夫だよ。

弓木:・・・はい!

ゴースト:今さらだな。

祐次:ふん。覚悟しろ。お前等此処で!全員倒す!

怪人以外:☺️

KAMENRIDE!

祐次:変身!

DIEND!

ATTACKRIDE!ILLUSION!

ディエンド達:ハッ!

怪人達:くっ!

ディエンド:彩華・・・一緒に戦ってくれ。

G4!RYUGA!ORGA!
GLAIVE!KABUKI!
CAUCASUS!ARC!SKULL!
FINAL KAMENRIDE!
DIEND!

ディエンド:ふっ!

全員:!?

弓木:ディエンドも、コンプリートフォームに・・・

ディエンド:彩華・・・行くよ・・・

ATTACKRIDE!
GEKIJYOUBAN!

全員:!?

亜樹子:いっぱい出た!

翔太郎:おやっさん!

G4:ふっ!

リュウガ:はっ!

オーガ:ふっ!

グレイブ:ふっ!

歌舞鬼:ふん!

コーカサス:はあっ!

アーク:うぉーっ!

スカル:さあ!お前の罪を数えろ!

スカル!マキシマムドライブ!

怪人達:!?

ゴースト:貴様!あの女を蘇らせてやったのに・・・恩を仇で返すつもりか!

ディエンド:確かに、その事には感謝してるよ。お陰で彩華に会えたからな。でも、俺は約束したんだ。世界を、皆を守るって。だから・・・俺は戦う!彩華が言ってくれた、ヒーローとして!彩華との約束を果たす為に!

FINAL ATTACKRIDE!
DI DI DI DIEND!

ライダー達:ハアーー・・・

近距離組:ふっ!ハアーーッ!

遠距離組:ハアッ!

ディエンド:強化ディメンションシュート!ハアッ!

アポロガイスト:こっちも行くのだ!

怪人達:ハアーー・・・ハアッ!

ディエンド:負けるか!ハアッ!

ライダー達:ハアーーッ!

怪人達:くっ!グアーーーーーーーーーッ!

ドーーーーーーーーーーン🔥シュウウウウウウン

男:グアッ!くっ!

シュウウン💥パキーン

メンバー:やったー!

風都組:☺️

ディエンド:ふぅ~・・・勝ったよ・・・彩華!

祐次:彩華・・・約束、ちゃんと守るから。見守っててよね。

弓木:先輩!

祐次:・・・ああ!


 こうして、死者復活事件は幕を閉じた。祐次は、悲しみに更けるかと思われたが、その心配は杞憂だったようだ。そして、祐次のカバンには、同じキーホルダーが二つ付いていた。この出来事を機に、祐次はまた一つ、未来に進んだのだった。





次回
仮面ライダーディケイドwith乃木恋


弓木:そろそろ先輩の誕生日ですね。

祐次:そっか。誕生日か!

弓木:私達全員でお祝いするので!期待していて下さい!

祐次:皆・・・ありがとう!久しぶりだよ。こんな盛大に、誕生日を祝われたの・・・

祐次:最高の誕生日だよ!

弓木:これ!プレゼントです!

祐次:ありがとう。

弓木:これからも、宜しくお願いします!

祐次:ああ!



全てを破壊し、全てを繋げ!






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