本日の新規建てポジション(2023/03/24)

本日5月限オプションのポジションを新規に建てた。25125円のプットを200円で1枚買い、24000円のプットを100円で2枚売りだ。基本となる新規ポジションの建て方だ。内側買い1枚、外側売り2枚、買い総額≒売り総額。

4月限ではなく、5月限なのは日経平均株価が先月のようにレンジの動きがしばらく続いていて、この動きがこのまま続くと4月限はゼロで終わることになるので次の月に視線が移ってきたということ。4月限は残存期間が3週間で中盤戦だが、相手(相場)が持久戦模様で入玉狙いもみえてきたので、あまりやることも限られている。急戦模様だと忙しくなり、また視線も3週間が精一杯で5月限はあまり考える余裕もなくなるし、そもそも5月の日経平均株価がどうなるか想定も難しい。

本日新規で建てたポジションがどうなっていくのか、これについて説明したいと思う。

5月SQではどうなるかといえば、SQ値が25125円以下では利益が出る。SQ値24000円で最大利益1125000円でSQ値が24000円よりも下では利益が減っていくSQ値22875円以下ではマイナスとなる。SQ値が25125円以上では利益も損失も発生しない。今回は200円で買い、100円で2枚売りなので20万円の支払いと20万円の受け取りなのでコストはゼロだ。195円の買いと100円の売りでは195000円の支払いと20万円の受け取りで5000円の最終利益となる。(手数料は考慮せず)

SQでは上記のようになるのだが、途中の段階ではどうなるか。5月SQまで残存期間が7週間だ。3週間後だと残存期間が4週間になる。現在価格比は1125円(価格比とは私独自の指標でプットの価格が2倍になる権利行使価格の価格差)残存期間が4週間になるとボラティリティがあまり変わらなければ、価格比は750円程度になる。24000円のプットの価格がXとすると、25125円のプットの価格はX*2^(1125/750)=2.8284*Xとなる。Xの売りポジション2枚と2.8284*Xの買いポジションだ。その時点で含み益が0.8284*Xとなる。残存期間が4週間だとアットザマネーのオプション価格は500円くらいだ。日経平均株価がYとすると権利行使価格Yのプットの価格が500円となる。従って24000円のプットの価格Xは500*0.5^{(Y-24000)/750}となる。
Y=28000円のときX=12,含み益10円(10000円)
Y=27000円のときX=31,含み益25円(25000円)
Y=26000円のときX=78,含み益10円(65000円)
Y=25000円のときX=198,含み益164円(164000円)
のようになる。
ただし、30円以下になれば、以前の記事に書いたがプットの価格の下方硬直性があり、高めになり、むしろ、含み損になる可能性が高いがその額は小さく、SQ持ち込みで何事も起こらない。

上記のように日経平均株価が下落すればするほど含み益は大きくなる。しかし、26000円とかぐらいに下落するときにはボラティリティが急上昇して価格差は拡大することで含み損になる可能性が高く額も大きくなる。

ボラティリティが急上昇することなくゆるゆると日経平均株価が下落してくれるのが理想的だ。もしも日経平均株価が急落、ボラティリティが急上昇した場合はなんらかの対策が必要だ。

本日の新規ポジションの今後の状況の見通しを説明した。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?