風呂死生観

お風呂掃除は私を考え込ませる。
風呂の方も頬を赤らめてる。

死にたいわけじゃないけど、立っているのが嫌になった。寄りかかって、体重を少しずつ預けて、もうすべて渡してしまいた。い、


今の私は何も考えなくても生きれてしまうから。もし生き抜くことで頭がいっぱいならそれはとても清潔に思えた。


結局、他人のものを欲しがってしまうから。「ただ眠りたい」「ただ生きのびたい」「ただ死にたい」きっとみんな同じだ。「ただ〜したいだけなのに」なんて謙虚にみせた傲慢だけど。謙虚に見せようとしてる分、ただの傲慢よりもタチが悪い。


小学校。先生は「これわかる人〜」って聞く。
手を挙げる人はクラスの半数以上。
真っ直ぐさと羞恥心が混じってる教室では、元気よく手を挙げる人もあるし、控えめな挙手もある。
私は下を向いてひじから上を持ち上げる。そんなふうにして私は「死にたい」を意志している。

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