尊厳とはいかに

よく終末期ケアで口にされる「尊厳」。
果たして、施設でそういったものが守られているのでしょうか。
それは限りなく「NO」に近いと思います。
そもそも、施設入所になった原因は?
認知症になった原因は?
糖尿病になった原因は?
なぜ身体機能が落ちたのか?
他にもそれに至る問題の要素は隠されていると思います。
それを無視した状態でその日を迎えている方がほとんどです。
それなのに現場ではそこに目を向けることはありません。
これからの時代は、そういった要因を見つけ出し「予防」していくことに重きを持って行かないといけないと思います。
認知症になること、円背、手足の拘縮、こういったことがかつての日本人にあったかどうかですが、なかったはずです。
先住民達はそういったものは見受けられなかったはずです。
最後の最後まで頼られる存在だったし、自然と威厳ある存在だったのです。
それを他人の手による「偽造」された尊厳に意味はあるのでしょうか?
そこを今を生きる人は考えていかなくてはならないと思います。
介護業界の終着点があるとすれば、健康体でいられるように予防するための場所、または、小さな集まりコミュニティとしての存在が一番適していると思います。




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