見出し画像

1月17日(2012年) 長期政権船出の日

ミハイロ・ペトロヴィッチ(ミシャ)監督の就任が発表された。2017年途中まで指揮を執り、浦和では歴代最長の監督歴を記録した。この日は長期政権の「船出の日」という事になる。浦和の前は広島、浦和解任後の翌年からは札幌で監督を務めている。Jリーグの中でも有数の外国人監督と言っていいだろう。

ただ、その長い監督歴を誇るミシャも、獲得した3大タイトルは浦和時代のルヴァン杯1回のみ。ぶり返すようだが(機会があれば、何度でも言うぞ)2015年、2016年は「理不尽」な2ステージ制のシステムの前に、リーグ戦制覇の偉業には届かなかった。悲運の監督でもある。

浦和で長期政権を築いたように、やっているサッカーは良かった。就任初年度は多くの得点を記録した一方で、残留争いのチームのような失点数も記録したが、翌年からは修正された。毎年優勝争いにも加わっていた。浦和でもっとタイトルを獲っていれば、ミシャの評価もより高かった筈だ。

2017年、シーズン途中の札幌戦の敗戦の後、ミシャは解任された。翌年から、その札幌の監督を務めているのも何か因縁めいているが、札幌でも長期政権を築いている。ミシャには悪いが、浦和が勝つので、札幌では無冠のままでいて頂くとしよう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?