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#70 【身体】生理格差で損した私。

私は中学生の時から生理に振り回されている人生を送ってきた。

毎月の生理痛は酷く、薬を飲まないと起き上がれず、生活が出来なかった。人と比較はできないが、経血量も多く、夜用のナプキンを日中でも使い、1時間毎に変えないと漏れてしまうぐらいだった。寝ている時も、漏れているのではと夜中に起きることもあった。そういう時は大抵漏れていた。

生理1週間前から月経前症候群が出始め、頭痛や鼻水が出て、徐々に身体が『もうすぐ生理だぞ』と訴えてくる。生理がいよいよ始まると、重い鉛が身体にのしかかり、1週間はどんよりした状態が続く。1ヶ月の半分は体調が悪いのだ。

一方で、私の親友は、生理痛がなく、経血量も少ない子だった。『生理痛ってどう痛いの?』と真剣に聞かれた時は愕然とした。
同じ女性なのに、どうしてこんなに神様は不平等なのだろうと真剣に考えたことがある。試験前で勉強に集中したい時や試験当日など、生理痛のせいで私は普通の身体や精神状態でいられないのだ。徹夜で勉強も、生理の時は出来なかった。

時を経て、30代になり、経血量はどんどん減ってきた。生理痛は変わらないが、逆に排卵痛が強くなってきた。『排卵がくるぞ!』と分かるぐらいお腹がパンパンに張り、強い痛みもある。毎回薬を飲んで、夏でもホッカイロを張り、しのいでいる。

会社に生理休暇はあるが、使ったことがない。使える人はいるだろか。上司に生理周期を知られたり、『生理前だからイライラしているぞ』と内心思われたりするのは避けたい。

男女の格差もあるが、女性間での生理格差をもっと知って欲しい。生理が重い人は普通の生活を過ごすだけでも精一杯だ。
自分の彼女や奥さんに生理痛がない人は、女性が生理痛で苦しむことや休むことに理解は出来ないだろう。『気力で乗り切れ!』と思っているのでは。

生理で損をした分、更年期は軽くして欲しいと願うばかり。



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