見出し画像

〈手紙〉秘かな夢⋯

こんばんは🌛

最後に“note”を更新してから、暫くが経ってしまいました。。。

申し訳ございません…
ここで少々、私の言い訳にお付き合いください。

九月一日から三日まで、私の通う大学では、秋のお祭り“藝祭”が開催されました。

“藝祭”では様々な催し物がされます。
美術科の学生たちは、展示展や上野公園でのアートマーケットなどを。私のような音楽科の学生たちは、演奏会を企画します。

それぞれの団体の演奏会のために、この“藝祭”までの約一ヶ月は学校に通いつめ、朝から夜まで音楽漬けの日々を送っておりました。

その為にか、私の頭の中には、この一か月間、“note”や文章についての良いアイデアが全く浮かばず、「良いアイデアが出てくるまで待とう」という願いは、今の今まで、長く引き伸ばされてしまいました。。


そんな学生たちの熱の篭った“藝祭”は、今日、幕を閉じました。

長い間灯し続けてきた灯火が、一瞬にしてスっと消えてしまったようで、今の私は切なさを心にひしひしと感じています。

私は五つの団体に出演しましたが、どの団体でも“人との関わり”がありました。

普段の学校生活では、どちらかと言うと一匹狼な私にとって、ここまで人と深く関わる日々はとても新鮮です。その分疲労も沢山ありましたが、マスクも外れて面と向かって意見を交換し合い、助け合う毎日がとても幸せでした。

私の出演した団体の一つでは、生まれて初めて“コンサートミストレス”という席でオーケストラを演奏したのですが、席が少し違うだけなのに、緊張で身体中から汗が噴き出してくるし、楽しむための“藝祭”と言えど、後ろ姿を見られている責任感は今までに経験したことの無い重圧で、「どんな合図をしたら分かりやすいかな」と沢山悩み、先輩に相談したり、練習をする以上にスコア譜の勉強をした日々がありました。

音楽の世界について、とてもとても無知な私のために、沢山の人が協力をしてくれて、教えてくれて、ここでもさらに、“人との結び付き”を大いに感じました🤲。

オーケストラの本番の日には、夢の中にはひっききりなしに音が流れ、5分おきに目が覚め、遂には夜中の3時から一睡も出来なくなってしまったくらいには、緊張をしました😆

それだけ熱を注いだ日々だったからこそ、全ての日が燃え尽きた今、この瞬間、私はとても切ない気持ちでいます。


⋯大変だったけれど、あの日々に戻りたい、


⋯この藝祭期間で関わった人たちと、この先会っても、もうあの時のようには会話が出来ないのかもしれない、、




学校生活では一匹狼で過ごし、バイトのない休日には家に引きこもる。

そんな日々に幸せを感じていたはずなのに(誕生日に“休日”をプレゼントしてもらいたいと思っていた位なのに)、何故こんなにも寂しく、心にぽっかりと穴が空いてしまったのか。。


⋯それは、きっと、この日々に出会った人たちの、温かさを知ってしまったからなのだと思います。

本当は、やろうと思えば何だって一人では出来るけれど、ほんのちょっと誰かに手を貸してもらって、心を支えてもらって、私も誰かを支えたくなって。。

そんなじんわりと温かいルーティンが、私の中に確かに根付き、その温かさ一つ一つが、桜の蕾のように花を咲かせたからこそ、一瞬にして散ってしまった、もう今年は咲かない、儚い桜の木を見ては、寂しく、切ない想いに焦がれるのです。


こういう時にふと思います。


誰かを支え、誰かに支えられる毎日ってなんて素敵なんだろうかと。


そして同時に、こう思います。


“そんな恋愛をしてみたい…”と。


私は、恋愛に関して普段なら、冷めた視線を送っているはずなのに、どうして人の温もりを知ると、こんなにも、欲張りに、愛を受け取り、愛を渡したいと願ってしまうのでしょうか。。




何も、特別な日ではない、なんてことの無い平凡な日常が再び、帰ってきます。

別に、誰が見て評価する訳でもない、自分なりの努力を積み重ねる日々。

積み重ねる程に、時々バカバカしく思えるような一人の帰り道を歩く日々が、また帰ってきます。

きっと、あと一か月後には、元通りの自分に戻っていて、「なんであの時はあんなに女々しかったのか」と不思議に思う日が来るでしょう。

だからこそ、この今の想いを書き留めておきたくて、ここに記しました。

寂しさに蓋をし、人恋しさと決別する前に、素直な気持ちをここに残します。



そんな私には、秘かな夢ができました。


それは、こんな私だからこそ書ける“恋愛小説”を執筆することです。


物語の主人公どころか、役さえも与えられない、平凡すぎる、ただの女性の“恋愛小説”を。。


読者の方が深く共感できる作品を作りたい。


そのためにも、この“note”を通じて、様々移り変わる自分の考えをここに記していきます。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます🥰✨

一旦燃え尽き、灰になり、再び生まれる不死鳥のように、改まった視点で、音楽を観察し、ここに書き記してまいります。

どうか私の成長を見守っていてください🐣

どうぞよろしくお願いいたします🙇‍♀️。














この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?