【遊戯王雑記】ルールの仕組みが英文法と似てる
「タイミングを逃す」「その後の一連の処理」「誓約効果」「トークンは裏側除外できない」など‥
この辺りのルールって、昔から遊戯王に通じてると自然と分かってきますが、復帰勢や新規勢にとっては複雑だろうと思います。
新カードが出る度に、効果を理解する手間が人によっては億劫に感じることもあるでしょう。
しかしながら、新カードが出ても前例があることがほとんどです。
例えば、直近マスターデュエルに実装された「リトルナイト」について見てみましょう。
いきなりですが、ここで皆さんに問題です!
正解は「リトルナイト」の効果は処理されず、「強制脱出装置」で「リトルナイト」はEXデッキに戻り、相手モンスターはフィールドに残ったままになります。
なぜこのような処理なのか解説します。
ここでのポイントは「リトルナイト」の②効果に記載されてる「そのモンスター2体をエンドフェイズまで除外する」の文章です。特に「モンスター2体」の箇所。
この表現って、カードによっては「そのカード」と記載されてる場合もあります。例えば「ブレイクソード」の①効果。こちらは効果処理時に対象のカードが1枚なくても、もう片方のカードを破壊できます。
また、「リトルナイト」と似た効果を持つ「PSYフレームロード・Ζ」も見てみましょう。
こちらは「そのモンスターとフィールドのこのカードを」となってます。これも「リトルナイト」の「モンスター2体」の表現と同義で、効果処理時に片方のモンスターがいないと処理は行われない裁定となってます。
まとめると、「モンスター2体」と表記されてる場合は効果処理時にその2体が揃ってないと処理が行われないのに対して、「そのカード」と表記されてる場合は片方がなくても処理は行われるってことです。
こんな感じで「リトルナイト」の効果処理を、過去のカードプールから読み解くことができます。
この読み解く過程は「英文法」と同じだと思ってます。
皆様も英語の文章を読む際は、主語やら動詞やらの構造を分解しながら読み進めてると思います。
複雑な構造を持った文に出くわすこともあっても、何らかの文法(比較級やら過去分詞とか)が含まれていて、それらを紐解いていく‥‥
全く未知の構造と出会うことってあまりないと思います(少なくとも大学受験ではそうだった)
それは「遊戯王」でも一緒です。
遊戯王で「”時”と”場合”でなぜ違うのwww」と揶揄される時もありますが、「そういうルールだから」です。
英文法でも「なぜ三単現の“s”が必要なのか?」と聞かれても「そういうルールだから」としか答えられません。(もしかしたら理由も過去に教わってたかも)
しかしながら、遊戯王でも英文法でも一律のルールは定まってます。決してノリと雰囲気で変わったりはしません。
おそらく、遊戯王のルールを熟知している人はこの感覚を持っていて、前例に当て嵌めて理解を深めてるんだと思います。(受動態、現在進行形といったみたいにカテゴライズ化がその人の頭の中では構成されてる感じ。)
自分も遊戯王復帰してから6年間ほどになりますが、多くの学びがあります。(最近では、一時除外に関するルールとか)
それが「苦」と思ったことはなく、SNSや対戦などで自然と身に付けてる感じです。(英文法の勉強も嫌いではなかった)
もし、デュエルをしていて分からないことがあれば、Q &Aを見たりして、疑問点を「その都度」解決していくのが大切です。
それを一定回数繰り返すと「パターン」が見えてきて、より調べやすくなっていき、パッとすぐに解決できるようになっていきます。まさに勉強ですね。
「なぜ、こんな労力がかかることして遊戯王してるの?」と聞かれたら、それはもう答えは決まってます。
「遊戯王が好きだから」
「ガンダムビルドファイターズ」に登場する「ラルさん」も言ってました。(最近、全話見返した)
「好きだからこそ本気になれる」
本当、その通りだと思います。
今後も「驚くほどの効果を持ったカード」が登場するでしょうが、正しく効果を使用するためにも、きちんと理解していきたいですな。
以上、R太郎でした。
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