見出し画像

宗教や信仰についての雑記 #12

◯引き戻す言葉

「実在」があらゆる物事に遍在していて、私自身の内にも宿っていて、眼の前にあることに集中して取り組むその場に「実在」の働きが立ち現れると、そんなふうに思うのですが、なかなか集中力が続きません。すぐに気が散って意識が逸れてしまいます。

瞑想や座禅では、呼吸や身体感覚などに意識を集中して、気が逸れたらまたすぐにもとに戻す、ということを繰り返すそうですが、集中力の乏しい私には、意識を引き戻す手助けとなるような、象徴的な言葉が必要なようです。

浄土系の仏教徒であれば「南無阿弥陀仏」ということになるのでしょうが、これは死者を弔う言葉というイメージが強くて手助けになりにくいようです。

また、神の遍在を意味する「ユビキタス」ではどうだろうかとも考えたのですが、これは今では殆どの場合IT用語として使用されるので、やはり効果が薄いような気がします。

いっそのこと、ユビキタスに「指来す」という字を当てて、ミケランジェロの「アダムの創造」をイメージして、神の指があらゆる物事にゆき渡っていると考えたらどうかなどと、そんなくだらぬことまで考えたのですが、やっぱり変ですね。あまりピンときません。

何かいい言葉はないでしょうか?
お教えいただければ幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?