要領の悪い私がアイドルに魅せられる

岩本照さん、世界で一番好きです。(ゼロ秒告白)

12月27日に放送された「SASUKE 2023」1stステージで落下してしまった岩本さんが挑戦後のインタビューでこぼした言葉が頭から離れない。
「俺は何をやるでもスムーズにいかない。」
私もオタクなので、これまでこの方がどれほど努力して今立っているスターダムへと駆け上ったのか、それなりに知っているつもりでいました。
そんな人が見せたその一瞬を見て、胸がギュッとなったと同時に、大好き…となりました。この感情が適切なのか不適切なのかすら分からないくらい大きな波のような感情だったんだと思います。
これが年内最後のブログになるのかと思うのですが、岩本さんの好きなところを改めて考えられたのでここで…
※先に言っておきますがこのブログは相当ポエミーなので絶対読まないでください(?)


今ではアクロバットやダンスを華麗にこなし、超売れっ子アイドルとして多忙な日々を送っている岩本さんですが、元々アクロバットの習得も当時のメンバーでは一番遅かったそうです。(4年くらいかかったと2022年8月号の日経エンタで仰っていました)
「そんなバク転ならやらない方がまし」と言われ、泣きながら一人で何度も練習をしたというエピソード、今軽やかにドームでバク宙してるの見ると信じられない。
同誌ではSASUKEについてもこのように話しています。

当時は、いろんな人から、「出るのやめれば?」とか「全然運動神経ないじゃん」とかって言われましたけど、自分は絶対クリアできると思ってたし、一昨年に初めてできた時は、自分のことのように喜んでくれるファンの人やメンバーやSASUKEの仲間がいて、想像以上のうれしさでした。

過ごした時間がくれるもの / 日経エンタテインメント!2022.8

私はこういった岩本さんの苦手克服話を聞いて、昔の自分のことを思いだしました。
~ここで回想~
私は小学校の頃からずっ         と不器用で、今でも変わらず不器用です。(何の話?)(私の話)
家庭科のミシンの授業でミシン針ぶっ壊したことあるし、工作の時間であまりに下手な作品を見た先生がテコ入れしすぎて私が作った原型なくなったことある。
細かい手作業よりも苦手なのが器械運動で、未だに逆上がりできないし自転車すら乗れない。←ヤバい女
幼き頃からスポーツやってたので体力は根性でつけてたんですけど、運動神経自体はひかる同様本当にないんだと思う。
小学校6年生の時に、縄跳びのテストで二重跳びがあったんですけど、私は小学校生活で二重跳びが跳べたことがなかったんです。←ヤバい女②
でも当時の担任の先生が「絶対跳べる!!!」って叱咤激励を送ってくれて、休み時間も朝も体育の時間も練習に付き合ってくれていました。
そのおかげでテストの時には二重跳びを数回跳ぶことが出来ました。テストの点数は低かったけど、私は出来ないことを努力して出来るようになったことがすごく嬉しかったことを覚えています。
正確に言うと、最近まで忘れていたのを岩本さんに思い出させてもらいました。
~回想終了~

アイドル、というかスター性ってあるじゃないですか。よくあるのがテレビとかで○○に挑戦!企画で一発で決める、みたいなやつです。
あれを決めるのがスター!みたいな風潮あるじゃないですか。
大変恐縮ではございますが私が数年Snow Manを見てきた感覚だけで勝手なことを言わせていただきますと、きっとふっかさんが上記で言われるようなスター性を持っている人で、ひかるは中々そうはならない人なのかなと思っています。
前者の人って例えば練習回数が99回与えられて、そこでは成功しなくても本番最後の1回で決められる人とかかと思うんですよ。それか練習の機会なくいきなり本番で1回で成功させてしまうとか。
ふっかさんはけん玉チャレンジ・ペットボトルキャップチャレンジ・クレーンゲーム企画等でみんなが失敗しているところでサラっと成功してしまう勝負強さを持っている人ですよね。
それに対してひかるは多分99回の練習のうち50回成功していて、初めて本番いける!っていう自信がつくタイプだと思うんですよ。
挑戦系の企画では一発勝負のものより、練習時間の中で繰り返し試行し確実に修正することの方が合ってる人かな、と。(SHOWチャンネルのアクロバット新技習得回が分かりやすいかも)
これには当然優劣なんてものはないんですけど、不器用な私からしたら感覚ですぐ出来るに越したことないよなと思っています。
しかし、岩本さんはこのように話していました。

すぐにクリアしていたら、他のSASUKEメンバーとこんな絆は生まれなかったかもしれない。俺も『SASUKE』に対してそこまで熱が入れなかったかも。
~中略~
俺はいろんなことができないし、うまくいかないなって思うことが多いけど、見方を変えれば、自分にしか過ごせない時間を送っているので、「失敗してるな」「回り道してるな」と思うことはないです。
デビューまで時間がかかったことも同じ。全然スムーズにいかないからこそ、人生って面白いのかなと思う。

過ごした時間がくれるもの / 日経エンタテインメント!2022.8 NO.305

特に後半部分が本当に大好きだった。
岩本さんは自分のそういう部分を律して研磨を惜しまず、成功を掴んでいる人で、血の滲むような苦しい努力や失敗の時間までを成功までの過程だと捉えている。そうして自分を信じ、前を向いてきた人の言葉なんですね。
私にとってのスターって、きっとこの人なんだと思うわ。

そんな岩本さんがあの時目元に力を入れながら「俺は何をやるんでもスムーズにいかない。踊りもアクロバットも、デビューするタイミングも、色んなのが他の人たちよりも時間が掛かってて。」と言った。
私は珍しいと思ったし、これが元の岩本さんの姿なのだろうとも思った。
すごーく昔の滝沢歌舞伎の密着映像で、まだ子供の岩本さんが「そぉれ!!!」と掛け声を言う場面で声が裏返ってしまったことに超落ち込んでるシーンを見たことがある。(当時オタクなりたてだった私が節操なく無断転載で偶然見たものなので文献は分かりません。)
好きになりたての頃の岩本さんは、本当に馬鹿真面目で弱みなど見せないという張りつめた空気を持っているような気がしました。きっと大きく変化するグループの為に自分が出来ることを精一杯やっていたんだと思う。
さらに「mg(2023.7 NO.18)」では、当時ダンスの先生がとても怖くてレッスン前にお腹が痛くなったりしていたと語っていた。
岩本さんの根底には、きっとこの時泣いていた少年がまだいるのかもしれない。


ここから少しまた私が勝手な考察をするんですけど、岩本さんが関わるクリエイティビティの根底には「ネガティブ」がある気がする。
岩本さんはコンサートのフリーダンスパートを担当しているし振付をしているけれど、本人のダンスそのものはとても理論型であるとラウールさんが最近の雑誌で言っていた。
「少年たち 闇を突き抜けて」の演出に関するインタビューで「生みだす苦悩」について話していた。
別のブログでも言ったんですけど、私は岩本さんをバドエン厨で、リアリストかつロマンチストだとも思っているんですよ。
でも岩本さんのそれって現実にきちんと向き合って現状を把握したことで、そこからの伸び率に期待をするという意味の「リアリストかつロマンチスト」。この場合最初に行う作業ってまずは現実を俯瞰で見てああでもないこうでもないってダメだし点洗うところから始まるじゃないですか。これってやっぱり「陰」の人間だからできることだと思うし、大体クリエイターってそういうところから新しいものを生み出すって言いますよね。
「少年たち 闇を突き抜けて」を観ていても、戦争を繰り返す愚かな人間ばかりだが、それでも世界は愛に溢れており、前を向くことの大切さと日常の温かさをひかるは願っているんだなと感じた。

私はひかるのこういう内面的なところを考察しているけれど、ひかる本人は本当に後ろ向きなことを言わない。どちゃくそ忙しくても意地でも忙しいと言わない。じゃあネガティブだった岩本さんのこういう強い部分ってどうやって形成されてきたんだろうと考えた時、彼なりに自分の機嫌の取り方を模索し続けていたのだろうと感じた。
私がすごく好きな岩本さんのインタビューがある。

岩本は「SNSはあんまり見ないんですよ。左右されすぎて、やりたいことがぶれるのがイヤなので」と自分の芯をしっかりと持つ。

 「応援してくれる声とかは見るんですけど、いろんな情報があふれすぎてて。そんなつもりないのに、という自分の言葉の拾われ方をしちゃうと『なにも言わない方がいいのかな?』とか。良くも悪くもそこの切り替えはしっかりしておかないと自分が自分でいる意味がなくなっちゃう。以下略」ときっぱり。

岩本照、Snow Manらしさは「良くも悪くもハードルが上がる」こと / シネマトゥデイhttps://www.cinematoday.jp/news/N0120065

岩本さんって実はすごく気にしいで考えすぎちゃうところがあって、でもそこで自分が悩まないようにこうして自分の美学を守る方法を見つけてきたのかなと思ってるんですよ。
彼の仙人のような精神性が、後天的な鍛錬によるものなのかもしれない。
サウナでボーっとするだけの時間をつくったり、自分で自身の頭を撫でて労ったり、ひかるはいつだって自分との付き合い方を突き詰めてきた人だから私はこんなにこの人が好きなんだと思う。
人の弱さも、そこからの強くなり方も知っているひかるでないと、私は彼を見て「こうなりたい」とは思えなかっただろう。


岩本さんがあの時漏らしたわずかな本音はカメラの前で見せたくなかった一面だったかもしれないし、当然一番見せたかったのはクリアをしたかっこいい形だったはずだ。
しかし不思議と、私はその事実よりも岩本さんがこうして色んな準備をして挑戦し続ける姿に感動している。どれだけ自分のどうにも出来ない部分に整理をつけていたとしても、咄嗟に出てきた弱いところを見せてくれたことに嬉しいと感じる。私たちはひかるが研磨する過程ですでに結果以上のものをすでにもらえているわけで、今更ここで結果で応援の清算をしてもらおうと思っていない。本番ではひかるが、自分だけの為に、楽しむ為だけに戦ってほしい。


SASUKEでの岩本さんは常々まず楽しむことを大切にしている。自分が楽しまなきゃ見ている人を楽しませることはできない、という言葉は他のメンバーである渡辺さんや佐久間さん等からもよく聞くSnow Man内では社訓となっているフレーズである。
「それSnow Manにやらせてください」ゴールデン初回SPのダンス対決で、岩本さんは円陣でこのような言葉を言っておりました。
「勝とうと思わなくていい。全部出せばいい。とにかくみんながこの瞬間最高って思うことが大事。いい?楽しめよ、気負うなよ、楽しもう。」
私はこの言葉が本当に好きなのですが、SASUKEで兄貴たちが常々「今楽しい?」「超楽しい!」と共有し合っていた感性が、こうしてSnow Man内にも広がっていることがすごく嬉しい。
岩本さんはもう弱い時にそれをさらけ出せる人達と出会えているし、全てを肯定する領域にまで達している。まだデビューして4年の若手アイドルではなく、デビューに時間がかかったからこその強さなのかもしれない。
もし今後同じように岩本さんの繊細なところに私たちオタクが触れる機会がまた訪れたらちょっぴり嬉しいなと思うし、その時は全力で私が守る。←お前が?


一旦岩本さん個人の話を閉じて、Snow Manの話をしたい。
Snow Manって本当に最高のグループかもしれない。←急アクセル
私今年最も印象的だった言葉を選んでほしいと言われたら、これだというのがあるんですけど、WEST.のYouTube企画で中間くんに「Snow Manのメンバーのことどう思ってる?」って聞かれた時の阿部さんの回答。
「今一緒に、9通りの輝き方でその中で、横に並んで同じ方向見れてるのが幸せです。」(時間指定済み)

これが電話でパッと聞かれた時に咄嗟に出てくるのが阿部さんなんですね。
このYouTubeでは岩本さんも重岡さんに「俺のことどう思ってる?」と聞かれスラスラと重岡さんの好きなところをめっちゃ照れずに伝えていた場面も印象的だった。(そこは15分あたり)
目黒さんも亀梨くんのYouTubeで「割と本気でSnow Manって最強だと思ってて…」から始まり、日頃からそういうことをメンバーにめちゃくちゃ言葉にするタイプだと話していました。
「後悔したくないんで、言いたいときに伝えたい想い、本気で思ってるなら言うって決めてて…」の目黒さん。(時間指定済み)

めっちゃアツくない??Snow Manって。
さっきの「楽しむ」の伝染もそうだけど、こうやって相手に対して思っていることを言葉にすることもグループ内で伝染していってる。私はそれがとにかく好きです。

Snow Manにとって今年一番の出来事ってラウールさんが20歳になったことだと思うんだけど、年齢関係なくみんなで気持ちを伝え合って、理解し合っていこうと歩み寄った彼らの絆はこういうささいな意識から出来上がっていったものなのだと感じた。

伝えなくたって分かること 伝えられるのって素敵なこと
時々それは大事なこと 合言葉は、愛の言葉だよ

『あいことば』 Snow Man

私はこのあいことばという楽曲に出会ってから変わりました。
友人や家族に一言「いつもありがとう」、「大好きだよ」と照れずに言う人間になったし、そうなった自分のことをまたさらに好きになれた。
めちゃくちゃ売れてるSnow Manが最終的に「努力」「気持ち」で頂上を目指すことにすごく未来を感じるよね。


これからもSnow Manを応援しながら、自分と周りを愛する人間になっていこうと思います!お焚き上げ終わり!来年もよろしくね~👋

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