誹謗中傷裁判が現代の言論弾圧になっている。

病気のため体に重度のまひがあるH氏(47)は2023年4月、24時間の介護サービスなどを求めて前橋市を提訴し、それに対し、インターネット上の掲示板に「殺処分でいいやん」とか「生かしておく理由が無い」などと書き込まれた。そのためH氏は東京都と愛知県の投稿者2人にあわせて390万円余りを支払うよう求め、96万円、60万円の賠償が認められたとのことです。

…これは正直かなり微妙な結果だなと思います。
独裁国家のロシアや中国は法律なんてあってないようなもので、権力者が馬と言ったら馬だし、鹿と言ったら鹿にしなければいけない国です。独裁国家では国家の言うことに平伏叩頭ふるしかないです。
苛政は虎よりも猛し。
一方、民主主義国家では国家の暴走が何よりも危険であることを理解しているため、国家権力の濫用を何よりも危険視します。
今回誹謗中傷により96万円、60万円の賠償が認められたわけですが、これって裁判官が適当に決めた数値です。
裁判官が適当に「じゃあ君は60万円の賠償、お前はムカつくから96万円の賠償♪」とやるのは明らかに権力の濫用です。
また、今回のコメントは本人を直接罵倒する形ではないのに、賠償が認められたというのは、今後日本では、さまざまな発言が誹謗中傷ということにされて、言論弾圧されかねないな。と感じました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?