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「辺境メシ」(高野秀行著)

「辺境メシ」という本を読んでいる。
世界のゲテモノを食べた記録である。

この本、出だしから心を掴まれた。

文庫版の一文目がこれだ。

「子供の頃から好き嫌いが多く、胃腸も弱かった。」

…え?

ゲテモノを食べて回ってるのに?

この後、なぜゲテモノを食べて回るようになったのか書かれている。
内容も面白いが、何しろ文章が好み。

簡潔。なのに、その簡潔な文章で心を掴んでくる。

目次見ているだけでお腹いっぱいであるが…。

しかし、強烈な体験をここまで簡潔にまとめられるのはすごい。
一つ一つの話だけで、一冊の本が書けそうだ。

生焼けカタツムリを食べても無事だったのは奇跡だ。カタツムリやナメクジにはやばい寄生虫がいるらしいので。

これからもヤバいものを食べてお腹を下しても、無事に生還して活躍してほしい。

見出し画像に蜘蛛の画像をお借りしたのは、筆者が蜘蛛を食べたからだ。ゲテモノの中でも、蜘蛛はなんか許せる。




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