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小説「熱源」と漫画「ゴールデンカムイ」

今更なんだけど、小説の「熱源」と漫画「ゴールデンカムイ」は背景の時代と場所、一部の登場人物が被っている。

漫画の主人公アシリパさんは、ポーランド人とアイヌの両親を持つ。
小説にも、同じ人種の両親を持つ登場人物がいる。

お間抜けなことに、両方読み終わってしばらくするまで気づかなかった。

調べたら両方読んだことのある人は、同じことを思っていたらしい。
「熱源」紙の本の帯も、ゴールデンカムイファンを意識していたっぽい。

ゴールデンカムイは2014年から連載、熱源は2019年発表だったはず。同じ時期に作られていたというのも面白い。

樺太流刑されたポーランド人「ピウツスキ」さんの存在が、作者それぞれにインスピレーションを与えたのかな。

確実に言えるのは、どっちもめちゃくちゃ面白い!!
ということ。

漫画は何度読んでも「あー、こんなコマあったのか!」「ここ、こういう意味だったのか」とか発見があって飽きない。
小説は読み終わった後、解説を探して読むのが面白い。ちょっと好きなセリフの箇所だけ読み直したり。

どっちも力作、大作。

どっちかしか読んでなくて、どっちかのことが好きな人、ぜひ未読のもう一方も読んでみてほしい。

小説のほうが実在人物バリバリ出てくる。
漫画もファンブック読んだら、元になった人物が結構いたみたい。

たまたま読んですっかりファンになった作品たちが、なんとなくつながっていると知って一人喜ぶのであった。



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