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じいじ 保育士を目指す! 菜種梅雨

今朝も(@東京)

 予報精度No.1ははずしてくれた。朝は曇り予報だったので、そのまま外に出ると見事に雨。急いでカッパを取に戻って、装備。

 これって、前線の位置を読み違える(正確に言えば、前線がどのくらい北上し、湿った風が北東から入り混むかとか色々と条件がある。)事。これは、梅雨の予報でも言える事。前線位置の予報は、現在の観測精度と気象予報計算(解像度:気象予報計算の区画、例えば2km平方か、20km、200km)精度が関係してくる。

 レーダー等のほぼリアルタイムの降雨状況の推定(レーダーの解析データは完全な降雨状況を現していない。)がおこなわれて、気象予報計算の修正等を行いながら逐次計算の出力を出していく。つまり、長時間ほど予報精度が落ちてくる。

 この前線位置の予報精度が、現在の気象予報の限界を現している。そもそも前線とは、性質の違う気団(温かい湿った空気の塊と冷たい空気の塊)がぶつかる事によってその性質が違うものが層構造を形成して前線を作り上げる。

 要するに、ダイナミックな大気の動きの最前線の部分だから、大局として動く様は大まかに言える(大体,こんな感じで動くよねみたいな)けど、細かい事は難しいというのが今の気象予報の状況という事になる。

気象庁 アジア実況 4日21時(JST)

 青で囲んだ前線(赤青が停滞前線、青が寒冷前線)で、大体同じ位置にいる予報。1022hPaの高気圧が東に10ノットで移動中という事を表しているから、この高気圧の縁を時計回りで湿った空気が入り込む事になる(関東に対して、北東、東北東からの風)。これが雨を降らしている訳だ。

 完全に高気圧の中に入ると前線位置の関係で曇りと晴れの境が関東南部付近に発生する事になる。青色の太線の上の縁の様な感じ。

 という事で前線位置の予報は合っていても、回りの気圧配置の状況で雨が降る場合があって、その予報に失敗したという事になる。

 その結果、今朝の東京は雨という結果となった。

さて、今日はこの辺で。

気団と前線

■気団
気温や湿度が一様な(ほぼ均一な)空気のかたまり。
あたたかいものを暖気団(暖気)という。
冷たいものを寒気団(寒気)という。
■前線面
寒気団と暖気団がぶつかった境界面のこと。
■前線
前線面が地面と交わってできる

中2地学

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