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【禅語#16】どうしようもないことは、流れに身を任せる|任運自在


今日の禅語は、任運自在にんうんじざいです。


この禅語は、世の中のすべてのものは、自ら運び動いており、こうした大きな流れに任せて、人間も生きることが大切と説いています。


物事を損得で考えてしまう方、そして計算通りに生まれる物事への執着。


これらは紛れもなく、自らが生み出しているものだということに気づかせてくれます。


この禅語が皆さんのプラスになれば幸いです。



任運自在


任運自在にんうんじざい──。


自然を見ても、世の中のすべてのものは自ら運び動いていることに気づかされます。


春になれば植物は芽吹き、夏に向かって花を咲かせる。


そこにたくさんの虫や動物たちが集まってくる。これらはすべて自然の計らいごとです。


こうした大きな流れに任せて、人間も生きることが大切です。


私たちはつい、物事に対して損得で考えてしまいます。これは得なのか、損なのか。


そして計算通りに運ばないところに、悩みが生まれてくる。あるいは物事に執着してしまう。


これだけは手放したくない。
これだけは絶対手に入れたい。
これもまた、思いが叶わないところに悩みが生じてくる。


つまり、人間の持つ悩みというのは、自らが生み出しているものが多いのです。


悩みには大きく分けて3つあります。


1つ目は、自分の努力で解決できる悩み。例えば仕事ができない、家事が苦手だということ。これらは自分の努力で解決するしかありません。


2つ目は、悩む必要のない悩み。ほしい鞄を買うお金がない。楽しいことがない。やりたいことが見つからない。


もしこんなことに悩んでいるのなら人生を無駄にしているようなものです。まずはこういう悩みを取り去ること。


3つ目は、自分の力ではどうしようもない悩みです。自分自身や家族が病気になる。災害に見舞われる。そんな時は自然の流れに身を委ねるしかないのです。


人間にはとても及ばない見えない力。それに任せてみることも必要です。


その中で生きる勇気を失わなければ、きっといい方向に運んでくれます。


禅語とわたし


私が最近意識していることとして、「受け入れる」ということがあります。


そう意識していても、スペイン人からの彼女ができたというメッセージはなかなか心に刺さるものがありました。


「彼女ができた」という事実よりも、その後に彼が続けて送ってきた「ゆりには愛を説明することはできないよ」という言葉がずっと引っかかってたのです。


自分なりに彼が辛い時も、何か達成した時も変わらず応援していたつもりだで、初めて「〇〇してあげたのに」という見返り無しで向き合った関係だと思っていました。


そういう風に思ってたんだという悲しさと、じゃあどうすればよかったんだ?という疑問で頭の中がいっぱいに。


でも少しずつ自分の中で変わっているのは、現実を全肯定。何か意味があるから、振られたんだろうなと思っています。


流れに身を任せて、ゆっくり彼が心から離れていくのを待ってみます。


さいごに


この恋愛を経験できたからこそ、私は自分を大切にすること、愛すことを学んだような気がします。


彼には「ゆりは愛を知らない」と言われてしまいましたが、そんな尊いものすぐ見つかるわけないとも思っています。


ただ、確実に私は変わっています。自分の人生が愛おしくて、まだまだ自分の心を喜ばせてあげたいと思えるようにまでなりました。


何よりも、生きることへの絶対的な安心を得ました。


この「生きることへの絶対的な安心」についてはまた違う記事にまとめてみようと思います。


まだまだ心は完全に癒し切れてませんが、今後も私のペースでゆったりと生きてみます。


では、今日も読んでくださりありがとうございました。おやすみ⭐︎


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