【禅語#18】呼吸を整えて三毒を出す|無事
今日の禅語は「無事」です。
このことばは、何事にも振り回されないことを意味します。
大抵、悩みを生み出す要因は不要なことばかりに目がいき、それに振り回せれている時です。この不要なものとは、仏教でいう「三毒」を指します。
今回は、この三毒にを深掘りし心を穏やかにするための心得をまとめていこうと思います。
無事とは?
無事とは──?
何事にも振り回されないこと。
上記でも綴ったように、悩みを生み出すのは「三毒」が要因であることが多いです。三毒とは、人間の心に巣食っている3つの毒(貪瞋痴)のこと。
1つ目の「貪」は、何でも貪るように欲しがる欲望のこと。この欲望が達成されなければ、どうしようもなくイライラしてしまいます。こうして貪りの心に支配されると、人間は幸せから遠ざかっていきます。
2つ目の「瞋」は怒りを意味します。些細なことでも怒りを覚える、それを抑えることなく言葉にしたり、相手にぶつけたりすると人との関係は崩れてしまいます。
3つ目の「痴|《ち》」は愚かさのこと。常識や道徳心を持たずに教養に欠けている状態です。
この3つを遠ざけることが、悩みを生まない1番の方法と説いています。
「三毒」が顔を出したら、まず呼吸を整えること。この呼吸を整えるためには瞑想がや坐禅がおすすめ。ここでのポイントは、丹田呼吸を意識することです。
もう1つのおすすめは、自然の中に身を置くこと。海を眺めてみる、山の中で鳥の鳴き声に耳を傾けてみる。大自然の中に身を投じたとき、欲望や怒りが愚かなものであることが見えてくるでしょう。
また、自然が不要な悩みを洗い流してくれます。
禅語とわたし
私はこの3つの毒の中で「瞋」に着目しました。
実は、11月にインド占星術というものを受け自分の中で怒りという感情との向き合い方が変わった経験があるからです。
(また占いしてると思われた方もいらっしゃるかもしれませんが流してください(笑))
実際に受けてみると、西洋占星術と重なるところもありましたがインド占星術はどちらかというと「前世と今世の課題」について教えてもらったように思います。
その中で、私は怒りというものにネガティブな感情かつ心の奥へ押し込める傾向があると言われました。
私自身そのことにとても納得し、感情を出すということに強い抵抗心があり押し込める傾向があること、そしてそれがフラストレーションとなっていたことに気づきました。
現在は、怒りの感情を持ったとしても悪いこととはジャッジせず「何に対してこんな感情を持っているのか」と俯瞰できるようになったのは自分の中で大きな成長だなと思います。
また、他の2つも意識してないと「もっともっと」と欲張りになりがちです。上記でもあげたように、呼吸を整えることを意識しながら3つの毒と向き合いたいと改めて感じました。
さいごに
本日の禅語、「無事」いかがだったでしょうか?
もし、悩みがある場合は3つの毒の何が種になっているのか俯瞰してみるのもいいかもしれません。
そして、その際にはサンダルウッドとともに呼吸を意識してみてくださいね♩
\アップデートしました/
では、今日も読んでくださりありがとうございました。おやすみ⭐︎
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