パリ2日目の朝を迎えて

フランスに到着。飛行機の中で寝ることができず、そのままパリの夜を迎え朝起きた。久しぶりのパリ。やっぱりいい、なんというか自由だ。日本にいると堅苦しく、何かなんために生きているのだろうかと思ってしまうことがある。とりわけ電車に乗っていると、ことさら。

パリのつき、ユースホステルのような安めのホテルに荷物を置き、早速撮影をする予定が入っていたので、撮影を行い、ホテルへ戻る途中至る所で音楽を演奏していた。

そういえば、今日は音楽祭の日。毎年夏至の日になると、バーや広場などで演奏が行わる。昔住んでいたパリの家でも、アパートの下レストランとなっており、そこからジャズが流れてくるのを、窓を開けてワインを飲むながら聞いていた。

そんなことを思い出す。パリに住んでいたのは、昨年の9月末。それから約10ヶ月間日本に住んでいた。一年も経過していないので、パリはあまり変わっていなかった。季節が変わり夏になったのだなという感じがする。

久々のパリでもあり、どんな感じになるのかなと思ったけれど、最初はパリだ!とテンションが上がったけれども、徐々に昔住んでいた頃の自分に戻ってきているような感覚だ。

日本人が描くパリと実際のパリとはやっぱり違う。道は汚いし、地下鉄も相変わらず汚い。久しぶりにメトロの7番線に乗ると、新しい電車も走っていた。これは見たことがなかったけれども、既に床は汚くなっており、いずれはこれまで通りの汚いメトロへと変わるだろう。

旅をすると、日常生活から切り離されて、思考が変わる。普段だったら、今日はこれして、明日はこれをしなければなんて、生活のリズムが出来てしまい、そのリズムを変えることはなかなか難しい。

このリズム・習慣を変えるのは旅でもある。旅をすることで、普段考えないこと、自分との内面との語りもできる。

そんなことを思ったパリ到着から2日目の朝。

とりあえず、メモっときます。



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