スフィンクス 建造と浸食の謎

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写真左上スフィンクスの形に彫られた古代エジプトのロック・クリスタル・リングは、紀元前1295年から1069年に遡る。
一方でギザの大スフィンクスの年代と起源については、専門家の間でも議論が続いている。多くのエジプト学者は、古王国時代(紀元前2686年~2181年頃)に建造されたと考えているが、その時代にはスフィンクスについて言及した碑文は存在しない。

地質学者のロバート・ショッホは、スフィンクスの水による浸食はもっと古く、おそらく紀元前10,000年頃、最後の氷河期の終わりにまでさかのぼる可能性があると提唱した。また、ショッホはスフィンクスの頭部にも疑問を呈しており、オリジナルの頭部ではなく、後に設置された可能性を示唆している。

エジプト学者のザヒ・ハワスは、ショッホの仮説に反論し、エジプト文明より5000年以上前の遺物や碑文はないと述べた。

浸食については、ナイル川の氾濫によるものだと指摘する地質学者もいれば、石灰岩の中の水分と塩の結晶が関与するプロセスで、加熱されると浸食が起こるハロクラステス(Haloclasty)を指摘する学者もいる。