隔離された知られざる牢獄

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ワーウィック城(Warwick Castle イングランド)の地下牢(The lower dungeon)はウーブリェト(oubliette:仏語 土牢)と呼ばれ、囚人が投じられ、捨てられた場所である。


ウブリェトとは、その定義からして、天井の仕掛け扉からのみアクセスできる隠しダンジョン(hidden dungeon:迷宮とは違う意味合いと思う)のことである。これは中世の城によく見られ、政治的抑留者から一般的な泥棒まで、さまざまな人物を投獄する手段として使われた。

この空間は、ダンジョンの中でも非常に狭く、薄暗く、窮屈な部屋で、唯一の出入り口であるため逃げ道がない。

ウブリエットの語源は、フランス語で「忘れる」を意味する「oublie」(ウーブリィ)にある。囚人がウブリエットに入れられると、事実上、外界から忘れ去られることになる。

(隔離拘束されることより、牢獄の外にいる人の記憶から消し去られる方が辛い)