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海外クラファンで大型資金調達をするためには【①心構え編】┃日本クラウドファンディング株式会社

皆さん、お久しぶりです。日本クラウドファンディング株式会社、通称「日クラ」代表のうーやんです。
自己紹介については、こちらのnoteをご参照ください。

日々に忙殺され、前回の投稿からだいぶ時間が経ってしまいましたが、これからまたnote活動を復活させていこうと思っています。

復活したからには、大作をやりたいので、、
5回の連載で、【海外クラファンで大型資金調達をするためには】という誰もが知りたいトピックについて、コツコツ積み上げてきた情報を公開いたします!!(週1の頻度で更新予定ですが、前後したらスミマセン。。)

第1回目 【心構え編】
第2回目 【事前準備・予算組み編】
第3回目 【マーケティング編】
第4回目 【よくある落とし穴編】
第5回目 【公開してからが勝負だよ編】

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第1回目は、【心構え編】です。

海外クラファンって、KickstarterもIndiegogoも、トップページを開けばページの中には、数千万円の単位で調達しているプロジェクト達がズラーッと並んでいて、なんだか見ているだけでワクワクしますよね。
(私だけですかね..笑)
日クラで海外クラファン支援サービスを設計したての私は、早く1,000万突破したい!そこに仲間入りしたい!の一心でトライ&エラーを重ねてきましたが、、

半年でようやく達成できました...。。(1,586万円)

スクリーンショット 2021-10-05 204704

Indiegogo社の「イケてるプロジェクト10選(意訳)」にも選ばれました

Web キャプチャ_5-10-2021_203945_www.indiegogo.com

そして、カラクリがわかりました。
カラクリについては、後続の編で少しずつ紐解いていこうと思っています。
本日は、海外クラファンで資金調達を狙うにあたっての「心構え」3つ、についてお話していきたいと考えています。

心構え① 

日本で既に売れているから海外クラファンで成功する!はまやかしなので、ゼロから商売を始めるつもりで捉えること

よくやってしまうミスあるあるとして、「この商品は日本で売れに売れまくっているから」、「日本のクラファンで3,000万円調達したから」、という日本での輝かしい実績を海外クラファンでの成功確度に結び付けて考えてしまう点が挙げられます。
もちろん、例えば環境問題に一石を投じる超イノベーティブな商品や、既存商品と同品質だが圧倒的にコスト優位な商品については、話題が話題を呼んで、何もせずとも大成功する可能性はありますが、99.9%はこれに当てはまらないと考えて良いと断言します。
前提として、海外と日本ではライフスタイルや商習慣、趣味嗜好が全く異なるわけですから、日本での成功=海外での成功に紐づかないのは容易に想像できます。これは、私が複数プロジェクト支援してきて、心の底から感じていることです。
日本から「海外クラファンに初めて挑戦する」ということは、海外に自社製品のファン、知っているが一人もいないということと同義なのです。(海外にいる友人は別として)
そのため、自社製品の特筆すべきアピールポイント、相対的に優れている点・劣っている点を明確にした上で、海外にローカライズした状態で着実に進出していかなければ、誰も見向きしてくれず、おのずとクラファン失敗という結果に帰することとなります。

心構え② 

海外クラファンの挑戦は、適切な人員と予算をかけて、海外進出の一歩目として真剣に向き合うこと

前提として、クラファンという性質上においてテストマーケティングの目的で挑戦することは大いに賛成です。
例えば、色違いやサイズ違いの商品を用意して、どのSKUが一番海外の20~30代女性に売れるんだろう?をファンにサーベイしたり、この商品で50万円の広告予算かけたらどれくらいの費用対効果が見込めるマーケットなんだろう?を計測したりなどがテストマーケティングに当たると思います。
一方で、テストマーケティングとは言え、多くの人がページを見るわけですから、そこでの顧客対応を疎かにしてしまったり、最悪の場合放置したりすると、「ここのメーカーは信用できない」と思われてしまう評判リスクも同様に存在します。(日本と同様に炎上という概念は、どの国にもあります)
従って、海外クラファンって手軽にトライできる一方で、実は、真剣に取り組まないといけないものでもあるんです。
では、何が必要かと言いますと、会社としての海外進出に対する「目的」があると良いと考えます。例えば、クラファンで作ったファンに対して継続的に新商品をクロスセルさせるんだ、でも良いですし、1年後に自社ECに海外からの購買実績を作る、でも良いです。いずれにしても「目的」があれば、おのずと海外進出の一歩目には意識が向きますし、適当な対応はできないですよね。ここの意識付けがあるかないかで、本当に結果に繋がると考えています。
何より、適切な人員と予算がなければ、机上の空論です。ここで指す人員とは、海外の顧客とやりとり可能な人員や自社製品をアピールできるクリエイティブ制作人員、無事に物流手配を完了させられる人員のことです。弊社のビジネスモデルはまさにここを一気通貫で支援するサービスなので、もし海外クラファンやりたくて人員にお困りの方がいらしたら、こちらから問い合わせください。(note経由の方は、何かしらの優遇させて頂きます、嬉しいので)
そして予算についてです。ある意味、プロジェクトが完了してみないと、調達結果がいくら出るか分からないので、「博打」と思われることがありますが、私としてはコントローラブルな領域とそうでない領域が混じっている「事業投資」に近いイメージ、そして仮に失敗しても次の商品開発に生かせるヒントが確実にゲットできるメリットがある投資だと認識しています。弊社は現状、全クライアントのプロジェクトにおける調達目標達成率を100%に維持できていますが、まさにコントローラブルな領域を最大限押さえた結果だと信じています。
※具体的な予算組みの考え方については、第2回目 【事前準備・予算組み編】にて詳細に説明しますので、今回は割愛いたします。

心構え③ 

海外クラファンでは、世界で勝負するのだから、支援者には過去史上最高の提案をしてあげること

KickstarterとIndiegogoでは、世界中から支援者が集まります。まさに、世界を相手に商売するということです。もちろん日本からも支援できますし、普段聞き馴染みのない国からの支援者が現れることも当たり前にあります。そして、どちらのプラットフォームも「革新的な商品」を求めて支援者が集まりますから、世界中のマイクロブランドが技術力・商品力・そして提案力を競う場なのです。
日本は、技術力と商品力においては、今でも抜きん出て強いと思います。これは、海外クラファンにある数万件の商品を分析してきている私の感覚ですが、製造業が強いアメリカやドイツと比較しても強いという意味です。
一方で、海外クラファンで成功を収めるためには、提案力で勝負しないといけません。自己主張やプレゼン、アピール、これらを適切にできるだけで、日本産のプロダクトは上位に食い込めると確信しています。
提案力の中には、クリエイティブの見せ方や支援者コミュニティとのコミュニケーションの取り方、SKU設計と価格戦略、権威付けの方法などなど、要素に枚挙にいとまがないのですが、大型調達を狙うなら全要素をとことん突き詰める必要があると考えます。逆に言いますと、当たり前のように数千万円調達しているプロジェクト群は、実は裏でこれらを平気でゴリゴリこなしています。
海外にあるクラファン支援業者が、日本のお客さんに対して、着手金で数百万取る理由もなんとなく理解できます。言語が通じない中で、上記をしっかり定義しながら、戦略立案する難易度は想像を絶します。
弊社の場合は、全て日本語にて対応可能で、英語ネイティブ話者が複数名在籍しています。かつ価格的にも、30万円から始められる海外クラファン進出プランを提供していますので、より多くのメーカーに海外クラファンに参入頂ければと思っています。


ここまでお読みいただきありがとうございました!!
第2回目 【事前準備・予算組み編】も楽しみにして頂けると嬉しいです。

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