前回からの続き〉〉

木材には適材という、良く流通している汎用性の高い材料というものがあります
しかし、そこからズレるとかなり高額になってしまうのと納期がかかってしまうという問題が発生します

その問題と正面衝突です

冷や汗が止まりません
焦りました
データを書き換える？いやいや大変すぎるっしょ。。
今のストックしてる木材って全部使えない？もったいなすぎるっしょ。。
そもそもちょっと大きめの木材はどうやったら手に入るの？？。。。

様々な問題が僕の頭の中をジャグリングします
お腹がいたい

ちょっと凹みながらサーモウッドのことを教えてくれた木材商の先輩の会社を訪れました

僕はPCを開き卵サウナ事業のプレゼンを先輩にしました
そうなん！？事業としてやるんや！と先輩は微笑ましく聞いてくれました

焦燥感がうっすら漂う浅知恵の僕に、先輩は木材知識をいちからレクチャーしてくれました
丸太が運び込まれ１次加工、２次加工、乾燥、そして用途に別れた工場へと出荷
さらにそこで用途にあった製材が行われて初めて材料として完成する

さらに木材価格は変動していることや
木材材料には等級があることなど様々な知識を実際に切り出したりしている工場を見学させてもらいながレクチャーしてくださいました
しそうの森の木  株式会社さんです

神対応に感謝しかありません

先輩が僕に笑いながら
あんな手間の塊みたいなサウナ
プロの僕たちは発想出来ない
素人のジュンぺーちゃんだから出来ることなんやで！
と、心温まるメッセージ

材料は確保してやる、しかし今の考えや構想でいくときっと君は仕入れで壁にぶち当たる
俺は〇〇％しか上乗せんから価格変動にも対応出来るような考え方でもう一度、卵サウナの構想を練り直してみたら？どーや？と
木材の世界で何十年と事業をぶん回してきた先輩の深みのある言葉でした

何度も何度も考え抜いて事業は研磨されて良い事業となっていくのだぞ！
もっともっと考え抜き磨きなさい
と言われた様な気持ちでした
それからもう１度、様々な角度から自分のやろうとしている事業を見つめ直しました

確かに価格上昇局面のイマの時代、価格はなんとなく一定という平和な脳ミソだと完全に原価上昇時のストレートパンチをくらうところです
今後、日本も海外同様もれなく価格は上昇局面にある

答えはない。。答えが出たわけではない
でもほんの少し、思考の深度が深まった様な気がしました