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ハンドメイド試行錯誤

ここ最近、僕自身が錫(スズ)製品を作って売ったりしていて、ハンドメイド商品について、色々と考えたり勉強したりする事が多い。

一つの商品にかかる費用や工数などなど。
それに伴って、お値段の設定なども行っているんだけれど・・・これが実に難しい・・。

基本的に購入者というのは、作家の作った物の工数などは考えません。
商品そのものが購入者にとって魅力的か否かのみ。

・・・で、こんなに手間がかかってるんですよぉ~?それをなんとこの価格で!今だけ大特価です!と深夜のショッピングチャンネルでオペレーターの方が言ってたりするけれど、それは大手だからできる事であって、1ハンドメイド作家がやったりすると、数作れないし、時間はかかるし、入ってくる額が少ないし、肩は凝るし、腰は壊すし、目は眼精疲労で・・・と、到底無理。

しかし、かかった工数だけ値段を上げると、こりゃまた「高えよ!」となるわけで、売れやしない。
このあたりのバランスが非常に難しい。
小規模の個人作家が物を安く売るためには、単純に儲けの部分を削るか、素材をケチるか、最初からあまりコストがかからない商品を売るか、大きくはその3択となるかなと思います。

そう、よく聞く「商品そのままで企業努力でお安く!」というのは、企業が商品を作る1工程1工程のコストを細かく削減するからできるもので、個人のハンドメイド作家は企業努力ができなかったりします。
※たまに個人作家に企業努力を求めてくるユニークな人は居ますが、それはレアキャラなので観察して楽しみましょう。

さて、それじゃあどうするか。

・・・どうしましょ・・・。
まだ答えは出せていません。正直。
儲けの部分を削れば、納得のいく作品は作れますが、おそらく途中で気持ちが折れます。
素材をケチれば、そのツケが必ず作品に表れます。
コストのかからないものは、完全アイデア勝負になりますし、かなり運頼みかな。Twitterでバズるとか?

僕が今回取った手段は、まずは錫の良さを比較的手に取りやすい価格で出す事。
小さな根付け(ストラップ)を限界価格にて販売してみました。

根付け

小さい商品とはいえ、当然一つ一つ手磨きして、下手したら大きい錫製品よりも手間がかかっているかもしれません。
なにせ細かい作業で、とにかく数を揃えないといけないですし。

ここが僕のショップ↓ 何か色々作ってるみたいですよ。

ただね・・、問題もありました。
錫製品・・というか、鏡面仕立ての金属全般ですが、写真が上手く撮れないんですよ。
不思議なほど荒々しい感じに写っちゃうんです。
実物だとあんなに滑らかで光り輝いているのに、写真だと輝き薄くボッコボコのベッコベコに。
写真がダメだと、当然商品の売上も思ったよりも上がりません。
そんなの当たり前。購入者にとっての商品の情報は写真しか無いんですもん。
きちんと撮るとなると、望遠レンズにカメラに照明にあれやこれや。
プロの写真家スゲー・・

こりゃイカンと思ったので、次の手として・・

フェスに出して、実際に手にとって見てもらう方向で動いています。(5月半ばくらいのハンドメイドフェスに出店します。)
もう錫ねこ・錫うさをご購入の方なら分かると思うんですが、写真と全然違いますよね?
とあるオシャレなお店の店長さんが実物を見て「うお!写真と全然違いますね!良いなこれ」とおっしゃってました。招き猫のお買い上げ、心よりお待ちしております。w
僕のSHOPのアイテムは、スピリチュアルの専門家を挟んでいませんので、運気みたいなものは上がらないかもしれませんが、気持ちはきっとあがります。

と、ちょっと話がズレましたが、こういうのは試行錯誤がホント大切なんだなー、きっと。
インフルエンサー的な人に提供して宣伝してもらう企業の気持ちが少しわかりました。
売上があまり伸びないのは、世の中好景気に見せかけた不景気の中、買い渋りも大きな原因かなとも思いますけどね。

で・す・が、ハンドメイド商品に関しては、いつ販売が終わるかもわからないもの。
悩む理由が値段なら買え。という、ネット上で有名なフレーズを出しておきます。
そう、これは僕の商品に限らず、ハンドメイド商品の宿命ですので。
「気になるんだけど・・・んぅ~ン」という商品は、売っているうちに買っておいた方が良いかな。
渋っているうちに買いそびれた化石が沢山ある大石橋がお伝えします。
そう、気になる物なら買っておいた方が良い。

さて。
今回のNOTEはこれくらいで。もう夜遅いし、寝ます。
更新は夕方あたりにー。


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