重賞初優勝も射程圏!田中博康厩舎【厩舎topic 5/8・9】

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「厩舎topic」と題して週末のJRA開催を厩舎にフォーカスして振り返りをしていきたいと思います。よろしくお願いします。

では、いつも通りで注目したレースから見ていきます。

5/8(土)東京 プリンシパルステークス(リステッド、芝二千)優勝バジオウ(田中博厩舎)
5/9(日)東京 立川特別(2勝C、ダ千六)優勝ニュートンテソーロ(田中博厩舎)
(優勝馬の関係者のみなさま、今回の優勝おめでとうございます!)

田中博厩舎の2頭が特別戦を相次いで優勝しました。
田中博厩舎は2021年シーズン、勝ち星に恵まれず上記より前は僅か2勝に留まっていました。競馬は勝負事なのでなかなか勝てない時期もあると思いますが、今週で一挙に特別戦を2勝し流れが変わるきっかけになるかもしれません。これからの巻き返しに注目したいと思います。

ということで今回は田中博厩舎を取り上げたいと思います。

まずは2020年までの通算全体成績で芝ダートの傾向を見ていきます。
・勝数 芝23勝:ダ39勝
・勝率 芝.099:ダ.134

全体的には今のところダート優勢の傾向です。ただし、2018年開業でまだキャリア3年での成績です。今後の傾向変化もありうることも念頭に考えておきたいです。

特別戦(重賞除く)も通算(2020年まで)で成績傾向を見てみます。
・特別戦勝数 芝11勝:ダ4勝
・特別戦勝率 芝.130:ダ.076

となっています。上記で確認した全体成績ではダート優勢の傾向ですが、特別戦だけで抽出すると芝優勢であることは認識したいです。

また、特別戦勝ち15勝を牡(セン馬含む)とメスで分けると、
牡セン14勝:メス1勝

となっており現時点では牡優勢の傾向があります。サンプル数が少ないですがわかりやすい特徴なので覚えておき、出資検討時に活かすのもありだと思います。


この田中博厩舎で筆者がキーワードにしているのが「ステップアップ」です。

例えば、
・勝数
1年目(2018年)13勝
2年目(2019年)22勝
3年目(2020年)28勝

・収得賞金
1年目(2018年)1.9億円
2年目(2019年)2.7億円
3年目(2020年)3.9億円

といったところが挙げられます。
毎年ステップアップしているように見え好感を持っています。

他にもステップアップしている足跡があります。
1年目(2018年)2勝クラス優勝(釧路湿原特別)
2年目(2019年)3勝クラス優勝(湘南ステークス)
3年目(2020年)オープンクラス優勝(カトレアステークス)

4年目(2021年)リステッド優勝(プリンシパルステークス)←New!

今週のプリンシパルステークス優勝で見事にリステッド競走優勝に到達してきました。着実に階段を上がっていっている印象ですし、次の重賞初優勝が射程圏に近づいてきている流れを感じます。

冒頭に書いたように2021年は伸び悩んでいる田中博厩舎ですが、ここまで見てきたように随所にステップアップ感があります。師も若いですし、今年の成績で見限るのではなく長い目で見ていきたい厩舎だと思います。


今回はここまでです。最後まで読んでくださりありがとうございました!
良い調教師(厩舎)とのご縁、みなさまの愛馬の成績向上、次世代産駒での良縁があることを願っています!

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