【血統＆馬体講座】プリモシーン（東京新聞杯）

2020年2月10日 18:30

2020年2月9日(日)
東京11R　芝1600 東京新聞杯・Ｇ３ 1着

牝5 プリモシーン
父　ディープインパクト
母　モシーン
母父　ファストネットロック
出産時の母の年齢　7歳
毛　色　青鹿
馬体重　504K
厩　舎　木村哲（美浦）
馬　主　㈲シルクレーシング
生産者　ノーザンファーム
生産地　安平
育成牧場　ノーザンファーム天栄
帰厩1走目

昨秋に２度大敗が続いたが、ノーザンサーム天栄帰りで仕上がりは良好。牝馬にしては馬格に恵まれて脚も長い。サンデーサイレンス自身が曲飛節で、産駒にも受け継がれる傾向が強い。さらに、母父ファストネットロック産駒も曲飛節に出がち。そんな配合の割に、本馬は直飛節に出ている。そして、直飛節の馬の好走が目立った週でもあった。まだ衰えはなく、春に向けて良い巻き返しとなった。

二の脚は速くないが、内枠から出たなりで好位の内。直線に向いて外に持ち出し、追い比べに入る。最内からクリノガウディーが一気に出たが、ゴール直前で外から差し届いた。今回は33秒台の上がりを使えたが、ペースが流れて末脚の持続力を問われる形の方が向いている。使われる毎に少しずつ馬場の内側が有利になりつつあった日で、56kgを背負って外からの差し切りは能力の証明と言える。