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競馬雑記帳 2022/09/15

JRDB永野です。

新型コロナの感染拡大防止に関する規制が徐々に緩和されそれに伴い世の中も少しづつながら以前の状態に戻りつつもある。

外国人騎手に関することもそう。
フランスのミシェル騎手が先延ばしになっていた日本でのJRA通年免許を申請。
合格すれば来春からJRAの騎手として騎乗することに。

それもよりも先に、この秋開催には短期免許で来日を予定している騎手も多数だとか。
C.デムーロ騎手やムーア騎手などすでに日本でお馴染の騎手から、フランスのトップ女性騎手のドイル騎手まで名手が来日の予定。

サウジやドバイでの日本馬の活躍もあるし、手厚い賞金もその理由のひとつだろう。
円安とはいえ日本の賞金体系は魅力のはず。

先日ダービー馬のドウデュースが出走したニエル賞。3歳馬の凱旋門賞のステップレースのGⅡ競走。さながら日本ではセントライト記念と言ったところか。その1着賞金が7100ユーロで円に換算すると1100万円を少し割り込む額。セントライト記念の1着賞金は5400万円なので約五分の一。1100万という賞金は日本では2勝クラスの平場の1着とほぼ同じ。当然、腕のある騎手は日本に稼ぎに来る。

2015年以降に秋競馬、特に10月から12月に来日した外国人騎手の成績は下記の通り。(ジャパンC、チャンピオンズCの外国馬騎乗の来日含む)

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2017年に外国人騎手への短期免許の交付の条件が厳しくなり、2017年の秋は外国人騎手の来日はなかったが、2018年2019年は厳しい条件をクリアして短期免許だけにパワーアップした感じ。実際2018年以降は各騎手の勝率がアップしている。


2020年はコロナの真っ只中で、外国人騎手の来日はなく、ジャパンCに参戦して外国馬にデムーロ騎手が騎乗したほど。

そして昨年はC.デムーロ騎手が短期免許で来日。今年の年明けとの含めてでの来日だったので、2021年は1ヶ月あまりの騎乗。それでも18勝を挙げて、10月以降の勝率の比較ではC.ルメール騎手を抑えて川田騎手に肉薄する数字。

この秋に来日予定の騎手も選りすぐられたメンバーになりそう。


名手の騎乗が見られるのはいいのだが、一方で日本人騎手の中堅ところが割を喰うことなりそう。

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