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「0から始めるCWコンテスター養成講座」ー現役コンテスターが伝授するCW符号の憶え方(ステップ1)

を聞け」・・「音の形を聞け」・・・あなたが理解したいものはどこから入ってきますか?・・・目ですか?鼻ですか?舌ですか?手触りですか?・・・どこからですか?・・・耳でしょう。無線機のスピーカーから、ヘッドフォンから聞こえてくるものではないですか・・・それを理解したいのでしょう・・・では、耳から訓練を始めるのは当然のことでしょう・・・現役コンテスターの自分には、耳からCW音が聞こえてきますが、素直にどう聞こえるか表現すると・・・例えば、「ツツ」・・・「ツツー」・・「ツツツツ」・・・「ツツーツツ」・・・と聞こえてきます・・あなたにはどう聞こえますか・・素直に自分の表現で言うならどんな風に聞こえてきますか?一つ一つ注意深く聞いてみてください・・・聞こえ方は人それぞれで一律でないにしても、確かに音の形になっていないでしょうか?では、あなたは「エー」という音の形を聞いたら何を思い浮かべますか?・・・「A」でしょう・・・エーという音の形があなたの頭脳にAを判別させたのです。「ビー」という音が聞こえたら何を思い浮かべますか・・・・明らかに「B」が浮かび上がります・・・「ケィ」はどうですか・・・すかさず「K」がすんなり出てきませんか・・・「ゼット」はどうでしょう・・・「Z」ですよね・・・確かにすぐに浮き出てきます・・・これらは聞いただけで頭脳の中で、即、一回変換で出現してきます・・・そうです1回変換です・・ここが重要なところです・・・2回3回変換はない・・・必要ないということです・・高速コンテスターも同じことを行っています・・音の形を聞いて、1回変換でアルファベットが脳裏に浮かんできます…ですから速度が速くなってもアルファベットと数字が次から次へと脳裏に浮かんでくるのです・・・仮に一つの音に関して2回3回変換するような覚え方をしてしまうと、高速になるにつれ、まずついていけないでしょう・・それで、音の形に注意を払ってください・・・アルファベット26文字+数字10文字+記号・・・これら一つ一つには独得な個性的な音の形があります…注意深く聞けばそれが分かります・・例えば、

音の形     変換 
ツツ―    → A
ツーツツツ  → B
ツーツツーツ → C
ツーツツ   → D

もちろん、この音の形は見て覚えてはなりません・・・聞いて覚えなければなりません・・・私には短点はツ、長点はツー、としか聞こえないので、上のように表現しましたが、聞こえ方は人さまざまなので、この聞こえ方にこだわる必要はありません・・・とにかく、各文字の音の形を捉えてあげてください…。最初のステップ1としてアルファベット26文字と数字0~9と記号を一つ一つ音の形を意識しながら”聞いて”覚えましょう・・私のマガジンの中に「CW 符号を覚えましょう」コーナーを設けます・・速度は12WPMでAから順番に「これがAです」という表題でAのCW音を聞いていただきます。コンテストで用いられるものすべてを今後掲載していきますのでご活用ください…このステップ1が終了したらステップ2へと進んでいただきます…。



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