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「居場所」になる組織のつくりかた

わたしは今、5つのコミュニティ(箕輪編集室、コルクラボ、NewsPicksアンバサダー、店舗メディアのつくりかた、4th)に入り、自分でも3つのコミュニティ(【非公式】noteクリエイターグループ、ペア読書会、CMC_Meetup for B2C)を運営しています。

これらのコミュニティ活動を通して、「居場所になるコミュニティ」とそうではないコミュニティがあるなーと感じています。

「居場所化」していると何が良いかというと、非常に熱量が高いコミュニティになるんですね。

コミュニケーション量や活動量が高い、そんなコミュニティは「居場所化」に成功しているなと。

では、居場所になるコミュニティにしていくためにはどうすべきなのか?

最近その方法が見えてきたので、書いていきます。

「居場所化」していると感じるコミュニティについて

私が所属したり運営しているコミュニティで、私自身が「居場所化」しているのは「【非公式】noteクリエイターグループ」です。

また、私にとっては「居場所化」しきれていないのですが、居場所化してる人が一定数いるのは「箕輪編集室」「コルクラボ」「4th」です。

これらの「居場所化」してるコミュニティと、そうではないコミュニティの違いは「さらけ出し」だと考えています。

居場所化と「さらけ出し」の関係性

なぜ居場所化に「さらけ出し」が必要なのか?

その理由は、このnoteで何度も登場している、佐渡島庸平さんの「WE ARE LONELY,BUT NOT ALONE.」に出てくる「安心・安全」をつくるためです。

コミュニティに参加している個人が、自分自身の思想や歴史を公にすることで、その人の行動や考えが読めるようになります。

すると自分がどういう発言をすると、どんな反応が返ってくるかも読めるようになり、居心地が良くなっていきます。

他の人の考えが読めないと、安心して発言ができなかったり、作り込んでから発言をする必要がでてきたりします。

「さらけ出し」の具体的な方法

この「さらけ出し」には主に2つの方法があります。

1:同じ時間を長く過ごして対話する

同じ時間を過ごして、対話をすることで「さらけ出し」が発生します。

なぜなら、同じ時間を過ごして対話をすると、その場のコンテンツが「自分自身」になるからです。

箕輪編集室や4thを見ていると、昔からそのコミュニティにいる方や、積極的にコミュニティ内でのプロジェクトに参加している方にとって居場所化しています。

これはまさに、過ごした時間と対話の量によるものだと考えています。

昔ながらのコミュニティである「会社」に当てはめると、会社の飲み会やランチは、同じ時間を過ごして対話をすることで「さらけ出し」を生み出す手段だと捉えられますね。

2:「自分」を発信する

私が運営するnoteクリエイターのコミュニティ「【非公式】noteクリエイターグループ」が、私にとって居場所化している理由は、noteが「自分」を発信する要素が強いからだと考えています。

今「【非公式】noteクリエイターグループ」に参加されているクリエイターは、ご自身の気付きや過去のエピソードをアップしている方が多いです。

すると自然に価値観を語ることになるので、「あの人はこういう時にこういう反応しそうだな」と読めてきます。

コルクラボも自分自身についてさらけ出して発信する文化があるようでして、このあたりはまさに「自分を発信する」ことを意図しているのだなと感じます。

居場所化しているコミュニティにあるもの

居場所化しているコミュニティにあって、「居場所化」してないコミュニティにはない「ある現象」があります。

それは「雑談」です。

雑談は、居場所になっているからこそ安心して発言できるから生まれる現象であり、居場所になっていないと雑談はなかなか生まれないんですね。

また「雑談」は「雑談をする雰囲気 x 雑談をする場」がそろってはじめて生まれます。

なのでコミュニティをつくる上で「いかに『雑談』を生みやすい設計にするか?」は重要な問いなのです。

居場所化において重要な考え方

もう1つ「居場所化」において重要な考え方があります。

それは、コミュニティをつくる上で、コミュニティ全体に「居場所化」の役割を与えないことです。

さきほど「私にとっては『居場所化』しきれていないのですが、居場所化してる人が一定数いる」と表現した部分がありました。

これは、コミュニティの中に小さなコミュニティが存在していて、その「小さなコミュニティ」が居場所化する場合もあるということです。

例えば会社で、隣のチームの人に対しては安心感がないけど、同じチームの人には安心する、という経験がある方も多いのではないでしょうか。

これも、会社という大きなコミュニティではなく、小さなチーム単位で「居場所化」できているから、安心が生まれているといえます。

かならず「居場所化」が必要というわけでもない

ここまで「居場所化」について話してきました。

居場所化はコミュニティ運営にとって重要な要素です。

しかし、決してすべてのコミュニティが居場所化する必要もないのかなと思っています。

例えば一時的なコミュニティだったり、学びに特化したコミュニティの場合は、居場所化していないほうが逆に緊張感が保てて学習効率が良い場合もあります。

なのでコミュニティの目的に応じて「居場所化」が必要かどうかは見極めたほうがよいです。

まとめ
・コミュニティの「居場所化」には「さらけ出し」が必要
・「さらけ出し」には、同じ時間を長く過ごして対話するか、自分を発信する
・「居場所化」しているコミュニティには雑談がある
・「居場所化」は必須ではないがとても重要

以上、色んなコミュニティに関わってきて感じた「居場所化」について話してみました。

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だいたいスターバックスで、あえてホットティーを飲みながらnoteを書いているので、ホットティー1杯くらいのサポートを頂けたら、こんなにうれしいことはありません。