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164. 櫻坂46「五月雨よ」 新たな櫻坂の世界観


①「五月雨よ」初披露


昨晩「CDTV ライブ! ライブ!」にて

櫻坂46 4thシングル「五月雨よ」の初披露がありました。


「久々にメンバーの表情がはっきり見えて誰か分かる!」

という反応があり
3rdシングル「流れ弾」までのパフォーマンスとはガラッと変化したことをまさに表していると感じました。

②4thシングルが一つの起点となる


1st「Nobody's fault」2nd「BAN」3rd「流れ弾」とどこか「欅イズム」が受け継がれた楽曲でした。

ですが今回の「五月雨よ

発表当初に「乃木坂っぽい」と一部言われていたように
今までのような「欅イズム」とは違う新たなジャンルへの取り組みだと感じます。

人によっては、らしくないから物足りない・・・
と思う人もいるようですが
この変化はこの先の櫻坂にとって本当に大きな意味になる変化だと個人的には思っています。

③末永く多くの人に応援してもらうために


前から話している通り長持ちするということを最優先でもし考えた場合
表現力の幅やジャンルの多さが大事だと感じます。

荒々しかったり、クールだったり、生々しさだったり
そういったものがある意味欅坂から引き継がれる櫻坂の強み。

ですが柔らかさ、優しさ
そういったものも櫻坂にはあるんだよ?
ということを強く示すのがこの「五月雨よ」だと感じます。


この振り幅があればあるほど
いわゆる「ギャップ萌え」というものが働き
飽きさせない、鮮度が落ちない
という長持ちグループの大きな要因になると感じます。


特に欅坂時代にクール、シリアス等の強い印象(そういう楽曲ばっかではないですが)へ振り切ってきただけに
「ギャップ萌え」の高低差はより大きいです。

だからこそ緩急をつけて「五月雨よ」を表題曲として歴史に残す。

本当に未来が楽しみな選択だと感じました。

④他の収録楽曲を含めた4thシングルの印象


五月雨よ」を初めて聴いてから
他の収録楽曲とのバランスを気にしていました。
表題曲とのギャップを出すのか?
それとも雰囲気は統一するのか?

初オンエアなど追って分かって来たのは
今回の4thシングル
落ち着いた楽曲が多く「Dead End」や「流れ弾」のようなアップテンポで生々しい楽曲を入れていないなということです。
(「断絶」だけ現時点でまだオンエアされてないので分からないですが・・・)

これもまた大きな変化だなと感じました。
4thシングルは表題曲「五月雨よ」だけでなく
全楽曲で以前までの雰囲気との差をつけるということ。

これだけ思い切って振り切ったこと
非常に面白いです。
そして5thシングル以降の楽しみも大きく増しました。


欅坂46の続き」という形ではなく「櫻坂46」という一本立ちした形が本当に出来てきたなと感じます。

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乃木坂がぶつかっている現状は
ギャップを作り出して新たな印象を創ろうとする考えと
今までの印象を崩したくないという考え
これがぶつかっていることだと思います。

色々な考えがあると思いますが
本当に長期に渡ってたくさんの人にファンになってもらう。
なり続けてもらう。
ということを最優先に考えるのであれば
絶対にどこかのタイミングで幅を広げるためのギャップは必要だと感じます。


10年程経てば内部の循環もあり、当初とは違う雰囲気が渦巻く。
当然だと思います。
だからいろんな可能性に挑戦していく。
なんら間違っていないと感じます。

また、今はイメージ構築のためひたすら頑張ってきた段階の日向坂にも
いずれ数年後に訪れる壁なのかな・・・と感じています。




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