情報系大学院生のための海外インターンシップ・奨学金情報

お久しぶりです。サウジアラビアから日本に帰ってきて、東大の大学院に入学しました。サウジアラビア旅行やジェッダでのサッカー観戦など、noteに書き足りないことはたくさんあるのですが、今回は自分が奨学金やインターンシップなどの情報収集に用いているサイトなどを紹介しようと思います。

日本のインターンシップ

日本のインターンシップにはあまり詳しくないのですが、例年だと通称「魔法のスプシ」と呼ばれるスプレッドシートに夏季インターンシップの情報が多く載っていると聞きます。

海外のインターンシップ

今回のメインフォーカスは海外大学でのインターンシップです。海外企業でのインターンシップは自分の経験がないのと、「企業名 + internship 」で検索するとすぐに出てくるかと思うので今回は紹介しません。海外大学でのインターンシップのには、英語力の向上や海外コネクションの構築など日本でのインターンシップにないメリットがあります。以下に自分が利用しているWebサイトの一覧を紹介します。上からおすすめ度が高い順です。

Research Internships for Undergraduates

非常に多くの大学や研究機関でのインターンシップ情報がカバーされています。For Undergraduates とありますが、修士学生でも応募できるものが多数あると思います。ただし、応募者の国籍に制限があるインターンシップもあるので注意が必要です。私はこのサイトでKAUSTでのVSRPに関する情報を知りました。網羅性も高く、情報の更新も頻繁になされているのでおすすめです。

きっかけポータル

日本国内外、分野問わず様々なインターンシップや奨学金に関する情報を提供しているXのアカウントです。情報系以外の情報も多くあるので、必要な情報を見つけるのが少し大変ですが、2週間から1ヶ月の短期プログラムなども載っており便利だと思います。

CS Opportunities

情報系の学部学生のためのインターンシップや奨学金情報を民間、大学問わず提供しているXアカウントです。私は直接用いたことはありませんが、フォローする価値はあると思います。

Opportunities Corners

Opportunities for Youth

IR Student Updates

情報系に限らず、海外のインターンシップに関する情報をまとめているInstagramアカウントたちです。私は直接利用したことはありませんが、KAUSTで知り合った友人で、このアカウントを通じて日本のOISTでのインターンシップに興味を持ったという人がいました。

他の方法

ここまで、様々な海外大学インターンシップ情報を紹介してきましたが、最も簡単にこのような機会を見つける方法はやはり、興味のある研究室の教授に直接メールを送ることだと思います。返事が来なかったり、感触が芳しくなくても気にする必要はありません。こんな自分を落とすなんて見る目がないなというマインドで積極的にメールを送っていくのがいいのではないかと思います。

奨学金

基本的には、各大学から奨学金に関する連絡が来るのでその情報(併給やアルバイトの可否)をしっかり確認して、応募するのが良いと思います。今回は、JASSO第1種貸与型奨学金と国際卓越大学院プログラム(おそらく東大のみ)について紹介します。

JASSO第一種貸与型奨学金

日本学生支援機構が提供する無利子の貸与型奨学金です。家計基準を満たす学生は月50,000円もしくは8,8000円の奨学金を借りることができます。特筆すべきは、成績優秀者には奨学金の返還義務が免除される点です。返還が免除される学生の割合は意外と高く、令和4年度は、大学院第一種奨学金の貸与が終了した21,183人のうち、6,626人が(半額以上の)返還免除者として認定されているようです。家計基準を満たしていて、奨学金による支援が必要な学生は検討すると良いと思います。

国際卓越大学院プログラム(WINGS)

東大の大学院生が応募できる大学内のプログラムです。合計18のプログラムがあり、フェローシップ付きのものもあります。他のWINGSとの重複履修は基本的に不可能ですが、プログラムによっては重複応募は可能なものはあると思います (複数のプログラムに採択された場合は辞退する必要あり)。フェローシップの支給金額はプログラムによって異なりますが、学振やSPRING-GXに劣らない金額の支援を修士課程のうちから受けることができるものもあるので、学振の申請に不安がある人は応募を検討すると良いと思います。

これらの大学院生に対する経済的支援に関しては、博士課程への奨学金・経済支援まとめというウェブサイトに非常に詳しく載っているので、合わせて確認してみてください。また、これらの奨学金に応募するときは、応募資格や、併給、アルバイトの可否について詳しく確認することも重要です。

次回こそ、サウジアラビアでの旅行についてまとめたい。。


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