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クラウドファンディング挑戦中~医療機関で活躍する犬の育成~聖マリ×日本介助犬協会

日本介助犬協会では介助犬の育成以外にも人と犬をつなぐ活動として「DI(Dog Intervention)活動」を行っています。

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▼日本介助犬協会の活動について

聖マリアンナ医科大学病院では、2015年4月に初代勤務犬ミカがハンドラーである医師・看護師と共に活動を開始しました。ミカの引退に合わせて、2019年2月に2代目のモリスと看護師のハンドラー2名に引き継がれ、週2日患者さんに寄り添ってきました。

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この2年間は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、思うように活動ができない期間もありましたが、そんな時でも患者さんを笑顔にし、そんな時だからこそ病院スタッフの方々にもほっと肩の力が抜けるような時間を与えることができました。

初代勤務犬ミカの時から関係を継続している患者さんもいらっしゃいます。

10年以上の闘病歴の中で入退院を繰り返す中で乗り越えてきた、発声も難しいとき、身体の苦痛や呼吸苦をともなうとき、入院治療が思うように進まないとき、食事も取れないとき、眠れないとき。様々な苦痛と闘う入院生活のなかで、彼女はいつも動物介在療法を楽しみにして下さっています。

彼女にとっての動物介在療法は、症状のある中でも離床(ベッドから起き上がること)を図り、身体機能を少しでも維持向上させるために必要な時間です。 いつもはなかなか気が進まない車いすへの移動も、モリスの訪問時間は、その時間を楽しみにベッドから起き上がり車いすに移動し、呼吸補助の機器を外し酸素チューブに切り替え、モリスの様子やハンドラーとの雑談で声を出して笑ってくれます。モリスの手をずっとずっとなでてモリスからの要求にも応えてくれます。

その間は苦痛の訴えもなく常に笑顔で溢れます。 辛い症状の中で治療の一歩を進めるために、勤務犬の訪問時間は自然に治療に向かいたくなり、苦痛を忘れられる、楽しみとなる、とても大切な時間になっていると感じます。

患者さんにひと時でも笑顔になってもらいたいと願うスタッフの想いが、大学病院という多くのスタッフ・関係者が関わる場所で受け入れられ、ミカからモリスへと受け継がれています。

当初よりモリスは2022年度を引退としており、3代目勤務犬の育成が急務となっています。

私たちの活動の約90%がご寄付によって支えられていますが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、これまでの私たちの収入を支えてきた啓発活動や街頭募金などが制限され、例年に比べて1,500万円程の収入が不足している現状があります。

また、新型コロナウイルスの影響を最も受けたのは医療関係者の方々ではないかと感じています。関係者の方々の身体的・精神的なご負担はもちろんですが、病院として資金的にも厳しい状況の中、聖マリアンナ医科大学病院と当会の共同事業である「勤務犬」の育成に向けて、皆さまのお力をお貸しいただきたいと思い、クラウドファンディングに挑戦させていただくことになりました。

いただいたご寄付は勤務犬3代目育成に掛かる費用(候補犬の導入費・飼育費・獣医療費、訓練&評価に掛かる人件費・交通費を含む)400万円に充てさせていただきます。

ご協力のほどよろしくお願いいたします!

▼動画で見るDI活動


介助犬1組の育成には240万円~300万円ほど費用がかかります。 みなさまのご支援をよろしくお願いします!