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路地裏旅行社: 一人で旅をする

●一人で旅をする

一人旅ではあなたは全く自由だし、独立していられる。何をしようが自由だ。自分のスケジュールに従って旅行することができ、自分自身で目的地や活動を決めることができる。

連れが荷物を詰めるのを待っている必要もないし、何かをしようと思ったとき、連れのことを考えなくてもすむ。どこへ行こうと、何をしようと、何日旅をしようと、いくら使おうと全くあなたの自由だ。

議論も妥協もなし。美術館で一日過ごすのも自由だし、本屋で半日立ち読みしていたって誰に気兼ねすることはない。旅の途中でふらっと海を見に行きたくなってもすぐ行くことが出来るんだ。

一人旅は何事も自由で何でも出来る。相手のことに気を使わなくて良いので気楽でいい。自分のペースで動けるし、気が向いたら好きなことが出来る。食べたいときに食べたいものを食べたいところで食べられる。リラックスしたいときにリラックスしたい場所でリラックス出来る。(それに、毎晩連れのいびきに悩まされることもないしね)

いざやってみると、思っていたよりことは簡単だ。世界はあなたにやさしい。人がこんなにも親切ですばらしいものか、と思わずにはいられないだろう。一人で旅をすると、人の心の温かさが身にしみる。

●一人で旅に出る

ふいに何もかもイヤになったとき、電話の音をこれ以上聞きたくなくなったとき、一人で旅をしよう。遠くの海辺の閑静なリゾートホテル、山の中の一軒宿の温泉。カバンに本とイアフォンを入れて2、3日何にもしない旅。こんな旅は一人に限る。

●自分を発見する旅

一人で旅をすると自己発見の機会がたくさんあることに気づく。自分自身と向き合い、自分の考え方や感情について考えることができるんだ。旅の途中、ふいに昔のことを思い出したり、全く新しいアイデアが浮かんできたりする。これも一人旅の得がたい利点だ。

一人旅では見知らない人からの親切が身に沁みる。一人旅には知らない街や国を訪れる喜びだけでなく、新しい自分を発見する喜びもまたあるのだ。

●一人旅は人を強くする

一人旅は個人的な体験である。誰も当てにせず自分だけが頼りの旅をしていると、全く新しい自分の一面を発見することがある。自分がどんどん強くなっていくのが解るだろう。だから昔の人は「可愛い子には旅をさせろ」と言ったのだ。この場合の旅はツアーでないことは言うまでもない。

●一人旅の喜び


一人で旅行していると多くの人に出会うことが出来るし、声を掛けられやすい。地元の人も旅人が一人だと声を掛けやすいし、実際一人旅では親切に食事に招待されたり、田舎では泊めてもらったりということもある。

一人で旅をしていると、道を聞く、宿を尋ねる、地元の人の話を聞く、そんな機会が多くなる。一人だとつい話も長くなる。知らない土地で知らない人に気軽に「こんにちわ」と挨拶が出来るようになるのも、一人旅だ。

一人旅では友達が出来やすい。同じ一人旅をしている者同士、会う機会も多いし仲良くなることも多い。それも一人旅の楽しみだ。

連れと旅をしているとどうしても相手のことが中心になって地元の人や新しく出会った人を忘れがちになる。旅で新しく出会った人よりも、連れと話をしている方が多くなってしまう。一人旅の方が、その地方、その町、その町の人に深くとけ込むことが出来るだろう。

●一人旅で人と話す

グループだといつも内輪で話しているので中々外からは声を掛けにくい。でも一人だとローカルの人も声を掛けやすいから、話しかけられることが多い。バスや列車の中では話しかけられることもしばしばだ。「どこから来た」「どこへ行く」「どこに泊まるんだ」と話しかけられる。

そんな時は世界中どこでも通用する「質問」をしてみよう。

 「ここの特別な食べものはなんですか」what is the special food here?
 「今の旬の食べものは何ですか」what is the food in season?

これは日本でも通用する「おいしいもの」を発見する魔法の質問だ。

間違いなくこの質問にはたくさんの答が返ってくる。そうしたら次の質問。

 「それはどこで食べられますか」where can I eat it? 



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