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【歩き遍路】傾向と対策 [巡拝] 納経帳

納経帳

(重さ243g)

御朱印をいただくのは御朱印帳ではなく、お遍路では「納経帳」という。歩き遍路は荷を軽く嵩も減らしたいので、A5版の小型コンパクトサイズのものをおすすめする。普通のお寺参り御朱印帳は小型なのだが、四国霊場の納経帳はB5版の大きさが通常サイズで、見た目大きくてずっしり重い。大型のものは車やバス遍路専用と思った方がいい。遍路宿で、大型の納経帳にして失敗したという声を何人かから聞いた。

納経帳(善通寺版)

納経帳の後ろには白紙ページがあり、八十八カ所以外の納経もいただけるようになっている。私は鯖大師、室戸の御蔵洞(あまり知られていないがここでも納経していただける)、志度寺の閻魔大王などの納経をいただいた。なお別格20霊場や奥の院は専用の納経帳がある。

納経帳の最後のページには住所、名前を書く欄がある。ここには忘れずに住所氏名電話番号を書いておく。八十番を過ぎたあたりから納経帳を盗まれるという被害が出ているそうだ。遍路宿でもそういう話を聞いた。いやな話だが、備えておくにこしたことはない。

私は七十五番善通寺から出立したので、善通寺専用の納経帳を購入した。善通寺は弘法大師誕生所なので、納経帳の1ページ目は特別に「弘法大師誕生所」となっている。

弘法大師誕生所印


御影帳

納経すると「御影」(おみえ)というご本尊が描かれたお札をいただける。これも毎回のことなのでけっこう貯まっていく。

御影入

私は透明クリアファイルを御影のサイズに切ってフォルダーとして使っていた。御影の専用フォルダーも売っているが、重いしかさばるので、軽いクリアフォルダーで十分だと思う。

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