なんと、この歳で知ったこと
この写真は、加工を加えている。だいたいはこんな顔であるけれど
家族の謎。私は赤ちゃんの頃の写真を見ると、髪の毛が茶色である。
くるくるへあーで、目が大きく、「ハーフなの?」とよく聞かれたそうだ。
こんなに鼻の低い外国人がいるか。とにかく外国人から好かれた。
歩いてるだけで「baby、sooooooo cute💛」とね。
姉は、外国顔だった。どっちかと言うと鼻が高くて美人。外人のような横顔。近寄りがたいイメージ。むやみやたらと笑わない。背が高い。
姉妹でありながら、全く似ていなかった。
そう、母も外人ぽっかった。私は母に似ていた。母も外人によく間違われていた。いや、どう見ても日本人でしょ、と思っていた。
父は、日本人。イケメンだった。その血を姉が引いたのだと私は思っていた。いや、家族全員そう思っていた。
ところがだ、面白半分で、去年、夫と、DNA検査で、性格とか、全部わかるみたいだからやってみヨーヨー。とひまな妻の私は勝手に応募して、
何万もするDNA検査を受けた。
忘れたころに、返事が来た。
夫は100%日本人。わーい、農耕民族だ。だからお肉食べるとおなか壊すんだよ~、とか言って笑っていた。
しかし、話すも真っ青、聞くも真っ青。びっくりこいて驚いた。
何と私は、クォーターだったのだ。欧米との。
45%日本人+15%欧米人。ってことはよ、母はハーフで、母の父親がアメリカ人だったらしい。母には兄がいた。映画から出てきたような外人顔のイケメンだった。
ママと全然似ていない。外人だと思っていた。
まつ毛なんて、ばさばさ音が出るくらい。カッコ良かった。私は近寄らない。姉はイケメン大好きでずっとそばにくっついていた。嫁になりたかったそうだ。
その結果を見て、そうか、外人が多く出るタイプ(優性遺伝なので第一子)、出ないタイプ(下の子
そして、姉が外人ぽいこと、私が茶色い髪なこと。
どういうこと?どうして言ってくれなかったんだ。
母は、もうこの世にいない。誰に聞けばいいんだ、母は知らなかったかもしれない。のんきだったから。
姉に一生懸命話したが、全く興味なさそう。「ふぅん」で終わった。
モヤモヤする。信じられない。
私こそが倭国民族の代表だと思っていたのだ。
なんということだ。この歳で知るなんて。
母の兄は大学を出てすぐにアメリカに行ってしまった。知っていたのだろう。ずっとアメリカで暮らして、アメリカで亡くなった。
しってたんなら、教えてほしかった。
人間、なにがあるかわからない。まじで。こわ。
英語が話せたら、ネイティブだったのにな、つまんな。
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