ニンジャスレイヤーのすすめ

 「ニンジャスレイヤー」というネット小説がある。名前をご存知の方も多いと思う。しかし、実際に内容まで踏み込んで知っているという人は驚くほど少ない。その割に、知った顔で揶揄する人が多く、私は非常にそれを残念に思う。それに、なんだか「素面」な顔をして、その揶揄に加担するのにももう疲れてしまった。要するに、私はニンジャスレイヤーにシリアスにハマっているのだ。
 ニンジャスレイヤーをきちんと読んだがつまらなかった、という人よりも、読んだことがないし、読もうとも思わなかった、という人のほうが多い(ように思われる)のはひとえにニンジャスレイヤーというコンテンツの責任ではなくて、ファン―"ニンジャヘッズ"と呼ばれる―の"布教活動"の至らぬところであると考える。
 そこで私は今回、ニンジャスレイヤーという一大サーガの魅力を皆さんにお伝えしようと、この記事を書くことにした。ちなみに、ニンジャスレイヤーは全編無料でインターネット上で読むことができる。途中で読みたくなった人のためにしつこくリンクを載せていくので、忌憚なくクリックしてもらいたい。なお、ニンジャスレイヤーは基本的には一話完結なので、どの順番でも楽しめるようになっている。リンク先は「ニンジャスレイヤーwiki」http://wikiwiki.jp/njslyr/ という非公式のwikiであるが、このwikiはコンテンツが充実しているうえ、登場人物から関連するエピソードにジャンプできる点も魅力的だ。気に入ったキャラクターが見つかったら、そのキャラクターが登場するエピソードを読んでみる、という楽しみ方もできる。「togetterまとめ」の項で#1から本編の文章にジャンプできる。
(ちなみに、@NJSLYRをフォローすることでタイムラインで連載中の作品を読むことができる。#njslyrタグなどで感想をリアルタイムで共有でき、そのライブ感もニンジャスレイヤーの醍醐味だったりする。私も、なんとなくフォローしていた@NJSLYRで流れてきた「レイズ・ザ・フラッグ・オブ・ヘイトレッド」を読んでアツい気持ちになり、#njslyrタグで一体感を感じたことで本格的にハマった。)
・「ニンジャスレイヤー」の人物
 さて、ニンジャスレイヤーはヒューマン・ドラマである。もちろん、ストーリーの大筋は復讐劇という形をとっているし、ところどころでは手に汗握るアクションや、時にはサスペンス、ミステリーの要素も顔を出すし、そのそれぞれが素晴らしい出来だ。しかし、ニンジャスレイヤーならではの要素というと、やはり「人間」であろうと思う。

 主人公は「フジキド・ケンジ」、またの名を「ニンジャスレイヤー」という。息子のトチノキ、妻のフユコとともにささやかな暮らしを営む善良なサラリーマンであったフジキドは、「ニンジャ」と呼ばれる超自然存在同士の抗争に巻き込まれ、妻子を失った。その理不尽に対する憤怒の中で、彼自身「ニンジャ」と化し、ニンジャを狩るニンジャ、「ニンジャスレイヤー」として、「ネオサイタマ」「キョート」といった未来の日本の大都市に巣食う悪のニンジャたちに対して、孤独な復讐を始めることになった。

 "「まさか実在していたとは。負け犬どもがでっち上げたケジメ逃れの方便とばかり」アーソンは鼻で笑った。ニンジャスレイヤーはジュー・ジツの構えをとった。「……安心せよ。オヌシもこのあと負け犬となる。私がオヌシのカラテを破り、殺すからだ」 9"
(「マシン・オブ・ヴェンジェンス」より)http://wikiwiki.jp/njslyr/?%A1%D6%A5%DE%A5%B7%A5%F3%A1%A6%A5%AA%A5%D6%A1%A6%A5%F4%A5%A7%A5%F3%A5%B8%A5%A7%A5%F3%A5%B9%A1%D7

 ニンジャスレイヤーの世界は抑圧と搾取、欺瞞と欲望に満ち溢れている。その末法の世において、健気に、時には無謀に立ち上がり、理不尽に抗う弱者たちのドラマは私達の胸を打つ。

"シゲトは見よう見まねの正拳突きを宙に繰り出した。「ヤベッ……」思いのほか、大きなシャウトが出てしまった。シゲトは恐る恐る陽炎を見やった。「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」ムーブは続いている。シゲトは深呼吸した。不思議な高揚感。「イ……イヤーッ!イヤーッ!」正拳!……正拳! 24"

"(((何をやってる?俺は!)))シゲトはほとんど苦笑しそうだった。だが、彼の身体は動き続けた。(((俺は何をやってる?)))その問いは、過去にまで遡った。ウマサマ、サイシ、コンビニ強盗……「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!」カラテ!カラテ!なんてバカな!彼は目に涙を溜めていた。26"
(「リヴィング・ウェル・イズ・ザ・ベスト・リベンジ」より) http://wikiwiki.jp/njslyr/?%A1%D6%A5%EA%A5%F4%A5%A3%A5%F3%A5%B0%A1%A6%A5%A6%A5%A7%A5%EB%A1%A6%A5%A4%A5%BA%A1%A6%A5%B6%A1%A6%A5%D9%A5%B9%A5%C8%A1%A6%A5%EA%A5%F4%A5%A7%A5%F3%A5%B8%A1%D7
 
"今どこかで、抑圧システムの壁に穴が穿たれんとしている!世界が揺り動かされようとしている!だが己を押し流そうとする人々は圧倒的無表情!ロックスターは涙にむせび、己の拳を見た。この衝動をどうすればいい!そして爪先を見た。そして上を見た。自分にはまだ武器が無い!敵の全貌も見えぬ! 84"

"『オイ、それは解放の旗!子供用の銃弾と無思考の麻薬をバラまく支配者共を怯えさせる、太陽の旗!人々、起きろ!』ロックスターは爆発的音楽に乗って跳ね、重金属酸性雨に抗うようにキツネ・サインを掲げた。高く、高く。そして視界の果てに、同じく突き出されるひとつのキツネ・サインを見た。 85"
(「レイズ・ザ・フラッグ・オブ・ヘイトレッド」より) http://wikiwiki.jp/njslyr/?%A1%D6%A5%EC%A5%A4%A5%BA%A1%A6%A5%B6%A1%A6%A5%D5%A5%E9%A5%C3%A5%B0%A1%A6%A5%AA%A5%D6%A1%A6%A5%D8%A5%A4%A5%C8%A5%EC%A5%C3%A5%C9%A1%D7

 抑圧される弱者と同じぐらい、搾取する側の悪役も魅力的だ。

"「ハイ、では、次は、あなたに決めました、わかりますね?」アゴニィが手近のリバースモヒカン・パンクスのアゴを右手でわしづかんだ。「ア……アイエエ……」恥も外聞もなく、そのパンクスは情けない悲鳴を漏らした。その眉間に、アゴニィは自分の体から引き抜いたタタミ針を……ナ、ナムアミダブツ!"

"「アイエエエエエエ!」リバースモヒカンパンクスは飛び出さんばかりに目を見開き、絶叫する。「イイーッ!」アゴニィは上体をのけぞらせ、感極まって痙攣した。「アーッ!あなたの苦痛! これでニンジャソウルが、とても湧いて来るんです!わかってください! さあ、二本目です!オ、オブジェ!」"
(「キックアウト・ザ・ニンジャ・マザーファッカー」より)http://wikiwiki.jp/njslyr/?%A1%D6%A5%AD%A5%C3%A5%AF%A5%A2%A5%A6%A5%C8%A1%A6%A5%B6%A1%A6%A5%CB%A5%F3%A5%B8%A5%E3%A1%A6%A5%DE%A5%B6%A1%BC%A5%D5%A5%A1%A5%C3%A5%AB%A1%BC%A1%D7

"「……なんと。入念にもほどがある重点攻撃で、実際オーバーキルと考えたのだが。これでは自信喪失だよ」闇の中、ニンジャスレイヤーの聴覚は接近する足音とイグゾーションの声を聞く。「原形を残しているとは。なんたるニンジャ耐久力か、ニンジャスレイヤー=サン」"
(「シー・ノー・イーヴル・ニンジャ」より)http://wikiwiki.jp/njslyr/?%A1%D6%A5%B7%A1%BC%A1%A6%A5%CE%A1%BC%A1%A6%A5%A4%A1%BC%A5%F4%A5%EB%A1%A6%A5%CB%A5%F3%A5%B8%A5%E3%A1%D7

 主人公サイド(?)にも非常に魅力的なキャラクターが多い。

 バトルボンズ(格闘僧)でありながらニンジャとなってしまった「アコライト」は、ニンジャでありながら厳しく己を律することのできる数少ないキャラクターである。

"「神では無いと」ニンジャスレイヤーは言った。「では信仰とは?救いとは?」「禅問答めいていますね」アコライトは静かに言った。「正直わかりません。私も未熟者だからです。私は、自ら戦うことだと考えています。それこそ、ブッダやオーディンに運命を預けるのではなく、自ら戦うことだと」 24"
(「ガントレット・ウィズ・フューリー」より)http://wikiwiki.jp/njslyr/?%A1%D6%A5%AC%A5%F3%A5%C8%A5%EC%A5%C3%A5%C8%A1%A6%A5%A6%A5%A3%A5%BA%A1%A6%A5%D5%A5%E5%A1%BC%A5%EA%A1%BC%A1%D7

 ゾンビーニンジャの「ジェノサイド」は敵として登場するが、たびたびニンジャスレイヤーとも共闘する。

"「俺は……」ゾンビーニンジャは両手の鎖付バズソーを回転させる。心地良い回転音が、彼の腐った耳の奥をくすぐった。「……ジェノサイドだ!」空を切り裂いて飛ぶバズソー!「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーはそれを潜り抜け、カラテを打ち込む!桜吹雪が彼らの死闘をフートンのように優しく包んだ!"
(「ゲイシャ・カラテ・シンカンセン・アンド・ヘル」より)http://wikiwiki.jp/njslyr/?%A1%D6%A5%B2%A5%A4%A5%B7%A5%E3%A1%A6%A5%AB%A5%E9%A5%C6%A1%A6%A5%B7%A5%F3%A5%AB%A5%F3%A5%BB%A5%F3%A1%A6%A5%A2%A5%F3%A5%C9%A1%A6%A5%D8%A5%EB%A1%D7

 第二の主人公であり、女子高生ニンジャの「ヤモト・コキ」は、戦いの中で仲間と出会い、成長していく。

"ヤモトは己のカタナを構えた。もとはクローンヤクザの持ち物だ。鍔が無く扱いにくいドス・ソード。ドス・ダガーよりは長いがカタナに比べれば短い。おぼつかない得物だ。サードアイが嗤う「お前には俺に勝るものが何も無し!斬ってやるぞ!」だが彼女の表情は決断的であった。「……やってみろ!」38"
(「スワン・ソング・サング・バイ・ア・フェイデッド・クロウ」より)http://wikiwiki.jp/njslyr/?%A1%D6%A5%B9%A5%EF%A5%F3%A1%A6%A5%BD%A5%F3%A5%B0%A1%A6%A5%B5%A5%F3%A5%B0%A1%A6%A5%D0%A5%A4%A1%A6%A5%A2%A1%A6%A5%D5%A5%A7%A5%A4%A5%C7%A5%C3%A5%C9%A1%A6%A5%AF%A5%ED%A5%A6%A1%D7

"「こっちだ!ついてこい!」ヤモトは亡霊を挑発しながら、電線ケーブルの上を駆ける。軽量級ニンジャのヤモトだからこそできる芸当だ。スペクターが追いすがる。下ではまだ激しい戦闘が続いている。(((見せてやるんだ。何ができるか。カラテが奪われても、アタイは空っぽじゃない))) 81"
(「サツバツ・ナイト・バイ・ナイト」より)http://wikiwiki.jp/njslyr/?%A1%D6%A5%B5%A5%C4%A5%D0%A5%C4%A1%A6%A5%CA%A5%A4%A5%C8%A1%A6%A5%D0%A5%A4%A1%A6%A5%CA%A5%A4%A5%C8%A1%D7 (このエピソードは第一部のヤモト編のエピソードを少なくとも読んでおいてから読むのがよい)

 以上のように、ニンジャスレイヤーはキャラクターが非常に魅力的な小説である。他にも様々な能力のニンジャや、様々な境遇の人物が登場する。私は、何よりまずはキャラクターから入るのがよいと思う。

http://wikiwiki.jp/njslyr/

 ちなみに私は、「シルバーキー」というキャラクターが特に気に入っている。第二部「キョート殺伐都市」でその名の通り鍵となるキャラクターだが、普段はニンジャのくせにヘタレなのに、決めるところはしっかり決めるところが特に格好いい。

・「ニンジャスレイヤー」の世界
 ニンジャスレイヤーはサイバーパンク小説である。世界観でいうと、攻殻機動隊とかブレードランナーに近い。
 これに関してはPVを見るのが手っ取り早いと思う。
http://youtu.be/qBEsDPHcucc
 しかし、単なるサイバーパンクでは終わらない。ニンジャスレイヤーの巧みな点は、現代日本社会を鋭くデフォルメしている点である。


 "「カチグミ」は組織の和を重んじるため、このような場においては、できるだけ均等な成績になるよう互いに気を遣わねばならない。万が一、2人のスコアの差が10:0だったら、10を得たほうは社内やネット上でムラハチにされるのである。ムラハチとは、陰湿な社会的リンチのことだ。"
(「キルゾーン・スモトリ」より)http://wikiwiki.jp/njslyr/?%A1%D6%A5%AD%A5%EB%A5%BE%A1%BC%A5%F3%A1%A6%A5%B9%A5%E2%A5%C8%A5%EA%A1%D7

"「エー、戦時下の特別体勢として、追加案件が議会を通過中です」とスモトリ。「オフィスワーカーの始業後1時間をマインドセット時間とみなし会社側は賃金を払う義務無しに。投票による労働時間の無駄を回避するため上長が代理で選挙投票可能に。最低労働年齢や電脳手術可能年齢の引き下げ……」 42"
(「レイズ・ザ・フラッグ・オブ・ヘイトレッド」より)http://wikiwiki.jp/njslyr/?%A1%D6%A5%EC%A5%A4%A5%BA%A1%A6%A5%B6%A1%A6%A5%D5%A5%E9%A5%C3%A5%B0%A1%A6%A5%AA%A5%D6%A1%A6%A5%D8%A5%A4%A5%C8%A5%EC%A5%C3%A5%C9%A1%D7

 他にも、「バリキドリンク」中毒に堕してしまう低賃金労働者、受験戦争や残業に追われるカチグミ=クラス、決断的に革命的闘争を志す「イッキ・ウチコワシ・クラン」など、時にフィクションといえど日本への洞察眼にドキッとさせられる。

http://wikiwiki.jp/njslyr/

・最後に、「ニンジャスレイヤー」の文体について
 確かに、「ニンジャスレイヤー」というと、やはりその特徴的な文体がフィーチャーされることが多い。「忍殺語」ともいわれる特徴的な文体は、時に揶揄の対象になる。

"ニンジャスレイヤーは眉一つ動かさず答えた。「ネズミは二度噛めばライオンをも倒す。すなわちアナフィラキシー・ショックなり」ポエット!平安ハイクと近代医学を融合させた見事な比喩だ!ラオモトは唸った。「減らず口ばかり叩くドブネズミめが……一つ聞いておくか。貴様の動機を話してみよ」"
(「ネオサイタマ・イン・フレイムス」「ダークダスク・ダーカードーン」より)
http://wikiwiki.jp/njslyr/?%A1%D6%A5%CD%A5%AA%A5%B5%A5%A4%A5%BF%A5%DE%A1%A6%A5%A4%A5%F3%A1%A6%A5%D5%A5%EC%A5%A4%A5%E0%A1%D7 (このエピソードは第一部の最終章なので、ここから読み始めるのはおすすめしない)

 確かに、間違った日本観に基づいているのは確かである。しかし、このようにまとまったエピソードとして読んでみるとどうだろうか。

"ホタルめいた火の粉が飛び交う。天井まで火が回り、飾られていたショドーやダルマが次々と落下してきた。クローンヤクザ軍団は丘の下から威嚇射撃を続けている。ニンジャスレイヤーは毒を飛ばすため座ってチャドー呼吸を行い、デッドムーンは薬物で覚醒しきったニューロンを使いハイクを詠んでいた。"
"BLAMBLAMBLAM!!!! 「ザッケンナコラー!」本堂に対するマシンガンの制圧射撃はなおも激しさを増し、クローンヤクザの怒声が不協和音を奏でる。そして後方から到着したバズーカ部隊の砲撃が容赦なくダルマ・テンプルを責め苛み……ナムアミダブツ! ついに本堂は大爆発を遂げたのだ!"
"だが、テンプルが紅蓮の火柱を上げて大爆発を起こす直前……その本堂の奥深くから重く静かな、しかし断固たる決意を秘めた掛け声が聞こえた! 「Wasshoi!」と! 直後、武装霊柩車のモニタから「脱出不能」の文字が消える! ニトロエンジンが火を噴く! 4つのヘッドライトが闇を切り裂く!"
"飛んだ! 満身創痍のネズミハヤイは、再びクロームシルバーの翼を広げ、デッドムーン・オン・ザ・レッドスカイを成す丘の上空を旋回したのだ! それは死の翼を持つ夜の怪物! ニトロエンジンの轟音! 乱射されるマシンガン! バズソーとダイヤモンド・カマ! タケヤリ! クローンヤクザの絶叫!"
(「デッドムーン・オン・ザ・レッドスカイ」より)http://wikiwiki.jp/njslyr/?%A1%D6%A5%C7%A5%C3%A5%C9%A5%E0%A1%BC%A5%F3%A1%A6%A5%AA%A5%F3%A1%A6%A5%B6%A1%A6%A5%EC%A5%C3%A5%C9%A5%B9%A5%AB%A5%A4%A1%D7

 非常に個性的で、少し読みにくいが、とにかく勢いが生まれていることは確かだろう。このような文体を断固として維持することによって、サイバーパンクと日本的なものの融合が推し進められるのみならず、全体のスピード感が単純化されている(たとえば、これらの表現が全て漢字で書かれていたらどうだろうか?)。純和風の文体が雅楽であるとすれば、これはいわばテクノハードコアといったところだろうか。

 忍殺語は最初は確かに笑えるものだが、慣れてくると心地よく感じてくる。結局のところこれはフィクションであり、「正しい」日本観に基づいている必要はそもそもないのである。むしろ、独自の世界観の構築に寄与しているということもできよう。また、先述したようにニンジャスレイヤーはコンテンツであると同時にコミュニティでもある。#njslyrタグを見てみると、ニンジャヘッズたちの一体感が文体を通して感じられるだろう。

http://wikiwiki.jp/njslyr/

・ようこそ、「ニンジャスレイヤー」の世界へ!

 「ニンジャスレイヤー」は、現在は全部で3部から構成される非常に長大なサーガである。
楽しみ方は最初に書いた通り人それぞれだが、まずは「マシン・オブ・ヴェンジェンス」http://wikiwiki.jp/njslyr/?%A1%D6%A5%DE%A5%B7%A5%F3%A1%A6%A5%AA%A5%D6%A1%A6%A5%F4%A5%A7%A5%F3%A5%B8%A5%A7%A5%F3%A5%B9%A1%D7 がニュービーにとっても読みやすく、ここから入るのがオーソドックスであるように思う。
 もちろん、今まで挙げてきたエピソードから入るのも手である。また、エピソード人気投票の上位のものから読み進めるのもよい。ただし、これらのエピソードは前提として読んでおいたほうがよい他のエピソードを伴うことがあるので、wikiで適宜確認するとより楽しめる。

 @NJSLYR、#njslyrなどのツイッター配信を楽しむのも醍醐味だ。

 物理書籍だけではなく、漫画版http://wikiwiki.jp/njslyr/?%A5%CB%A5%F3%A5%B8%A5%E3%A5%B9%A5%EC%A5%A4%A5%E4%A1%BC%A1%CA%A5%B3%A5%DF%A5%AB%A5%E9%A5%A4%A5%BA%C8%C7%A1%CB 、ドラマCD、アニメ化など積極的にメディア展開をしているが、まずはネット連載の小説かあるいは漫画を読むことを強くおすすめする。特に物理書籍はある意味お布施みたいなものなので、ニュービーが入るには適さない(厚いし、読みにくい)

 それでは、インストラクションは以上です!ニンジャスレイヤーの世界へようこそ!

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