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「朝の会 帰りの会」について part3

前回 前々回と「朝の会 帰りの会」というテーマでお話させて頂いています。こちらからご覧頂けると嬉しいです。


朝の会の役割として
①出欠や健康状態の確認
②一日の活動の見通し
③一日の目標の確認
④授業へのウォーミングアップ
⑤授業で必要とさせる、あるいは授業で補完しにくい能力の育成
をピックアップしました。
ここでは、④~についてお話させて頂きます。

④授業へのウォーミングアップです。子どもたちは、学校に来たからといっていきなり授業モードに 切り替わるわけではありません。家庭で様々な背景を抱えた児童が学校にやってきます。そんな子ども たちを授業モードに切り替える活動を設定することも考えられます。例えば、気持ちのウォーミングア ップとして、お互いの昨日のことを質問し合ったり、今日頑張りたいことを伝えあったりなどするコミ ュニケーションの活動があります。また、学習のウォーミングアップとしては、現在学んでいる内容の 簡単なクイズを出したり(子どもたちが考えて、出題するといった形式もあります)、連絡帳を聴写したり、朝に声を揃えて歌を歌ったりなどがあります。

⑤最後に、児童の能力育成という視点でのプログラムについてです。先に挙げた連絡帳の聴写や学習 内容のクイズ、歌などはここの項目にも重なります。また、非認知能力の育成としてビジョントレーニ ング(眼の運動)を行ったり、体幹や筋力を鍛えるための簡単な運動を行ったりすることが考えられます。また、交代でスピーチなど言語活動を設定して、能力を育成することもあります。その他にも、毎日継続させたい簡単な内容の活動を設定すると効果的です。

次回は、これらを組み合わせた簡単なメニューや参考文献などをご紹介致します。最後まで読んで頂きありがとうございました。

授業てらす 2期生 けいすけ


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