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君たちはどう学ぶか

今や生涯学習という言葉がはやるほどに、みーんな勉強しています。

学生はそれが本分、というか学生としての”意味”なワケですからともかく、大人になっても「リスキリング」だの「資格の勉強」だの「TOEIC」だの「簿記検定」だの、、、、


みんな勉強しすぎだって!腰いわすぞ。

いや、いいんですけどね勉強自体は。
自らをより高めようとするその心意気、あっぱれなものです。
危機感ニキことジョージ君もきっと褒めてくれるはずです。

ただ私が「気に入らねぇ~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!」と思うやつがあるんです。毎回こんな話で申し訳ないですが。

で、それが「おしゃれに勉強する。」

アレです、アレ。なんかで観たことないですか?
いい感じのゆるめの服を着て、それ暗くないの?!みたいな照明をたいて、たっかそぉなお菓子を脇に置いて、それでもってタイムラプスにするアレですよ!

すごいきれいにノート書いて、びっしり埋めて、コーヒーを淹れて、ゆるめのBGMもしくはやる気の出そうな音楽をはめてるアレです!

あとスタバで勉強するやつ!



もうやめたまえ、そんなことは。
それが君にとって本当に最も効率的に成果を出す方法であるならば異議を唱えるつもりはない。ただ、人に見せる用にそれをとったりすることや、ちょっと気分が上がるからと言っておしゃれなカフェで勉強するのはよしなさい。

なぜか。

勉強なんてできたもんじゃないからです。そんな環境では。もしくはできた気になっているだけ、スタプラの勉強時間のグラフをただ伸ばし、いたずらに時間とルーズリーフとインクと体力を消費しただけです。

勉強のやり方が人それぞれ違うのは当然ですよ。もちろん。
人それぞれ伸びやすい勉強っていうのは違います。でもそれはもっとピントを深くしたときの話です。どんな参考書がいいか、何をどんな順序で勉強していったらいいのか、復習のタイミングとかです。
それと違って勉強するべき場所というものの選択肢は大してありません。図書館、自習室、自習スペース、自宅、もしくは教室、以上です。

そこでいっぱい集中して勉強することだけが、望む力を手に入れる唯一の方法なワケで。
隙間時間もあんまり意味ないです。

*今更ですが、頭を使わない作業を進めるだけなら別に何でもいいと思う

べつにほかのことにもいえるんですよね。

料理がうまくなるためには、実際にキッチンに立って料理する経験が多ければ多いほど、フィードバックも増えて、料理の技術は向上します。
スポーツがうまくなるためには、実際にそのスポーツを正しい方法で、整備された練習場で練習して、経験を積んでうまくなるわけです。

成績を上げるためには、さっきあげたような場所でひたすら勉強することしか方法はありません。
そこに、「人に後でみせるため」みたいな目的を持たないほうがいい。「おしゃれな気分でやりたい」みたいなのは必要ないんです。

キッチンに立って料理の練習する過程を人に見せる人がいますか?普段のスポーツの練習を撮る人がいますか?
そうではなくて、目的はおいしい料理を食べたり振る舞ったりすること、大会などでよりよい結果を出すことなのです。
同じように、勉強とは身につけた知識、技能を研究や仕事で発揮することが目的なのです。

目標までの過程を楽しむなと言うわけではありません。別に楽しむのは構わない。でも過程はメインじゃないということを、気にしておいた方が良い。

「伏線を張っている」段階に過ぎないのです。
いつのまにか、過程が目的化することはよくあることです。
でも、それってどうなんでしょう。あんまり、かっこよくはないのかなと思う次第です。

文句ばっかりでごめんね。おしまい。


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